台湾のお土産で最も人気があるものの1つがお茶です。
実際、台湾では街のいたるところでお茶を販売しています。お茶の種類もさまざまで、何を買っていいのか迷ってしまうかもしれません。一言でお茶といっても台湾のお茶にはいろいろな特徴があります。
そこで、今回はおすすめの台湾茶7選をご紹介します。
阿里山高山烏龍茶
台湾嘉義縣にある阿里山で生産されたお茶は、台湾の高山茶を代表するお茶です。
一般的に標高1,000m以上で生産されたお茶を高山茶と呼びます。阿里山茶の茶園の標高は約1,000m~1,500m、朝晩の気温の差が激しく、厳しい自然環境の中でお茶を育成させるため、甘くさわやかな花の香りと、渋みのない阿里山特有の芳醇なやさしい甘さがあります。飲むと気分がとてもリフレッシュします。
香りを楽しむために、90℃~95℃の高温で淹れると美味しくいただけます。
凍頂烏龍茶
台湾南投県鹿谷郷の凍頂山で栽培されたことが始まりとされる、台湾を代表する烏龍茶です。
茶園の標高は約300m~800mで、烏龍茶の中でも発酵度が低く、花のような香りとまろやかな味が特徴です。固く丸まった球状の茶葉が特徴です。
東方美人茶
主に台湾の新竹や苗栗地区で栽培されるお茶で、新芽の白い茶葉が入っていることから白毫烏龍茶とも呼ばれています。
ウンカという害虫に汁を吸わせた茶葉を発酵させて作るため、農薬を使わない有機茶としても知られています。
烏龍茶ですが発酵度が約70%と高く、紅茶に近い華やかな味わいで、ウンカが吸った茶葉の独特な蜜の香りを楽しめます。
木柵鉄観音
台北市の木柵地区で生産されるお茶で、発酵度約30%~50%と烏龍茶の中では中発酵に分類されます。
しっかりと焙煎されているため、香ばしさのなかにカカオのような香りがあり、濃厚な中に甘さのある味を楽しめるお茶です。
さて、ここからは台湾の紅茶をご紹介します。
実はあまり知られていませんが、台湾では各地で紅茶を生産しており、今とても人気があります。お土産としてもおすすめですよ。
蜜香紅茶
東方美人茶と同様、ウンカが吸った茶葉を使用した全発酵の紅茶です。
甘く芳醇な味わいと、ウンカによる独特の蜜の香りが特徴で、クセがなく初心者でも非常に飲みやすいお茶です。
紅玉紅茶
台湾で研究開発した品種の一つで「台茶十八號」とも呼ばれています。
煎れた時の淡いシナモンの香りと、飲んだ時のミントのさっぱりとした味わいが特徴の紅茶で、クセになる美味しさです。
日月潭アッサム紅茶
台湾でアッサム紅茶?と驚かれる方もいらっしゃると思いますが、日月潭という美しい湖のある台湾南投県魚池郷地域は、インドのアッサムとほぼ同緯度に位置しており、アッサム紅茶の栽培に非常に適しています。
そのため、インドのアッサムの茶葉を改良した品種「台茶8号」を生産しています。紅茶の芳醇な香りとコクを楽しめ、ミルクティーに最適です。
台湾茶を買うときの注意
台湾茶を買う際は、なるべくお土産店で買うのは避けていただきたいです。なぜなら、100%台湾産のお茶ではない可能性が高いからです。
時間の余裕があれば、いろいろなお茶屋さんをまわって気になるお茶をぜひ試飲してみてください。
お茶を美味しく飲むためには、茶器があるとより美味しさを感じることができます。「台湾の陶器の街「鶯歌(インガー)」でお気に入りの茶器を手に入れよう」では陶器について紹介しています。
まとめ
特に高山烏龍茶はピンからキリまであるので、値段の安いお茶から順に高いお茶を試飲してみると、品質の違いが分かり、自分に合ったお茶を購入することができます。
台湾独特の気候、自然環境、そして伝統的な技術によって作られた素晴らしい台湾茶をぜひ台湾で味わってくださいね。
次の記事、「台湾のお土産はスーパーマーケットで!在住歴15年のベテランが教える安くても喜ばれるお土産15選」では台湾のベテランが失敗しないお土産についてご紹介します。
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