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台湾の勤務時間と休暇事情とは?台湾で働く日本語教師が教えます

  • 公開日:
台湾

皆さんは就職活動や転職活動をするとき、会社のどのような条件が最も気になりますか?お給料や福利厚生などが気になるところでしょうが、それと同じくらい気になるのが、勤務時間や年間休日がどのくらいあるかというところではないでしょうか?

さて、私が現在住んでおり、働いているのは台湾の台北です。ところ変われば働き方も変わる!というわけで今回は台湾の勤務時間や休暇事情などを、私の体験を交えてご紹介いたします。

台湾の年間休日について

カレンダー

台湾の年間休日

まずは台湾の年間休日についてご紹介いたします。台湾の休日となる祝日は年間11日間です。日本の年間の祝日数は17日ですから、だいたい3分の2くらいです。

祝日が旧暦をもとに設定されているため、西暦のカレンダーの中に記載すると毎年少しずつ休みの日付に変化があるのが特徴です。

振替休日

祝日が土日と重なった場合については、土曜日と重なった場合は前日の金曜日が振替休日に、日曜日と重なった場合は翌日の月曜日が休みとなります。

その他、土日の後に一日空けて祝日がある場合はオセロ式に中日も休みになる代わり、付近の土曜日に振替え出勤が発生するという制度があります。土曜日にも振替休日が発生するのと、振替え出勤があるというのが日本とは異なる部分ですね。

年間休日数

年間の祝日が11日間なので、これに一年間の土日104日を足して、年間休日は115日程度となります。

ただし飛び石連休にならないための振替出勤の制度がありますので、本来なら休日ではない月曜日や金曜日が休みになることがあります。2018年は2日ほどそうした休みがありました。

その他5月1日の労働節など、職種ごとに休みが追加されることがあります。労働節は残念ながら日本語の先生は休みではありませんが…。

台湾の大型連休について

台湾

春節

大型連休については、日本のお正月にあたる春節が挙げられます。春節のお休みは毎年1月〜2月頃にあり、旧暦の大晦日にあたる「除夕」と、旧暦の1月1日〜3日までの計4日間が休みとなります。

連休の日数は土日との兼ね合いで年によって異なりますが、短くて6連休(4日+土日、土日と重なる場合は振替休日あり)、うまく噛み合えば最長で9連休にもなります。

清明節

その他台湾の主な祝日として挙げられるのが、清明節や中秋節でしょう。清明節は毎年4月の5日頃にあります。日本のお盆のようなお休みで、お墓参りをしたりお墓の掃除をしたりします。

この付近の4月4日に「兒童節(子供の日)」があり、こちらも休日になるので、土日とうまく噛み合えば4連休や5連休の大型連休に発展することもあります。

中秋節

また「中秋節」は日本でいうところの十五夜ですが、満月は家族の団らんを象徴するそうで、こちらも多くの人がわざわざ里帰りをして家族と一緒にこの日を祝います。月餅を送り合ったりするのもこの中秋節です。

日本語教師の勤務時間と休日について(私が勤める日本語教室の場合)

台湾

さて、前項で台湾の年間休日をご紹介いたしましたが、上記の形でお休みになるのは台湾の一般企業に勤務している方々です。日本語教師の場合は一般企業での勤務と少々異なりますので、私のケースを、勤務時間と併せてご紹介いたしましょう。

勤務時間

勤務時間は、語学学校によって異なりますので私のケースは、という話になりますが、平日は午後2時〜9時半まで、土曜日は午前10時〜午後5時までが勤務時間となります。

とはいっても毎日必ず2時から授業があるわけではなく、学生さんたちの都合に合わせて少し遅めの時間から授業が始まる場合もあります。そうした場合は授業が始まる時間に合わせて出勤をしています。

また授業がない時間帯は日本語教育の研修を行っていただいたり、教材作成をしたりすることもあります。

勤務時間帯や勤務のシステムについては学校によって異なりますので、各学校でどのようなシステムを採用しているかについては確認する必要があります。

年間休日

祝日に関しては、概ねカレンダーの旗日と同じ形で休みとなります。連休や祝日は学生さんたちも予定を入れている場合が多く、出席率が低くなるためです。

また日曜日は学校自体が休みであるのと、日曜以外に一日休みの曜日があります。私の場合は月曜日が休みですので、日月休みの週休2日という形です。

その他、これは語学学校に勤務している場合ならではのことですが、土曜日に振替出勤が発生した場合はその日の授業はお休みとなります。

これは土曜日の授業が日中に行われているため、振替出勤があると学生さんたちが授業に出ることができなくなるためです。そうしたわけで2018年の年間休日は、115日+4日(振替え休日と振替え出勤分)となりました。

有給の有無

台湾の法律としては、半年以上就労した場合は3日間、1年間以上2年未満働いた場合で年間7日間、といった形で有給休暇を取得することができます。

その後は2年以上3年未満の勤務で10日、3年以上5年未満の勤務で14日…という具合に勤務数に応じて有給日数が増えていきます。こちらはもちろん、私たち台湾で働いている外国人労働者にも同じ形で適用されます。

