移住先やワーキングホリデー先としても人気のオーストラリア。今回は、そんなオーストラリアのゴールドコーストで日系の旅行会社に勤務していた毛塚さん(女性35歳)にお話を伺いました。
おおらかでのんびりしたイメージのあるオーストラリアですが、仕事では実力重視、常に努力が求められる環境だそう。
オーストラリア就職にはメリットもデメリットもあると毛塚さんは話します。なぜオーストラリアで働くことになったのかも含めて、その体験談をご紹介しましょう。
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ゴールドコーストの日系旅行会社で働くことになった経緯
学生時代にオーストラリアに留学し、ツーリズムの勉強をしていました。そのツーリズムコースには現地での仕事体験をする課題があり、インターンシップ生として日系旅行会社で仕事を始めることになったのです。
以前から海外で働いてみたいという漠然とした夢を持っており、そのインターンシップ後、ますますオーストラリアで働いてみたいと思うように。
学位を取得後、その旅行会社を目指して就職活動を開始。インターンシップ経験を考慮してもらい、契約社員として採用され、オーストラリアで就職することになりました。
ゴールドコーストでは残業なし、プライベートも充実
仕事をする時間が大切であるようにプライベートの時間も大切だ、という考え方から残業はなく、定時に帰ることができます。その分、集中して効率良く勤務時間内に仕事が完了するよう常に意識することになります。
些細な人間関係の問題に時間を割くことがなく、プライベートもしっかりと確保できるので、勤務に不満を持つ人も少ないです。皆が気持ちよく働ける環境が整っている印象です。
それぞれのプライベートに口を出す人もなく、休暇が取りやすいのもメリットだと感じました。
ゴールドコーストでは性別・年齢・経験に関係なく実力を重視
オーストラリアでは、個人の意思や能力、実力が重視されるため、やる気があればいくらでも仕事を任せてもらうことができます。
上司は性別、年齢、経験に関係なく意見に耳を傾けてくれます。
- これまでに前例がない
- それは難しいのでは?
などと、日本のように何かを行う前に否定されるようなことはまずなく、「まあ、とりあえずやってみなさい」と任せてもらえることが多いのです。
成果を出せば、また多くの仕事を任せてもらうことができるため、モチベーションアップにつながります。
失敗もすべて自分の責任
個人の能力が尊重されるため、チーム力や組織力などは重要視されず、助け合うということがほとんどありません。成果だけでなく失敗もすべて自己責任、フォローしてくれる人はほとんどいないのです。
すべてにおいて自分の力で対応しなければならず、経験がない人はきっと戸惑うことになると思います。
みな同僚ではあるのですが、同時にライバルという環境です。オーストラリアでの仕事は常に競争だと強く意識する必要があります。
ゴールドコーストで働くなら避けられない就労ビザ問題
オーストラリアで働くにあたって避けて通れないのは就労ビザの問題です。就労ビザを取得するためには、企業側にスポンサーになってもらう必要があります。
そのため、業績悪化や人件費削減という状況になった場合、ビザの手続きが面倒などの理由で解雇されることもあります。もちろん、その会社にとってなくてはならない人材であればそんなことはありません。
オーストラリアでの仕事は、期間契約が一般的です。海外就職組の場合、ビザが更新されるかどうかの不安があり、いつまでもずっと安定して仕事を続けていけるという保証がない状況で働かなければなりません。
まとめ~実力社会で働き続けるための準備と努力を
日本の終身雇用という仕組みは崩壊しつつあるといわれています。日本でも今後は、オーストラリアのような実力主義の働き方が主流になっていくのかもしれませんね。
期待を上回る成果を提供する努力を怠らず、望まれる人材であり続けるという姿勢はオーストラリアで学んだことの一つだと思います。
ビザの延長がされず、帰国するより他ないという事態になった人もたくさん見てきました。そういったリスクも想定し、より多くの正確な情報を集めてオーストラリア就職の道を選んでくださいね!
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