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シンガポールでキャリアアップするには?転職で理想の仕事を見つける方法

転職成功

一つの会社に就職した後、他の会社も経験してキャリアを積みたいというのは多くの人が考えることではないでしょうか。

私が働くシンガポールでは転職が一般的で、日本人の転職のハードルも比較的低くなってきています。日系・非日系企業ともに日本人求人は多いです。

ここでは、私のシンガポール転職経験を交えながら、シンガポール転職でのキャリアアップについてご紹介します。すでにシンガポールで働いている方はもちろん、シンガポールへの転職を考えている方へも一歩を踏み出すお手伝いができればと思います。

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目次

シンガポールではキャリアを積むには?

ビジネス

転職が当たり前

シンガポールで一度でも働けば、シンガポール国内はもちろん、周辺東南アジア各国、英語圏諸外国での転職も有利になります。

それはシンガポールが、東南アジアでは数少ない、英語を公用語としている国だからです。そこで働いた経験があるということは、つまり世界で通用するとみなされるのです。

勤続3年で転職検討、引き抜きも盛ん

シンガポールでは勤続が3年になるころには、キャリアアップと給与アップをねらい転職先を探し始めるのが一般的です。

シンガポール人、マレーシア人を筆頭に周辺各国や欧米諸国の出身者たちは2~3年で転職を繰り返します。そして私達日本人にも、転職しながらキャリアアップするための扉は開かれています

常にキャリアアップをねらうのが自然なことなので、転職を問題視する企業は日本ほど多くはありません。また、企業の方でも条件に合う人材は常に引き抜いたり、引き抜かれたりする状況です。

転職大国であるシンガポールでは、1社に長く勤務するケースはまれなのです。

シンガポールで日系企業を狙いキャリアアップ

仕事環境

シンガポールは、東京都23区程度の国土です。

外務省の海外在留邦人数調査統計(2016年版)によれば、その小さなエリアに1千社を超える日系企業が進出し、シンガポール在住日本人も毎年増えて今や3万人を突破しました(いずれも2015年10月1日時点)。

現地日系企業の大半がマリーナベイという金融機関が集まる地域の周辺、地下鉄駅から3駅圏に集中してオフィスを構えています。

転職活動を支える日系人材会社も、日本国外にもかかわらず10社以上あります。日系以外の人材会社や人材紹介エージェントを含めると数えきれない状況です。

シンガポールでキャリアアップを目指す日本人に求められる条件とは

日系企業で好まれる人材

現地の日系企業にとって理想的な採用戦略は、日本語の話せるシンガポール人スタッフを採用し、適宜ローカライズを進めるということなのだと思います。

しかし、常に転職や引き抜きで人材が定着しない状況なので、企業としては会社に忠誠を誓う転職志向の低い人材を望みます。

また、日本人責任者と日本語で意思疎通できる人材は、責任者と現場をつなぐ中間管理職として採用されやすくなります。

つまり、日本のビジネス文化を理解している日本人であるというだけで、日系企業から引く手あまたなのです。

3年以上の経験+英語力や外国人への対応力があれば有利

日本で3年以上の就業経験があり、英語や海外の習慣、そして外国人や新しいことに対して苦手意識がない人はアドバンテージが高いです。すぐに現地になじみ、即戦力となるからです。

取引先企業の担当者が日本語を話せないことも多々あるため、英語や事業に関わる地域の言葉が少しでもできれば、シンガポールでの転職の近道は見えてきます。

シンガポールでは英語が苦手でもキャリアアップ可能

目標

さて、私は「金なし」「コネなし」、そんな状況でシンガポールにやって来て転職活動をしました。

先に、英語力があれば有利と述べましたが、私の英語力は英検2級を取得した高校生のころから大差なく、むしろ語彙力が下がり採用市場価値ゼロかも……と自覚する程度でした。

それでも、シンガポール在住5年の間に2回の転職を経験し、転職のたびに給与アップ、肩書きアップを成功させています

キャリアアップしやすい環境に助けられる

現在は外資系金融機関に勤務しています。大学時代の学部はあまり現在の業務と関係ありません。また、英語はビジネスレベルの一歩二歩手前という状況で、相変わらずの有様です。