それでは勤務開始後半年間は休むことができなかったのかというと、そういうことはありませんでした。

私の勤務している学校では、休みを取りたい場合は責任者にその旨を伝え、団体のクラスであれば代理の先生に授業をお願いするという形式をとっています。

休むことがあるのはお互い様ということで、代理の教師として授業を行ったり行ってもらったりした場合も、特に給与に変動はない形です。

もちろん自分の仕事である以上は責任を持って休まず授業を行いますが、やむにやまれぬ場合というのもありますので、大変にありがたいシステムを採用して頂いていると思っています。

有給や休み、代理などの制度については各々の学校によってシステムが異なりますので、語学学校に勤務する場合はその部分について予め確認したほうが良いでしょう。

台湾人の旦那さんがいる先生の働き方

これは私の話ではないのですが、私が勤務している語学学校の先生がたは台湾人の旦那さんと結婚されている方が多いです。

台湾に家庭があるため、出産などの理由で一時的に休まれる先生もいますし、またお子さんの面倒を見なければならないことから、フルタイムではなくアルバイトの形で、都合が良い曜日の来られる時間帯だけ日本語を教えているという先生もいらっしゃいます。

自分の状況に応じて働く時間を選択しているという形ですね。

もちろん各々の先生が責任を持って自分の受け持っているクラスがある曜日に出勤をしていますが、何かあった時の代打に対しても理解がある先生が多いので、仕事を続けていきやすい環境なのではないかと思っています。

残念ながら私には今の所関係のない話ではありますが。

一般企業の方の勤務時間について

台湾

さて、ここからは一般企業の話です。こちらは私が一般企業に勤めている知り合いから聞いたものとなりますので、すべてのケースに当てはまるというわけではありませんが、参考になればと思います。

勤務時間

職種によって異なりますが、一般企業に勤務する場合の勤務時間としては、朝7〜9時の時間帯で業務を開始し、夕方4〜6時の間で業務が終わるケースが多いです。勤務時間は間に1時間〜1時間半の休憩を挟んだ8時間勤務です。

上記のような日中の時間帯での就業は「日班」とよばれ、その他午後から勤務を開始する「中班」や、夜間に働く「晩班」などがあります。

時間帯の呼称によってだいたい何時頃から何時頃までの勤務になるかの想像はできますが、詳細な勤務の時間帯は会社によって異なります。

上記は基本の労働時間となりますので、もちろんこの他に残業が発生することもあります。残業が多い会社もそこそこにあるようで、「残業がない会社に転職したい…」などという話もちらほら耳にします。

年間休日

年間休日は基本的には台湾のカレンダーに即しています。年間休日は115日程度です。

有給制度

企業の規定にもよりますが、台湾の労働部が定める法律では就業後半年間は有給がありません。

半年以上の勤務で3日間、1年以上2年未満で年7日、2年以上3年未満で年10日、3年以上5年未満で年14日、5年以上10年未満で年15日取得することができ、10年以上は15日プラス勤続1年毎に1日ずつ追加され、最大で年30日まで有給を取得することができます。

春節や中秋節など家族で過ごすのが恒例の休みがある場合には、有給を使って前日も休まれている方が多いようです。

休祝日の過ごしかた

台湾

ヨーロッパのようにバケーション期間があるわけではないですが、それでも台湾の方々は休みの期間を利用して、いろいろな活動を行っています。

ここでは台湾の方の休祝日の過ごし方とそれに伴う注意点について、少し触れておきます。

休祝日の過ごし方と注意点

台湾の方々は家族をとても大事にします。お正月休みにあたる春節はもちろん、中秋節なども家族でお祝いをするため、台北で働いていても南部の実家へ帰ったりされる方がかなり多いようです。

休みがあるたびに多くの人が帰省するため、休みの日の前日などは国道は大渋滞しますし、公共交通機関もスーツケースを持った人でごった返します。

休みの日を利用して遠出しよう…などと思って切符を予約しに行ったら、もう全部売り切れている、なんてことも。長期の休みを利用してどこかへ出かけたい場合は、早めに切符を予約しておくと良いでしょう。

以前大学の言語センターの同級生たちと春節の大晦日に花蓮へいくという計画を立てて、同級生の台湾人の彼氏に正気を疑われたことがあります。

よほどやらなければならない用事がない限りは、春節は出かけずに家でおとなしくしているほうが良いようです。

またこうしてみんなが実家へ帰ったり長期の休みを利用して旅行へ行ったりするので、休みの間の交通機関の切符代が値上がりすることがあります。特に顕著なのは飛行機のチケットで、最安値の時と比べると4〜5倍ほどの価格にもなってしまいます。

長期休暇を利用して海外旅行する時などは、チケット代の面においてそれなりの覚悟をする必要があるでしょう。

まとめ

カップ

以上が台湾で働く上での休日や勤務時間の情報です。実際に台湾で勤務してみての感想としては、日本に比べるとやはり休日が少ないと感じることがあります。

とはいっても私は勤務時間の都合上、自由にできる時間が多いので、それほど辛いと感じたことはありません。

余談ですが、台湾の公共機関や銀行の営業時間と休みはというと、郵便局の営業時間は午前8時半から午後5時半までで定休日は土日、銀行の営業時間は午前9時から午後3時半までで定休日は土日、また博物館、美術館、図書館などは、営業時間は施設によってまちまちですが、月曜日が定休日のところが多いです。

またそうした公共施設の休みに合わせてか、レストランなども月曜に休みというケースが見られます。

平日にどこかへお出かけされる時は、行きたい施設が営業しているか調べてから訪れると良いでしょう。

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