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シンガポールの給与事情!日系商社で働く現地採用社員の給与と気になる生活費

シンガポール

このページを開いてくださった方の中には、シンガポールで働いてみたい!シンガポールへ転職したい!と考えている人も多いと思います。どのくらいお給料がもらえて、どんな部屋に住めて、どんな生活ができるのかは気になるところですよね。

シンガポールで仕事をしてみたいけれど収入面が心配、暮らしていけるのかしらという方に、シンガポールで現地採用社員として働いていた私の給与事情、暮らして分かった生活費や税金のことなどをご紹介します。

※1シンガポールドル=約80円

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目次

シンガポールでもらえる給与はどのくらい?

シンガポールドル

私は日系ベンチャー商社にて、海外営業兼シンガポールオフィス設立サポートのセールスマネージャーをしていました。

基本的にはオフィスで事務作業と日本本社の顧客との商談をするという仕事内容で、必要があれば海外出張が入ります。ただ、海外といっても飛行機で1~3時間程度の移動なのでまったく苦にはなりませんでした。

このような業務で月給3,800 SGD (シンガポールドル)、日本円にして約30万円です。毎月小切手での支払いなので、額面そのままを受け取ることができます。

ここから税金を支払うのですが、税金については後述します。

交通費や住宅手当などはなし

交通費補助や住宅手当などはなく、3,800 SGDにすべて込みです。従って3,800 SGDで毎月やりくりすることになります。

ただ、福利厚生の一環として医療費は実費請求ができ、医療費の自己負担は実質ありませんでした。

なお、私は経験者ではなく、ほぼ新卒という状況でこの給与となります。経験者であれば額はかなり違ってくるのだと思います。

ポジションや雇用形態によって異なる給与

現地の人の平均月収は、事務担当で2,000 SGD程(約16万円)、責任者クラスで3,000 SGD(約24万円)とポジションによってさまざまです。

日本人で現地採用されてシンガポールで勤務を開始する場合、月給3,500 SGD(約28万円)前後、日本から駐在員として派遣される場合は10,000 SGD程(約80万円)が相場だそうです。駐在員の給与は現地採用の私のそれとはかなりの開きがありました

シンガポール就職するなら現地採用だけでなく、給与や待遇の良い海外駐在員をねらう方法もあるということをお忘れなく。

シンガポールで必要な生活費はどのくらい?

レストラン

居住費

どこの国でも事情は同じだと思いますが、シンガポールでも生活費の中で最も占める割合が高いのは居住費です。

私はコンドミニアムという、プールとジム付きのアパートでルームシェアをしており、月900 SGD(約7万2000円)で1部屋。キッチン、リビングルーム、バスルーム共有でした。

お手伝いさんを雇うのが一般的

シンガポールではお手伝いさんを雇う慣習があり、私も週に1度は掃除や洗濯をお願いしていました。そのため、家事をする必要性はほとんどありません。

料理をしなくなると買い物へ行かずに済む上、家事もしなくてよいので、時間にゆとりができます。その分は、スポーツや中国語レッスン、周辺諸外国への旅行などにあてていました。

交通費

小さい国なので車を所有する必要がなく、タクシーも比較的安く利用できるため車は持っていませんでした。

シンガポールで車の購入をするとしたら、日本で購入する3倍程度のコストがかかるそうです。そのため、大半の日本人は車なしの生活を送っていました。

食費

外食をしてもシンガポールでは比較的安価に抑えられるのが特徴です。あちこちにあるフードコートで食事をすれば、1食あたり3~10 SGD(約240〜800円)程度。いろいろな国の安くておいしい料理にありつけます。

フードコート

シンガポールは外食文化ということもあり、私も自炊をすることはほとんどありませんでした。そのため、キッチンを共有するルームシェアでも問題なく生活できたのだと思います。

なお、日本料理店や高級レストランへ行くとなると1食あたり約50 SGD(約4000円)かかることになります。

アルコールの価格にご注意

シンガポールはアルコール税がとても高く、ビール1杯の値段に驚くことも多いと思います。ワインボトルも1本30 SGD前後(約2400円)、外食してお酒を飲むとお会計時に驚くことになります。

ただ私の場合、浴びるようにお酒を飲む機会はあまりありませんでした。週に数回の飲み会程度であれば家計に大きな影響を与えることはないでしょう。

シンガポールの所得税とAWS(The Annual Wage Supplement)

シンガポールでも所得税は課されます。

所得税申告や納付は個人で行います。そのため、給与のうち税金として支払う分は計画的に残しておく必要があります。

所得税分の追加給与を支給?AWSとは

シンガポールには、年間13カ月分の給与を保証するAWS(The Annual Wage Supplement)という制度があり、AWSを適用している企業であれば1カ月分の追加の給与が年末から旧正月前後に支払われます。

このAWSですが、どうやら所得税をきちんと納付させることを目的としているようです。

日本なら貯金する人が多く、給与を全部使ってしまうことはほとんどないと思います。ですが、AWSのような制度が存在するということは、シンガポール人は給与を使い切ってしまうのかもしれませんね。

AWSは義務ではないので、会社毎に判断が異なります。私の場合はAWSのない給与体系だったので、翌年支払うだろうと予測した所得税分を貯金していました。

シンガポール現地採用社員の私の貯金は月々約10万円

シンガポール

常夏の国シンガポールでは、服は通年同じものを着ることができます。従って、服飾にかける金額は大幅に減りました。衣食住すべて合わせても給与の半分ほどで収まり、月々10万円近く貯金できていました

それでも年に1回日本へ一時帰国し、年に数回東南アジアへの旅行も楽しめていたので、シンガポールで現地採用社員として働き、暮らしていけることはお分かりになると思います。

ただし、家族で移住となると1部屋で暮らしていくのは難しいと思うので、住居費が倍以上かかることになります。

まとめ〜ほぼ新卒でもゆとりある暮らしができる

現地採用社員として一般的な水準の給与がもらえ独身であれば、シンガポールで問題なく生活できます。私のようにほぼ新卒であっても、とても楽しく、そしてゆとりのある生活を送ることができ、仕事以外でもたくさんの経験をすることができたんです。

シンガポールは物価が高いといわれていますが、シェアすれば住居費は安く済みます。独身のうちにシンガポールでお仕事してみるのはいかがでしょうか。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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