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インドネシアで日系企業の海外駐在員として働くために必須の能力・個性とは

マレーシアの国旗

私は2012年から2016年まで日系メーカーの営業駐在員としてインドネシアに赴任していました。現在はタイで勤務しています。

インドネシアには約5年間赴任していたので、インドネシアで駐在員として働き、生活するために必要なことは大体分かったつもりです。

インドネシアへの赴任が決まっている方はもちろん、これからインドネシア駐在員を目指す方の参考になるよう、必要とされるスキルや人柄をご紹介します。

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目次

インドネシア駐在員に求められるもの1. インドネシア語力

言語

インドネシアの公用語は英語ではなく、自国の言葉であるインドネシア語です。インドネシアで仕事、生活をするにあたり一番必要な能力といえます。

なぜかというと、インドネシアで英語を話せる人は限られており、職場においては大体マネージャークラス以上でないと話すことができません。よって、作業スタッフとの会話のために必然的にインドネシア語が必要になるのです。

また、日常生活でもレストランやコンビニに行く時、タクシーに乗る時はインドネシア語が必要です。赴任することが決まった時点で勉強を始めましょう。

インドネシア語は難しくない

幸いインドネシア語は世界で最も簡単な言語といわれているので、その気になればすぐに習得できます。私は5年間駐在し、日常会話に支障はなく、ミーティングもインドネシア語でできるようになりました。

インドネシア語の学校に通ったことはなく、ひたすら単語を覚えてスタッフと話をしていただけです。特別なことは必要なく、大事なのは毎日継続することです。

冒頭で述べた通り、現在はタイに駐在しているのですが、タイ語は文字がアルファベットではなく象形文字のようなもので難しいのに加え、一つの単語でも発音によって5つの意味がある場合もあるため相当苦戦しており、インドネシア語が本当に簡単だったと実感しています。

インドネシア駐在員に求められるもの2. プラスαの知識

ビジネス

私の経験上ですが、日本人がインドネシアに駐在する場合、日本のように適材適所に配置されるわけではありません。

その大きな理由は、外国人である我々のコストが高く多人数を赴任させることができないこと、そしてインドネシアでは会社規模によって日本人1人を赴任させる場合、インドネシア人従業員が一定数以上いなければいけないというルールがあることです。

例えば、製造業ではインドネシア人従業員50~100人につき日本人が1人ということはざらにあります。よって、日本で行っている業務以外のこともしなければいけなくなります。

日本にいる間に勉強を

私の場合は営業職でしたが、経営にも参画し、販売したあとのアフターサービスの責任者もしていました。

工場勤務の場合は、日本では製造現場だけを見ていた人が品質管理、工程管理を掛け持ちで担当していることが往々にしてありました。

よって、将来的にインドネシアに赴任予定がある方、インドネシアで働きたいという希望がある方は、今の仕事に+αの知識を身につけることを意識しましょう。

インドネシア駐在員に求められるもの3. 部下を叱る際の冷静さ

時には厳しく怒ることも大事ですが、インドネシア国民の大多数はプライドが高く、みんなの前で怒られることを極端に嫌います

これは本当に根気のいることで、私も最初のうちは怒ってばかりでしたがなかなか通じず、自分との距離を置かれていることをしばしば感じたことがあります。

間違ったことはしていないので決して媚びるわけではありませんが、彼らがいないと仕事が回らないため、できるだけ怒らず、理詰めで説得することを心がけました。

また、どうしても怒らなければいけない時は感情的になるのではなく、なぜ怒るのか、何を改善してほしいのかをあらかじめ頭の中で整理して、皆の前ではなく個室で話をするようにしていました。

インドネシア駐在員に求められるもの4. 部下に対する気さくさ

笑顔

インドネシア人はとにかくおしゃべりが大好きで仲間意識がとても強いです。休憩中、食事中には会話が途切れることなく、ひっきりなしにしゃべっています。

また、個人的に感じることかもしれませんが、群れでいることを好む人が多いと思います。

そのため、気難しい性格であったり、言葉ができなかったりすると、どうしても彼らの輪の中に入りづらいですね。

しかし、インドネシア人はプライドが高い反面、誰とでもフレンドリーなので、一度仲良くなると一気に距離が縮まります。

心理的に近くなれば仕事もうまくいく

私は彼らとの関係をよくするために、部署に関係なく食事に誘ったり、休憩中は一緒にサッカーをしたりしていました。高い日本食料理屋やレストランなどに行く必要はありません。彼らが普段食べているものを一緒に食べていました。

こういったことを繰り返しているうちに距離は近くなり、信頼関係もできてきます。そして、決して100%満足とまではいきませんが、会社や私たちのためにやってやろうという彼らの気持ちが強くなり、仕事の質が上がることは断言できます。

今まで、日本で部下を食事に誘ったり、部下と遊んだりしたことがない人は考え方を変えて、ぜひインドネシア人スタッフの懐に入っていってください。その方が絶対に仕事がやりやすくなります。

まとめ~状況に合わせてうまく適応を

本文中で述べたように、私は駐在中にインドネシア語を話せるようになった上、仕事でも営業職以外の知識を得ることができ、自分に自信がつきました。

性格については、いきなり変えることは難しいですが、考え方を変えることによって少しずつ対応できるようになると思います。特に何も特徴のない私ができることなので、皆さんも少しずつ取り組めば確実に変わることができますよ。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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