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ミラノでの交通機関の利用方法とは?使えるアプリ情報も

ミラノ

イタリア・ミラノをスマートに観光するために不可欠な、地下鉄やバスなどの交通機関。小さい街とはいえ、歩いて観光するには少し無理があります。

ミラノでは地下鉄やバス、トラム(路面電車)といった交通機関が充実し、路線が張り巡らされているので観光にも生活にもとても便利。

ただ、ミラノで交通機関を使う前に気になるのは、切符の買い方や乗り方ですよね。日本の交通機関の仕組みとは異なるルールがあるので、ミラノ観光の前に予習しておきましょう。今回は、切符の買い方や乗り方を注意点を交えて紹介します。※1ユーロ=125円

目次

ミラノの交通機関を利用するならまずチケットをゲットしよう

券売機

ミラノには、日本の「Suica」のようなチャージ式のカードはありません。ミラノの交通機関を利用するなら、チケットを購入する必要があります。

ミラノの交通機関を利用するための方法は、2種類。紙のチケットを購入する方法と、ワイヤレスクレジットカードをチケットにする方法です。ひとつずつ解説していきます。

紙のチケットで利用できる交通機関

購入した紙のチケットで利用できる交通機関は、ミラノの地下鉄、バス、トラム(路面電車)です。

紙のチケットの使い方

使い始めるときにまずは刻印をしましょう。地下鉄の利用時は改札を通ると刻印されるので、自分で刻印機を探す必要はありません。バスやトラムを利用するときは、車内にある刻印機で刻印しましょう。

刻印していないことが見つかった場合、50ユーロ(約6,250円)の罰金を請求されるので注意してください。

紙のチケットの購入方法・購入できる場所

1回券、1日券、2日券は地下鉄にある券販売機、または「TABACCHI(タバッキ):チケットやタバコなどを扱う店」で購入可能です。

タバッキは「Tマーク」の看板が目印。ただし街中のタバッキでは、1回券しか扱っていないこともあります。確実に1日券や2日券を購入するには、券売機や駅構内のタバッキに行きましょう。

料金・有効期間など

  • 1回券 Biglietto urbano(ビリエット ウルバーノ):1.50ユーロ(約180円)

バスおよびトラムのみの使用では90分有効。地下鉄の乗車は1回のみ。

  • 1日券 Biglietto giornaliero(ビリエット ジョルナリエロ):4.50ユーロ(約560円)

24時間有効。夕方8時に刻印したものは次の日の夕方8時まで有効になります。

  • 2日券 Biglietto bigiornaliero(ビリエット ビジョルナリエロ):8.25ユーロ(約1,030円)

48時間有効。夕方8時に刻印したものは、2日後の夕方8時まで有効です。

ワイヤレスクレジットカードをチケットにして利用できる交通機関

ワイヤレスクレジットカードで利用できる交通機関は、2019年2月の時点で地下鉄のみです。

ワイヤレスクレジットカードチケットの使い方

改札

地下鉄では、改札にワイヤレスクレジットカードを読み取る機械がついています。クレジットカードをそこにかざしましょう。改札の緑ランプがつけばOK。赤ランプがついたら他の改札で試してみてください。

料金・有効期間など

ワイヤレスクレジットカードで支払う値段は、1回につき1.50ユーロ。引き落とされる上限は、最初の使用から24時間以内4.50ユーロです。

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ミラノの交通機関(1)「地下鉄」

地下鉄の改札

利用のしやすさ

ミラノは、赤線(1番線)、緑線(2番線)、黄色線(3番線)、紫線(5番線)の4本の地下鉄が通っています。※青線(4番線)は現在建設中です。

大聖堂や中央駅などの観光スポットは抜かりなく網羅されていて、観光にも生活にも大活躍。路線もわかりやすく頻繁に電車が来るので時間も読め、とても使いやすい交通機関です。

乗り方

購入した切符を、改札の入口に入れます。緑ランプが付けばOK。改札が開きます。

自動ドア式の改札で、緑ランプが付いたのに開かない場合は、慌てず1歩下がってみてください。そうするとたいてい開きます。

レバー式の改札で緑ランプが付いたのに開かない場合は、まずレバーを手前に一度引いてから、レバーを押してみてください。

赤ランプが付いた場合は、もう一度切符を入れ直してください。何度か試してもダメだったら、他の改札で試してみましょう。ミラノの改札はあまり機能していない物もありますが、数ある改札のうち、どれかは機能しているはずです。

注意点

スリに気をつけましょう。特に黄色線(3番線)の中央駅と大聖堂の間はスリ集団を必ず見かけます。他の線でも気を抜いてはいけません。

ミラノの交通機関(2)「トラム(路面電車)」

トラム(路面電車)

利用のしやすさ

ミラノらしい乗り物といえば、トラム(路面電車)です。アンティークでかわいらしいフォルムのミラノのトラムは、写真映えするアイテム。内装もアンティークで、観光にはもってこいの乗り物です。

