イタリアに旅行で来ていたとしても、住んでいたとしても、味わいたいのは本場イタリア料理でしょう。
おいしい本場イタリア料理を食べるために、レストラン情報をインターネットで検索したりガイドブックを見たり、知人に口コミを聞いたりするでしょう。
雰囲気も評判もいい、行きたいレストランを見つけても「これ」を忘れるとレストランに入ることすらできなくなります。それが「予約」です。
そこで今回は、本場のおいしいイタリアンを食べ損ねないために、予約するべき時間帯やレストランの予約に使えるイタリア語フレーズをご紹介いたします。
イタリアでレストランを予約すべき理由
余裕を持って食事をするために
わたしはフィレンツェに家族と旅行した時、キロ単位で注文するTボーンステーキ・フィオレンティーナを事前に調べていた人気店で夕食に食べる予定でした。
直前に予約の電話をすればいいと考えていたことと、その日がレストランが一番混む金曜日の夜だと忘れていたことが誤算でした。
直前のトラブルに備える
なんと予約の電話をする前に携帯の電池が切れてしまったのです。混むのは20時以降なので早めに行けばいれてもらえるのではと思い、19時半の開店に合わせてレストランに到着すると、そこには長蛇の列が。予約無しの客はすべて追い返されていました。
例に漏れずわたしたち家族も追い返され、他のレストランを探さなければいけない状況になりました。
予算や評判、フィオレンティーナを扱っているかを確かめながら何件かレストランをまわりましたが、どこも満席で予約無しの客は入れず。結局その夜はフィオレンティーナを諦めざるを得ませんでした。
食べ損ねないためにも予約はしていきましょう!
予約しないと席がない時間帯
「金曜日の夜と土曜日の夜」は満席
どんなレストランでも「金曜日の夜と土曜日の夜」は満席になります。予約無しで行くと入れてもらえない可能性が高いです。
20時以降は席がない
特に20時以降は席がないと思っていいでしょう。そしておしゃべり好きなイタリア人達ですから、待っていても簡単には席が空きません。
オープン時間
イタリア人のディナータイムは日本人よりも遅いため、ほとんどのレストランでは開くのは19時半から。予約をとる前に行きたいレストランの営業時間を確認しておきましょう。
オフィスが並ぶゾーンにあるレストランでは、平日のランチタイム、特に13時から14時の時間帯に混みあっているところも少なくありません。また、日曜日のランチを家族や友人と食事を取る人も多いため、日曜日のランチタイムも予約必須です。
予約の電話をするタイミング
予約のタイミング
早めに人数や時間などの予定がわかっていれば、早めに予約する方がいいでしょう。
ランチを予約するために、当日に予約の電話をしたことがありました。12時半からの予約をしたかったのですが、14時からしか席がないと言われました。旅行中などで時間がズレると困る場合などは、余裕をもって早めに予約しましょう。
混雑する時間帯
イタリアのレストランが一番混む時間帯は、13時から14時、20時から21時です。予約の電話はその時間帯を避けてかけると、丁寧に対応してもらえるでしょう。おすすめは11時から12時、18時半から19時半の準備中の時間帯を狙うことです。
使えるイタリア語フレーズ
予約で伝えること
予約で伝えるべきことは、人数、予約したい時間、名前の3点だけです。相手の言うことがわからなくても、このフレーズを言えば予約が取れます。口を大きく開けてはっきり発音してください。
フレーズ
Pronto?(プロント)もしもし。
Vorrei prenotare un tavolo per stasera alle 8.(ブォレイ・プレノターレ・ペル・スタセーラ・アッレ オット)今晩8時に予約をしたいのですが。
- Stasera(スタ・セーラ)今晩
- Domani sera(ドマニ・セーラ)明日の晩
- A mezzogiorno(ア・メッツォジョルノ)12時に
- All’una(アッルーナ)1時に
- Alle 2(アッレ・ドゥエ)2時に
- Alle 7 e mezza(アッレ・セッテ・エ・メッツァ)7時半に
- Alle 8(アッレ・オット)8時に
- Sono da solo(ソノ・ダ・ソーロ)1人です。
- Siamo in 2.(スィアーモ・イン・ドゥエ)2人です。
数字
- 2(ドゥエ)
- 3(トレ)
- 4(クアットロ)
- 5(チンクエ)
- 6(セイ)
- 7(セッテ)
- 8(オット)
- 9(ノーヴェ)
- 10(ディエチ)
Mi chiamo Taro.(ミキャーモ・タロー)太郎です。
Ci vediamo dopo.(チ・ヴェディアーモ・ドーポ)後で会いましょう。
Grazie(グラッツィエ)ありがとう。
予約時の注意点
予約して行っても「今満席だからあと10分待って」と言われることもあります。レストランに行く時は前後の予定も余裕を持って行きましょう。
また超人気店だとなかなか電話が繋がらないこともあります。時間を変えてめげずに何度か挑戦してくださいね。
まとめ
電話だと難しく感じる人は、直接レストランに行って予約するのもアリです。
ドゥオモ近辺やブレラ地区などの観光地では英語が通じますが、中心から離れた場所にあるレストランは英語が通じないことが多いです。
今はインターネットで予約ができるレストランも増えてきたので、明日以降の予約に活用できるでしょう。Googleマップから予約することもできます。
予約をしたレストランに入った時は「Ho prenotato(オ プレノタート)予約してきました」と言いましょう。名前を聞かれて、取っておいてくれた席に案内されます。
おいしいと評判のレストランを予約して、イタリア料理を楽しんでくださいね。
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