アメリカには日本と同様、さまざまな職種があります。その一つである営業職は多くの企業の一部門として存在し、専門職として認識されています。
最近、アメリカでは従来のフィールド・セールス(外勤型営業)からインサイド・セールス(内勤型営業)にシフトしつつあるようですが、ここでは従来型のフィールド・セールスに焦点をあて、アメリカで実際に営業として働く私から、そのメリットや魅力を紹介します。
※1ドル=約112円
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アメリカの営業職は高給であることが多い
アメリカでは営業職の人について、転職をして商品が変わったとしてもしっかり結果を出すことができると考えられています。
また、会社の中では直接売り上げに貢献しているため高収入を得ている場合が多いのが特徴で、コミッション制度で雇用されていることが多いです。100%コミッションのセールスもありますが、ベース給与があり、出来高に応じて歩合給がプラスで支払われるケースもあります。
ちなみに、筆者が住むロサンゼルスの営業職の平均年収は約60,000ドル(約670万円)ぐらいですが、人によっては年収200,000ドル(約2200万円)近く稼ぐセールスマンもいます。
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[/col][col][/col][/2col]アメリカでの営業経験は会社経営にも役立つ
これは日本でも同じだと思いますが、営業職で得た知識・ノウハウは、自分で起業し会社を経営することになった場合でも充分に役立ちます。
営業の人間は顧客と会話をする中で、ニーズはどこにあるのか、どうすれば必要な商品であることを伝えられるのかを常に考え、売り上げに結び付けます。
また、人がどのような視点・タイミングで物を買うか・選ぶかという消費者心理も仕事をしながら学ぶことができます。
アメリカの有名な企業家で営業職出身の人の名前を挙げるとすると、アップル社を立ち上げたスティーブ・ジョブズがその一人です。彼のプレゼンテーションは聴衆をひき付け、消費者の購買意欲をそそります。
アメリカで営業職をすると経営トップと直接会えることも
アメリカには業種を問わず、大小さまざまな企業が存在します。
例えば、そうした各企業を訪問する法人営業マンであれば、アメリカに進出している日系企業の経営者の方々とも直接会って話をし、会社立ち上げ時の苦労話やアメリカでの起業のポイントなどを聞くことも可能です。親しい間柄になれば、アメリカで仕事をする上で役立つさらなる知識も教えてもらえます。
アメリカで活躍している方々や企業のトップと出会う機会があるのも、営業職の魅力の一つと言えます。
アメリカの営業職は数字が評価になるのでやりがいがある
営業職は数字で管理されているため、成果を数字で示せば即評価につながります。新規ビジネスを開拓した営業マンは最たるもので、会社からの評価が高まり収入もアップすることになります。
アメリカではさらにコミッションが加わるので、やりがいにもつながります。
アメリカの営業職では年齢に関係なく誰もが第一線で活躍できる
基本的にアメリカには定年という概念はありません。リタイヤメントという言葉はありますが、その意味は自分の意思で働くのをやめる、もしくは働けない状態になることを表します。
50代で充分な財産を築いたので仕事をやめると言ってリタイヤメントされる方もいます。
また、アメリカでは年齢を理由とした差別が禁止されているので、企業に勤務する社員の年齢層もさまざまです。60歳を超えてもバリバリの営業で活躍されている方もたくさんいらっしゃいます。
まとめ〜一番のメリットは人との出会い
アメリカでの営業職の魅力をいろいろお伝えしてきましたが、一番の魅力は「出会い」の一言に尽きると思います。
もちろん、会社に営業成績を認められて高いコミッションをもらうというのも、一つの魅力ではあります。ですが、日本を離れて異国の地でさまざまな人に出会うというのは、貴重なつながりができることであるとともに、今後の人生にも良い影響を与えることになると思います。
営業職に興味のある方は、アメリカでトライされることをおすすめします。
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