バスもそうですが、地下鉄に比べると路線がわからずハードルが高いように感じるかもしれません。しかしトラムはミラノ観光におすすめの交通機関。

レプブリカ駅(Reppubblica)、モンテナポレオーネ駅(Monte Napoleone)、スカラ座(Teatro alla Scala)、大聖堂駅(Duomo)というミラノの主要観光スポットを通る路線(1番トラム)に乗ってみてください。

ミラノらしい乗り物に乗ってミラノ観光を楽しみましょう。

乗り方

トラムに乗る前に切符を購入しましょう。バス停でトラムを待ち、トラムが停車したら乗り込みます。切符刻印機が車内にあるので、必ず忘れずに刻印してください

注意点

アンティークな型のトラムは、一切バリアフリーを考えて設計されていません。足を高く上げて乗り込む必要があるので、転ばないように注意。さらにドアの中心にポールが立っているので、ベビーカーは大きさによっては入らないことがあります。

地下鉄に比べると、移動に時間がかかります。時間に余裕があるときに乗ってみることをおすすめします。

ミラノの交通機関(3)「市内バス」

市内バス

利用のしやすさ

地下鉄が通っていない部分をくまなくカバーしているバス。しかし路線が変更されたり、ミラノ観光は地下鉄で済むということもあって、バスを使うことはハードルが高いと感じてしまうかもしれません。

しかしバスが使えると必要以上に歩かずに済みますし、地下鉄だと遠回りになる場所に移動する場合にもとても便利です。ホテルの場所によっては、バスでの移動が必須な場合もあります。

決して複雑で難しい乗り物ではないので、ミラノの景色を楽しむためにも、スマートなミラノ観光をするためにも、ぜひ挑戦してみてください。

乗り方

切符をあらかじめ購入しておきましょう。乗り込むドアも降りるドアも決まりがないので、どのドアから乗り降りしてもOK。乗り込んだら、車内にある刻印機で刻印しましょう。

注意点

車と同じ道を通っていくので、渋滞に巻き込まれることも。たいていは時間通りに走っていますが、確実ではありません。また頻繁に路線変更が行われたりします。

ミラノの交通機関(4)「タクシー」

タクシー

利用のしやすさ

空港や中央駅などの、観光にも便利な主要な駅には、必ずタクシー乗り場があります。大きいスーツケースを引いての移動はスリに狙われやすいということもあり、目的地によってはタクシーを使った方が便利で安心かもしれません。

乗り方

流しのタクシーがないので、タクシー乗り場に行くか電話をして来てもらう必要があります。

ホテルやレストランからタクシーを利用する場合は、ホテルのレセプションやお店の人に頼んでタクシーを呼んでもらうといいでしょう。

観光スポットからタクシーを使う場合は、タクシー乗り場を探す必要があります。ガリバルディ駅、中央駅、カドルナ駅、大聖堂、Piazza XXV Aprileなど、主要な駅や観光スポットにタクシー乗り場があります。

タクシーの運転手でも英語ができるとは限りません。行先の住所を紙に書いてみせると確実です。

料金

ミラノのタクシーは、メーター式で料金が統一されています。

  • 平日6時から21時の初乗り料金は3.30ユーロ(約410円)
  • メーター14.26ユーロ(約1,780円)までは、1キロメートル当たり1.09ユーロ(約135円)
  • メーター14.26ユーロ(約1,780円)を超えると、1時間当たり42.48ユーロ(約5,300円)

  • 休日6時から21時の初乗り料金は5.40ユーロ(約670円)
  • メーター14.26ユーロ(約1,780円)までは、1キロメートル当たり1.09ユーロ(約135円)
  • メーター14.26ユーロ(約1,780円)を超えると、1時間当たり42.48ユーロ(約5,300円)

  • 平日、休日の夜間21時から6時の初乗り料金は6.50ユーロ(約810円)
  • メーター14.26ユーロ(約1,780円)までは、1キロメートル当たり1.09ユーロ(約135円)
  • メーター14.26ユーロ(約1,780円)を超えると、1時間当たり42.48ユーロ(約5,300円)

他にもタクシーを待機させた場合や、有料道路を通った場合は追加料金が発生します。

マルペンサ空港からミラノ市内への料金は、95ユーロ(約11,800円)で統一されています。

注意点

空港などで客引きをしているタクシーは、正規のタクシーではありません。高額な料金を請求されるので、利用しないように。

正規のタクシーであったとしても、メーターが正常に動いているかなどのチェックを怠らないようにしましょう。

まとめ

改札

ミラノの交通機関は「ATM」といいます。ATMのサイトでは、ストライキの予定や止まっている線の情報を見ることができます。

またATMのアプリ(ATM Milano Official App)では、バスやトラムが到着する時間を知ることができたり、バス路線を確認できたりととても便利。スムーズなミラノ観光のために、ダウンロードしておくといいでしょう。

どの交通機関を使うにしても、スリに注意してください。観光客がいるところには必ずいます。そしてスリが狙っているのは日本人、特に日本人観光客です。自分が狙われている対象者だという自覚を忘れないでください。

ミラノの交通機関を安全に乗りこなして、ミラノ観光を楽しんでくださいね!

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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