海外で働く!シンガポールの日系企業で海外駐在していた話

今回は日本からの海外駐在として、シンガポールに駐在していた小松さん(男性40代)に海外で働くことについてお話を伺いました。
アジアのハブであるシンガポールで働くとこで得られることはなんだったのでしょうか?
日本から派遣の海外駐在なので、海外就職とは少し違いますが、駐在員目線からのシンガポールで仕事をするメリット・デメリットをご紹介します。
記事の目次
シンガポールで働くことになったきっかけ
日本では日本本社が中心となり、海外の事業も取り仕切っていました。
しかし、10年ほど前から海外の売上比率をあげていくことが死活問題だということになり、製造部門だけではなく、営業系、現地でのマーケティング、プロモーションも現地完結型を目指していく方向になりました。
そこで白羽の矢がたったのがアジアのハブ、シンガポールです。
シンガポールは人口に期待するというよりもアジアのヘッドクオーターとして、日本と中国以外のアジアを統括していくという位置づけです。
ルート開拓、マーケティング担当として海外駐在員する日本人社員が必要になり、シンガポールへ派遣されたのは海外で働くきっかけになりました。
シンガポールで仕事をしたら英語ができるようになった
海外に売上比率が5割程度ある法人に就職しながら、全く英語と触れる機会もなく、完全なドメスティック人間として日本で仕事をしていました。
昇格に必要なTOEICも諦めていたころ、シンガポールへの駐在で必然的に英語を学ぶ環境に置かれたのです。
海外を攻めていこうという会社なので、日系企業でありながらシンガポールでの社内公用語は英語です。イヤでも毎日英語を話すようになりました。
会議や連絡、商談では英語が必須です。
駐在初期は全く英語がわからず苦労しましたが、3年間の駐在期間でかなり英語が出来るようになったと思います。
シンガポール駐在時はTOEICも350点しか取得できなかのですが、3年後には特別な勉強をしなくても650点を取得できるようになりました。
これは海外駐在のおかげだと思っています。
海外のビジネスや文化の違いが肌で感じられる
日本で仕事をしているときは、海外の企業、社外とのコミュニケーションがほとんどなく、企業文化・企業常識に沿って仕事をしていました。
しかし、シンガポールにはアジアだけではなく、アジア圏以外からも様々なビジネスマンがきます。
ビジネス方法の違いや考え方、文化の違いなど、外国人から直接感じ取ることになります。
さらに、シンガポールからアジアの各国に出張することが多かったため、各国様々な文化をみることになりました。
アジア、特にシンガポールで働くということは仕事だけではなく、様々な方々とコミュニケーションを取ることができ、違う価値観をシャワーのように浴びることになり、固定観念も少し変わったような気がします。
シンガポール生活で家族(特に子供)グローバル化してたくましくなった
小学校高学年の長女、小学校低学年の次女をシンガポールに連れて行きました。家内も子供たちを早い段階で海外に触れさせたいという思いを持っていました。
また、帰国後の私立の受験に際しても帰国子女ということで有利な側面もあります。
といった打算は別にして、子供たちも私と同様、シンガポールでいろいろな国から来た子供たちと触れ合うことになって、新しい価値観の想像と自分自身の考え方を持てるようになりました。
日本でトラブルがあったときにすぐにかけつけられない
交通費の問題よりも子供たちの学校のこともあり、そう何度も日本に帰国できません。
自分の両親、家内の両親だけではなく日本の友人たちにトラブルがあったときにすぐに駆け付けられないことがデメリットの一つです。
長期間の海外赴任となれば、どうしても親の死に目にもあえないという可能性が出てきます。
インターネットで場所の壁がなくなったように距離の壁もなくなればとつくづく感じます。
まとめ
違う価値観に出会うこと、違う文化に出会うことは良い意味でも悪い意味でも自分の経験にプラスされていきます。
また、海外で働くときに家族も一緒に連れて行けば、子供に早いうちからグローバルな体験をさせることもできます。
海外駐在が決まった方は、ぜひ子供も一緒に連れて行ってあげてください。きっとたくましく成長してくれると思います。
海外求人
採用担当者の方へ!海外就職希望者への新しい求人広告(無料キャンペーン中)
あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)
海外で新しい働き方をしよう