シンガポールでなければならなかった3つの理由【体験談】

マーライオン シンガポールでの働き方

海外で働いてみたい。そんな漠然とした憧れを持つ人は多いのではないでしょうか?

一口に海外と言っても、北米、ヨーロッパ、アジアなど、エリアによっても国によっても違いがありますよね。調べていくうちに自分が働きたい国は果たしてどこなのか、見当がつかなくなってしまったという方もいると思います。

私も最初は漠然とした思いから海外転職を目指し、行き先をシンガポールに決め、実際にシンガポールで働くことになりました。では、なぜシンガポールを選んだのか、その理由についてご紹介します。

海外で働くなら国選びこそ重要な第一歩

どの国で就職するのか、その決断によって現地での働き方や暮らし方は大きく違ってきます。

希望する求人があるか、どんな人達と仕事をするのか、気候はどうか、現地の食事は身体に合いそうか……。あとで「こんなはずじゃなかった」とならないためにも、さまざまなポイントについて入念な下調べが必須です。

例えば、シンガポールについて見てみると……

  • 住居

国土面積が東京の23区程度のためか、一人暮らし用のマンションは少ないです。家賃も東京以上に高いので、単身ならルームシェアして生活するのが主流です。

  • 食事

周りのアジアの国に比べると割高で、特にお酒は日本の1.5倍から2倍近く高い感覚です。

  • ビザ

就労ビザ取得のハードルは高いです。学歴やスキルと給与のバランスを見て国が発行しますが、年々基準が厳しくなっています。

国・地域選びにあたっては、このような項目や現地の雇用状況なども調べた上で「本当にここで働きたいのか」をもう一度自分に問いかけてみてください。海外向けの転職サイトに登録し、コンサルタントに相談するのも良いでしょう。

私が選んだシンガポール転職にはいくつものハードルがありました。それでもシンガポールに決めたのはなぜか。考えに考えて見つけた、シンガポールでなければならない3つの理由を紹介していきます。

シンガポールを選んだ理由1. 英語と中国語を極めたい

シンガポール

自分の英語力に対する物足りなさ

大学卒業後、航空関係の仕事に従事していた私は、業務の中で外国人の同僚やお客様と接する機会が多くありました。

仕事に必要な英語は最低限学んでいたものの、やはり想定外の話になると戸惑う場面もあり、「仕事に必要な英語」しか使えない自分に気づきました。自分の英語力に物足りなさを覚えていたのです。

海外旅行の時もそうでした。現地の方々ともっと上手に話ができたら、もっと楽しい思い出になるはずなのに……と。

英語を自由自在に話し、どんな場面でもスムーズにコミュニケーションできるようになりたい。日に日にその思いがふくらんでいました。

中国語も話せるようになりたい

英語のほかに、中国語にも興味がありました。私は海外・国内問わず、外国人の方によく中国語で話しかけられます。きっと、私の見た目と雰囲気が中国語を話す方々には身近に映るのでしょう。

せっかく話しかけてくれているのに、何も答えられない自分。それが情けなく、そんなことを何度も経験するうちに、中国語への熱も高まっていました。

2つの言語が同時に学べるシンガポール

「英語と中国語をマスターすれば最強」と言われるように、これからの世の中でこの2か国語のスキルが強力な武器になることは間違いありません。それなら、シンガポールです。

英語と中国語ができれば、ビジネスの幅が広がるだけでなく、世界の約30億人とコミュニケーションが取れるのです。夢のような話ではないでしょうか。

シンガポールを選んだ理由2. 経済発展の理由を知りたい

シンガポールは2016年の1人当たりGDPが約51,000USD(約570万円)と、国民の経済力が高い国です。※日本は約38,000USD(約426万円)、1USドル=約112円(2017年7月)

今や国のシンボルとなっているマリーナ・ベイ・サンズが2010年に建ち、同年セントーサ島の大型リゾート施設も完成して観光客を惹きつけています。建国52年にして信じられないくらいの目覚ましい発展を遂げています。

小さい国でありながら、目を見張る勢いで発展を遂げてきた秘訣は何なのか。そこに興味があり、実際に現地で生活すれば理由がわかるはずだと考えたのです。

シンガポールを選んだ理由3. 多様な文化に触れたい

シンガポール

シンガポールには、世界中の企業がアジア・オセアニア地区の拠点としてオフィスを置いています。

また、シンガポールは中華系約70%、マレー系約10%、インド系約10%の人々で構成される多国籍な社会です。街なかには英語、中国語、マレー語、タミル語それぞれの案内表示があり、観光地としても有名なチャイナタウン、リトルインディア、アラブストリートなどそれぞれのルーツに根付いた地区もあります。

オフィス街でも住宅街でもショッピングモールでも、辺りを見渡せばこれらの多様な人々がルーツを越えて共存している地。私にとってシンガポールは、アジアはもちろん世界中の人と文化に出会える、とてもエネルギッシュな国に映ったのです。

海外就職先選びで大切なのはその国に対する強い思い

私の場合、シンガポールは憧れの国でした。それが海外転職成功のポイントだったと思います。

若い頃の両親がシンガポールを訪れた時の写真を私は小さい頃から眺めていました。そのため、いつか自分もシンガポールに行きたいという思いが実はずっと心の底にあったのです。

海外生活を続けていくには、その場所に何かひとつでも強い思い入れがないと簡単に心が折れてしまいます。働いてみたい国に対して情熱を持てるか、その国が好きか。じっくり考えてみて、心が躍るような理由が見つかれば、強い意志を持って海外生活を続けられるはずです。

シンガポールがおすすめ

シンガポール

シンガポールは、他のアジア諸国に比べると多様性豊かな国です。そのため、私たちのような外国人が現地の人に交じって暮らすことにとても寛容です。

また、英語と中国語が飛び交い、努力さえすれば習得がかなう環境です。周辺アジア諸国のニュースも日常的に見聞きでき、世の中の動きをアジア圏へと範囲を広げて捉えることもできます。

そして何より、現地に住んでいる人との交流を持ち、これまで知らなかった中華系、マレー系、インド系など、想像以上のさまざまな文化や習慣を知ることができるのが大きな魅力です。

この場所だけで世界とつながることができる。それが、海外就職先としておすすめの理由です。

まとめ〜考え抜いた末の選択に間違いはなかった

シンガポールで生活していると「どうしてシンガポールに来たの?」という質問をよく受けます。上で紹介した理由を伝えると、なるほどね、とうなずいてもらえます。

その後、必ず「シンガポールは好き?」と聞かれるのですが、今、迷わず「Yes!」と答えることができています。シンガポールの良いところも厳しいところも考え抜いた上で、シンガポールを選んで間違いはなかった!と思えます。

これから海外へ飛び立とうとする方が、明確な目標のもとで希望に沿った選択をするためのヒントになればうれしいです。

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