香港ではどのようにマンションやアパートを探すのでしょうか。日本だと仲介会社に行きますよね。
どの国に住んでも一番はじめに取りかからなければならないのが住まい探し。どのエリアに住んでいいのか分からないし、家賃の相場もわかりません。
安心してください。香港では実はいたってシンプルです。ここでは香港での部屋の探し方をご紹介します。
賃貸マンションやアパートの探し方
香港で部屋を探すときには、直接知り合いから借りる場合と不動産会社を通す場合があります。
友人から借りるのが一番簡単
友人や知り合いがマンションを持っていてそれを貸してくれるのであれば、直接契約ができるのでそれが一番便利ですよね。
ただし、その場合は何かクレームがあったときに「ちょっと言いにくい」などの問題もあります。香港のマンションは水回りや電気機器など、住んでいるといろいろと問題が出てくることが多いので、そういうときには大家さんに修理してもらわなくてはなりません。
不動産屋を通していれば気兼ねなくなんでもクレームできますが、友人・知人から借りるとクレームにも気を使わないといけないかもしれません。
なお、クレームを言ったからといって、こちらの希望通りになんでも修理してくれるわけではありませんが、それなりの対応はしてくれます。
日系の不動産会社は高いけど日本語が通じる
一般的には不動産屋を通して探すことになります。言葉が不安で時間もあまりかけられない、という人は、コストはかかりますが日系の不動産屋さんにお任せするのがおすすめです。
すべて日本語でやりとりできる上、日本人の好みもよく理解しているので、希望が伝えやすいという利点があります。
言葉ができればローカル不動産会社がおすすめ
あるいは、英語か中国語ができてやりとりにかける時間もあるという人は、ローカルの不動産屋で探してみましょう。コストはかなり節約できるはずです。
賃貸マンション・アパートを契約時に払うお金
マンションを契約する時には、日本では敷金・礼金・仲介手数料を支払いますよね。香港でも同じように、敷金と仲介手数料が存在します。
香港での敷金・手数料相場
- 1ヶ月分のデポジットを大家さんへ払う(解約時に返ってきます)
- 0.5ヶ月分を不動産屋さんへ手数料として払う
これだけです。
家賃相場
香港の家賃はピンからキリまで幅広く一概にはいえませんが、参考程度に。
- 1R:7,000〜10,000香港ドル
- 1LDR:8,000〜15,000香港ドル
- 2LDR:10,000〜25,000香港ドル
それなりのクオリティを求めると高くなることもありますし、頑張ってローカル物件を探せば安くなることもあります。
契約に必要な書類
- IDカード
この他に必要な書類なども特にありません。香港に居住している外国人は、必ずすでに IDカードをお持ちだと思います。必要な書類というと IDカードぐらいです。
就業証明書、残高証明書、就労ビザなどを提出するように言われることもありません。IDカードだけ持って行って契約できるのは簡単で嬉しいですね。
家賃が安いエリアは新界地区?
立地についてですが、香港は3つのエリアに分かれています。香港島、九龍地区、新界地区の3つで、土地の値段が高いのもこの順番になります。
以前は、安く家賃を抑えたいなら新界地区で探せ、と言われていましたが、ここ数年はもうどこのエリアも値上がりし、新界地区もとりたてて安いと呼べるお値段ではなくなってきました。
新界地区は香港島に比べると若干安いかも、という程度です。
一昔前の香港島の太古城には日本人が多かった
日本人がたくさん住んでいるエリアといえば、一昔前は香港島の太古城でした。日系スーパーがあり、日本食レストランもたくさんあり、駐在員の方たちはほとんどがこのエリアに住んでいました。
とはいえ、まだまだ多くの日本人がこのエリアに住んでいるので、この辺りに住むのが無難だと思います。
しかし、最近はどこでも日系スーパーが進出し、日本の調味料や食材を買うのに困らなくなったので、どこに住んでも買い物という点では特に不便は感じないと思います。
香港では晴れていても空から何か降ってきます。日本人の多いエリアだとどうなんでしょう。
どこに住んでも交通の便は良い
交通についても、香港では日本のように終電を気にして食事する、というような必要はありません。地下鉄には最終がありますが、バスは24時間走っているので、帰れなくなるということは香港ではありえません。
さらに、香港は小さいので、会社が香港の西の端で家が東の端、というのでもない限り、どこへ行くのもたいてい1時間以内で可能です。ですので、どのエリアに住んでも、交通の便についてはたいした差はありません。
詳細な交通機関の紹介記事ではないですが、こんな乗り物があるよという記事です。
賃貸が安い時期は春節前?
香港で、家賃が安くなる時期はあるのでしょうか。基本的には、ほとんど家賃は変わりません。しかし、春節前には若干安くなる傾向があります。安くなるといってもほんの気持ち程度の差です。
香港に住んでいる一部の大陸の中国人などは春節の機会に本土へ帰ることが多いため、マンションに空きが出ます。また、春節は日本のお正月のようなものなので、香港での春節は何かとお金がかかります。
そこでマンションが空いていたら、少し安くしてでも借りてもらおうという人が出てくるのです。
不動産屋以外に大事なのが大家さんとの関係
実際に契約したあとは、いかに大家さんと仲良くやっていくかでその後の快適さが変わってきます。日本人は部屋をきれいに使うことが多いので、大家さんも貸す相手が日本人だとかなり喜んでくれています。
日ごろから仲良くしておくと(お年玉を配るとか月餅を配るとか)、何かお願いしたいときに気持ちよくやってくれることが多くなります。
香港では何事も交渉、「言ったもの勝ち」の世界ですが、快適さを手に入れるためには根回しも大切なのです。
その他、快適さを手に入れるために外国人家政婦を雇うという選択肢もあります。
まとめ
香港ではどこでマンションやアパートを借りても、交通の便や周りの環境は正直、大差ありません。結局は家賃が一番のポイントということになりそうです。
上手に交渉して、他の人よりも安くマンションやアパートを借りてみてくださいね。
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