それでも転職が成功したのは、もちろんご縁に恵まれたということもあるでしょう。

しかしそれ以上に、東南アジアの中心地であるシンガポールは、転職を重ねてキャリアアップしやすい場所だからなのだと思います。

紆余曲折だった私のシンガポール転職体験

始める

では、私自身のシンガポールでの転職経験を一つの例としてご紹介します。

最初の就職先は相談に行った人材会社

シンガポールで転職活動を始め、まずは人材会社に登録に行きました。すると、その会社から採用を持ちかけられ、そこに就職しました。

初めての海外転職、一寸先もどうなるか分からなかった私にとっては渡りに船だったのです。でも、当時の責任者との相性が合わず、退職を決めました。

就労ビザ保持が決め手で転職成功、しかし自主退職

退職前から別の人材会社を通して転職活動を開始し、幸いにも日系商社への転職が決まっていました。

その採用基準はビザを持っているかどうかの比重が大きかったと、あとで聞かされました。私はすでに就業ビザを取得していたのですぐ採用され、給与面でも肩書き面においても最初の転職先より上がることになりました。

しかしながら、双方の思惑や目的があまり合致しない状況での採用、転職です。就業開始してからまもなく、この企業でも方向性が合わないことに気づいてしまい、やはり自主退職することになりました。

就労ビザ喪失、しばらく無職で不安定な生活

このときは次の転職先が決まっていない状態での自主退職です。そうなると就業ビザがなく、シンガポールには期限の短い観光ビザで滞在、有効期限が近づくと出国し面接日になるとシンガポールへ入国するという生活でした。

さすがに無職の状態が長くなると今後が心配になってきます。そこで、短いながらシンガポールでの生活と勤務で培った英語力を武器に、外資系企業も視野に入れることを決めました。

外資系企業に挑戦するも前職でのトラウマで連続辞退

日系以外の人材会社に登録をしたところ、思った以上に日本人が必要とされていたためか書類審査を通過するところが大半でした。

最終面接まで進むことのできる企業ばかりでしたが、外資系企業で働ける自信がなく、面接前にお断りしてしまうなど弱気になっていました

以前の2社で上司や企業の方向性などとの不一致により退職した経験から、日本人以外の上司や外資系企業では余計に心配になったのです。

世界

人材会社担当の一押しで現在の勤務先と出会う

そんな時に人材会社の担当から「今回は企業との相性、あなたのやりたいこととの方向性が絶対合っていると思うので、ぜひ面接に行ってほしい」と連絡が入りました。

実際、この企業の最終面接を経て現在も勤務しています。

上司は日本人と外国人です。部下である私の意見や方向性を尊重し、時には楽しく、時にはつらいところを支えてもらいながら業務にあたっています。

人材会社や転職エージェントは複数利用するのが正解

同僚、職場環境も素晴らしく、この企業と私をつないでくれた人材会社の人には本当に心から感謝しています。外資系に勤めることに臆病になっていた私の背中をそっと押してくれ、人生が変わりました。

今は結婚し、子どもも生まれ、仕事を続けています。

人材会社や転職エージェントなど、相談する先や相手は複数持つことが重要です。そうすることで、仕事や人生の選択肢や可能性が広がることを実感しました。

海外で不幸な転職・自主退職が発生する理由とは

以前に転職・自主退社をしてしまった理由は、仕事をどのように進めるのかなどの方向性を確認することもなく働き始めてしまったからだと思います。

ビザの事情や早く就職したい気持ちで転職を決め、企業と私、双方共にあせっていたことも原因です。

求める人材、求める働き方のミスマッチが長続きしなかった大きな理由だと思います。

シンガポールでキャリアアップを成功させるには

打ち合わせ

紆余曲折の経験を踏まえ、海外での転職についてアドバイスさせてください。

コーディネートに長けたコンサルタントを探そう

特に海外転職の場合、求職者のことを理解し的確な求人提案のできるコンサルタントを探しましょう

企業の採用背景などを熟知している人材会社に相談する、これが海外転職を成功に導く秘訣の一つだといえます。

会社を辞める前から相談を

ビザがほしい、とにかくなんでもいいから就職したいなど、自分自身を追い込むようなことだけは避けましょう。あせりは禁物です。そのような状況に陥らないためにも、現在勤めている会社を辞める前に準備しておきましょう

