デザインやファッション、料理に音楽など、さまざまな分野で私達を魅了する国、イタリア。一度はイタリアに行って勉強をしてみたい、修行をしてみたいと思っている人も多いのではないでしょうか?
憧れのイタリアで永住したいと考えている人、イタリア人と結婚することが決まりその前に一度滞在してみたいと思っている人など、長期にわたった滞在を検討している人もいるかもしれません。
今回は、イタリアに長期滞在するときに知っておきたいビザに関する3つのことについてご紹介します。
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イタリアにビザなしで滞在できる日数は90日間
ビザを申請することなく日本のパスポートのみでイタリアに滞在できる期間は「あらゆる180日の期間内で最大90日間」です。これは2013年10月18日に改正されたシェンゲン協定に基づいているものなので、詳しくは外務省のホームページを参考にしてみてください。
本年10月18日から「あらゆる180日の期間内で最大90日間」に改正されることとなりました。本改正により,過去180日以内の滞在日数はすべて短期滞在の期間として算入されることとなります。
外務省ホームページ:http://www.mofa.go.jp
このように、最初のイタリア入国日を起点にした180日ではなく、過去180日以内の滞在日数はすべて短期滞在の期間として算入されるので、計算を間違わないようにしましょう。
簡単に言えば、イタリアに20日間滞在して一度イタリアから出国し、3日後にイタリアに戻ってきたら残りの滞在可能日数は70日間になるということです。合計で90日間です。
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ビザラン(一度国外に出て再び再入国すること)は可能?
イタリアでビザを取得せずに長期滞在する方法として、イタリアから一度イギリスやクロアチアなどシェンゲン非加盟国に行き、パスポートにシェンゲン圏を出たという証明のスタンプを押してもらうと、その日から再びイタリアに続けて90日間滞在できる、という話を耳にすることがあります。
しかし、これは誤った情報です!
イタリアの警察官も間違えて日本人にこのような説明をする人がいますが、ガセネタなので気をつけるようにしましょう。
イタリアに長期滞在するために、最も取りやすいビザは?
イタリアの長期滞在ビザには、いくつかの種類があります。
- 就労ビザ……イタリアに会社を設立する、駐在する、イタリア企業に勤務するという目的で滞在するためのビザ
- 学生ビザ…….イタリアにある学校(語学、料理、音楽、大学など)に通うためのビザ
- 配偶者ビザ……イタリア人を配偶者に持つ人のためのビザ
- 家族ビザ……就労ビザを持ち、イタリアに滞在する人の家族のためのビザ(配偶者または子ども)
取得が難しい「就労ビザ」
就労ビザを取るには、まずイタリア駐在になる可能性のある日本企業を探して入社し、日本で数年間働いたのち、イタリア支店に転勤になるという形がほとんどです。
イタリア支店で働くまでにはそれなりの年月がかかる上、誰もがイタリア支店勤務となるチャンスを掴めるわけではありません。狭き門なのです。
イタリアに直接仕事を探しに行きたいと考える人もいるかもしれませんが、イタリアの会社は、ビザを持っていない日本人はまず雇用してくれません。
ビザを持っている日本人はイタリアにたくさんいる上、イタリア企業はビザの申請など面倒くさい書類の提出などを嫌がる傾向が強いのです。
最も取得しやすいのは「学生ビザ」
それに対し、学生ビザの取得はそう難しくありません。学生ビザを取る大まかな手順は次の通りです。
- イタリアにある学校に連絡を取る
- 入学許可をもらい授業料を払う
- 入学証明書を日本に送付してもらう
- イタリアで滞在する家を探す
- 海外旅行傷害保険に加入する
- イタリア滞在に必要な書類をすべて用意する
- 日本にあるイタリア領事館に行く
時間と手間はかかりますが、これならイタリア滞在という夢を誰でも実現させることができますよね。
イタリア語が話せないので学校に連絡が取れないかもしれない、と心配している人も、たいていの語学学校では英語での問い合わせに対応しているので大丈夫です。
イタリア語ができる人に通訳をお願いすることもできますし、イタリアへの留学をサポートしてくれる業者に頼む方法もあります。
もちろん業者を通すと少し経費はかさみますが、初めての留学でどうしたらよいか分からない人には、便利で確かな方法と言えるでしょう。
まとめ
今回はイタリアに長期滞在するためのビザについてご紹介しました。 イタリアに滞在したいという夢をお持ちの方は、その実現の第一歩として、学生ビザを取得して滞在するのがいいかもしれません。
就労ビザを取得するのは、今のイタリアの経済情勢から考えるととても難しいです。イタリアに行って仕事を見つけて就労ビザをもらうのは、残念ながら不可能と考えておいた方がよいでしょう。
日本の転職サイトに登録し、イタリアでの仕事を探す方が、少しですが確率が高くなります。
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