オーストラリアでパスポートを無くした!再発行の方法は?費用は?

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海外ではパスポートは命の次に大事、なんてよく言いますよね。日本のパスポートって、悪い人たちのあいだで高値で売買されるらしいですよ。

そんなこととは露知らず、筆者がはオーストラリアでワーホリ中にその大事な大事なパスポートを紛失してしまい、人生最大のパニックに陥りました。

そんな実体験を元に、パスポートの再発行の仕方をまとめてみましたので万が一のときには是非参考にして下さい。

はじめに

パスポート

この記事はパスポート再発行の手順についてご紹介していきます。

数日〜数週間程度の短期の旅行中に紛失してしまった方は、再発行の代わりにオーストラリア国内にある日本大使館・領事館に連絡して「帰国のための渡航書」を発行してもらって下さい。

この書類をもらえばパスポートを再発行しなくても日本に帰ることができます。

その他の、オーストラリアにしばらく滞在する予定がある、もしくは短期滞在だけど日本に帰る前に他の国にも立ち寄る予定がある方はパスポートを再発行する必要があります。

再発行には戸籍謄本を日本から取り寄せる必要があるので、最短でも2週間はかかるとみて下さい。

パスポート再発行の手順としては

  1. 警察に連絡
  2. 本籍のある市町村に連絡し戸籍謄本を取り寄せる
  3. 戸籍謄本が届いたら大使館・領事館に紛失届と再発行届けを提出
  4. 証明写真を撮る
  5. 大使館・領事館にパスポートを取りに行く
  6. ビザのステータスを更新するため移民局に行くか郵便で届け出を出す

以上6つのステップがあります。

ステップ1〜まずは警察に行く〜

警察家にも職場にも学校にも友達の家にも、どこにもパスポートが無いことを確認したら、最寄りの交番に落し物として届いて無いかを確認しに行きましょう。英語が話せる人は警察の落し物専用のコールセンターに電話すれば確認してもらえます。

電話番号は「Lost property」や「Lost and found」で検索すると出てくると思いますが、もしどうしてもコールセンターの電話番号が見つからなかった場合は、各州の警察本部のホームページに緊急じゃない要件用の電話番号が載っていますので、そちらに電話して問い合わせて下さい。

その際、氏名や紛失した日時、紛失したと思われる場所などを質問されますので、英語で言えるようにしておきましょう。

問い合わせた結果、パスポートが届いてないと言われたら、「パスポートを再発行するからEvent numberを教えて下さい」と伝えましょう。

Event numberと言うのは、この事件についての管理番号のことです。州によっては「Incident number」と言う場合もあります。

問い合わせる際は「Can I please get the event/incident number for the report of my lost passport? I need it to have a new passport made.」と言えばevent/incident number を教えてくれます。

もしくは「I want the event/incident number.」だけでも通じるでしょう。

再発行を申し込む際、申し込み用紙に必ずこのevent/incident numberを記入しなくてはいけないので、聞いたら必ずメモして無くさないように保管して下さい。

警察ですることは、

  1. パスポートが落とし物として届いていないかを確認
  2. 届いていなければevent/incidentnumberを発行してもらう

この2点です。

ステップ2〜戸籍謄本を取り寄せる〜

次に、自分の本籍のある市町村の役所に連絡し「戸籍謄本」を取り寄せます。「戸籍抄本」ではありません、必ず「戸籍謄本」を貰って下さい。家族に頼める人は最寄りの役所に取りに行ってもらいましょう。

頼める人がいない場合は、役所に電話もしくはメールで連絡して、戸籍謄本を海外に郵送してほしいと伝えて下さい。

海外への戸籍謄本の発送は対応不可の市町村もあるのですが、筆者の地元はOKでした。

取り寄せの際は、戸籍謄本がほしい旨を一筆書いた紙と、身分証明書のコピー(免許証、キャッシュカード、学生証など)、返信用のエアメールの封筒、戸籍謄本の発行代と返信用の切手代を日本円で同封して郵便局からエアメールで送りましょう。