自分自身の人材としての価値を教えてもらう、紹介可能な求人内容を教えてもらうなど、落ち着いて情報収集することが大切です。

日系企業以外も視野に入れよう

英語に苦手意識がないなら、日系企業以外も視野に入れることをおすすめします。

シンガポールは外資企業誘致政策を進めているため、多数の多国籍企業が事務所を構えており、それがアジア管轄オフィスとなっている場合もあります。そうなると東南アジアはじめさまざまな国へ出張する機会も多く、キャリアアップの可能性はさらに大きく広がるのです。

シンガポールでキャリアアップにおすすめの日系人材エージェント

リクルートエージェント

リクルート

リクルートエージェントは求人案件数、採用決定数ともに業界ナンバーワンのエージェントです。一般の転職エージェントと比べて海外求人案件が数倍あるので、海外転職を考えている方はまず登録してみると良いでしょう。

大手のため数多くの転職コンサルタントが在籍しています。ただし、担当者によって考え方が異なる部分もあるので、他の転職エージェントと併用し比較しながら利用すると良いでしょう。

JACリクルートメント

jac

シンガポール求人を探すなら外すことができないのがJACリクルートメント。国内だけでなく海外にも複数の拠点を持つ海外転職エージェントで、その海外拠点の一つがシンガポールです。

海外での駐在案件から現地採用の案件までさまざまな求人があります。海外求人の案件は絶えず変化するので、シンガポールでキャリアアップを考えている方は一度相談してみると良いでしょう。

パーソルキャリア

私の現勤務先を紹介してくれたのが、パーソルキャリアです。

技術や能力の低い転職希望者である私のような求職者でも、これまでの職歴や得意不得意なことなどをしっかりヒアリングし、的確にコンサルティングをしてくれました。

日本にもオフィスはあるのですが、登録や面談は現地事情を把握する現地オフィスでするのがおすすめです。

メールや問い合わせフォームから問い合わせをすると担当スタッフから連絡があり、今後の進め方などを案内してくれます。

シンガポールでの転職は、すなわちキャリアアップ

成功

私自身、最初の2社は長くは勤務しませんでしたが、この2社があって今の私があると感じています。

海外で働くとなれば、ビザの取得、言語や生活習慣の違いなど、日本での仕事や暮らしにはないことばかりです。日本で転職していれば感じる必要のないストレスも多々あります。

苦い経験が現在に活きる

でも、私の場合はすべての経験が多かれ少なかれ今につながっています。

  • 以前に勤務していた企業で、会社立ち上げのサポートを担当
  • 人材会社に勤務したことで、採用する側の思惑、人材会社の思惑を知れた

いろいろな経験を通して、多角的な見方ができるようになりました。現在、肩書き付きの業務を任されており、以前の他社勤務経験が活かされることが多くあります。

シンガポールでは、転職はキャリアアップと同義なのです。転職を経験すればするほどキャリアアップにつながります

まとめ〜キャリアを磨くには情報収集から

道しるべ

仕事はご縁ではありますが、自ら何もしない状況、そして受身のままでは何も変わりません

今の仕事は楽しいですか?職場環境には満足していますか?新しい職種にチャレンジしてみたいと思いませんか?海外で転職してキャリアを磨いていきませんか?

情報を集めるだけでも今後のキャリアを描くヒントになるはず。紹介したおすすめのエージェントに登録してみるのはもちろん、海外旅行もかねて人材会社のコンサルタントと面談、そんなプランもいいと思います。

情報を集め、行動することが、理想のキャリアアップにつながっていきますよ。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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