日本への郵送料金はコチラでご確認下さい。

国際郵便の料金(Australian post):https://auspost.com.au/

コピーは郵便局の人に頼めば取ってくれますし、もし日本円が手元になければ郵便局によっては外貨両替所が併設されていますのでそこで両替しましょう。

切手代の小銭が無い場合は、大体の自治体はお札を入れて送るとお釣り分を切手にして返してくれますのでご安心を。

ステップ3〜証明写真を撮ろう〜

写真撮影戸籍謄本の到着を待っている間にパスポート用の証明写真を撮影しましょう。

安く済ませたいならOffice worksへ。$14くらいで4枚分撮ってくれます。画質は良くはありません。しかし少なくともシドニーにはこれより安く証明写真を撮れるところは無いと思われます。

Office worksの場合、店舗によっては証明写真を取り扱っていませんので、事前にホームページや電話で確認しましょう。

撮影を頼むときは「Can you take a photo for a passport for me, please?」と言うと店員さんが椅子まで連れってってくれ、撮影してくれます。

撮影したら「Which country?」と聞かれるので「Japan」と答えましょう。そうすると店員さんが日本のパスポートのサイズにして写真を印刷してくれます。

もうちょっと予算に余裕があるならフジカラーに行けば$20で撮ってくれます。写りはOffice worksより良いです。郵便局でも局によっては撮影してくれますので聞いてみて下さい。

ステップ4〜日本大使館・領事館に申請〜

戸籍謄本が手元に届いたら大使館もしくは領事館に出向いて、紛失届と再発行願いを提出します。

閉館ギリギリに行くと対応してくれませんので、時間に余裕を持って行きましょう。また、館内は携帯電話の電源は切らないといけませんのでご注意を。

届け出を提出したら「◯月◯日に出来上がるので、必ず本人が取りに来て下さい」という旨のメモをくれますので無くさないようにして下さい。料金は受け取る際に支払います。

もし、ものすごく遠方に住んでいて大使館・領事館に行けない場合は、その旨を電話で連絡すれば相談に乗ってくれるかもしれません。

そして、受け渡し日が来たら必ず本人が取りに行きます。例え赤ちゃんでも、本人がいないと受けとることはできません。

料金を支払ってパスポートを受けとったら、次は大使館・領事館の職員の人と面談をし、海外での生活について30分ほど注意を受けます。

ステップ5〜ビザのステータスを更新する〜

飛行機

そしてパスポート再発行最後のステップがビザのステータスの更新です。

あなたのビザには無くしたパスポートの番号が登録されたままになっています。なのでパスポート番号を最新のものに更新する必要があるんです。

このステップを忘れてもオーストラリアから出国することは可能ですが、ビザに登録されているパスポート番号と手元にあるパスポート番号が違うと、現在お持ちのビザの有効期限が切れるまでオーストラリアに再入国することができなくなるのでご注意下さい。

通常、ビザのステータスは移民局のウェブサイト上から更新できますが、パスポートを紛失した、または盗難にあった場合は移民局のホームページから929フォームをプリントアウトして移民局に送付するか直接持ち込む必要があります。

オーストラリア移民局 ビザの住所やパスポート番号の変更について:https://www.border.gov.au/

929フォーム:http://www.border.gov.au/

直接持ち込む場合は移民局の総合受付の人に用件を伝えれば受け取ってくれます。手続きには10営業日かかるそうですが、移民法は頻繁に変更されるので都度確認しましょう。筆者の場合は10営業日丸々かかって、ようやく更新されました。

最後に、ビザ情報の更新が済んだら帰りの航空券を購入済みの方は航空会社にパスポート番号が変わった旨を連絡しましょう。

まとめ

以上がパスポート再発行までの流れです。パスポートひとつ無くしただけで、郵便局やら移民局やら写真屋さんやら、あちこち出かけないといけなくなり、時間もお金もかかってとても面倒なことになります。

オーストラリアではパスポートを持ち歩く必要はありません。大事に保管し、無くさないように気をつけましょう。

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