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シンガポールで働くなら知っておきたい!就労ビザとキャリアアップの考え方

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シンガポール

中華系の人種がほとんどを占め、日本人が混ざっていてもそれほど目立たない国、シンガポール。実は、海外で初めて仕事をするにはもってこいの国なんです。

シンガポールは、世界一物価が高いと言われます。それだけに裕福な人が多く治安は日本よりいいとされ、夜の外出も日本と同様、問題ありません。また日本食はもちろん、中華、イタリアン、フレンチ、タイ、韓国、ベトナムなど世界中の味が味わえるのも魅力です。

そんなシンガポールで働くためのビザと、シンガポール人のキャリアアップに対する考え方をご紹介していきます。※1シンガポールドル=約82円(2018年8月)

シンガポールの就労ビザとDP(家族ビザ)

シンガポール

主な就労ビザはEPとSパス

シンガポールの就労ビザは、大きく分けて2種類あります。

月額固定給与が3,600ドル(約30万円)以上で主に大学卒業以上の人はEP(Employment Pass)、専門学校、短期大学もしくはそれらと同等かそれ以上の学歴で2,200ドル(約18万円)以上の月額固定給与の人はSパスが申請できます。

EPとSパスは発給数に制限がある

ただし、会社に対しこのビザの数はそれぞれ決まっているので、無制限に外国人を採用することはできません。つまり、政府はシンガポーリアンの雇用を守っているということです。

月額固定給与の条件もここ数年で引き上げられ、EPやSパスの取得は厳しくなっています。そんな中、企業側はEPの配偶者DP(Dependent’s Pass)所持者に注目し始めました。

やっかいな手続き不要で就労可能なDP

DP所持者を採用するメリットは、わざわざ日本から採用する手間もなくビザの申請が不要であること、さらにパートタイムで喜んで働いてくれる人が多いことです。

また住宅手当や保険なども配偶者側の企業が世話をしてくれるので、それに便乗しない手はないのです。

DP所持者にとっても、勤務先がシンガポール人材開発省(MOM)に申請し、労働も可能になるLetter of Consent(LOC)を取得してくれるので、手間がいりません。就労ビザを取得するためにわざわざ日本に帰る必要がなく、国内で申請ができるのはとても便利です。

DPはあくまで配偶者に付帯するビザ

ただし、DPはあくまで配偶者に付帯しているビザなので、配偶者のビザが失効したらその時点で仕事ができなくなります。

実際、DP所持者が労働許可なくこっそり働いているのを誰かに訴えられ、家族共々強制送還になった日本人の方も過去にはいます。

自称ボランティアとして活動している場合でも、報酬を受け取るなら他から見て明らかに労働となるため、慎重に考えなければなりません。

DPの複雑な仕組み〜配偶者が海外勤務を始める場合

シンガポール

これは自分で直接関係各所に行き確認しないといけない部分ですが、もし配偶者が家族を残したままシンガポールを出た場合(安全なシンガポールに家族を置いて他の国で働くなど)、配偶者のEPが無効になった時点でDPも無効になります。

DPの複雑な仕組み〜子どもがいる場合

しかし、DP所持者に子どもがいた場合はラッキーです。子どもは、学費を納め学校に通ってさえいれば、その学校から通学証明を発行してもらいStudent Passというものを取得できます。

そしてDP所持者は、Student Passを持つ子どもに紐づけされて、LTVP(Long Term Visit Pass)を申請できます。ただ、LTVP所持者が就労を希望する場合は、EPかSパスを取得するしかありません。

不動産を有する場合などに申請可能なLTVP

なお、シンガポールに居住目的の不動産を有する上に、しかるべき金額の預金や定期収入があり、入国管理局 ICA(Immigration&Checkpoints Authority)が規定する年齢と健康状態を満たしていれば、最高5年間有効なLTVPを申請することができます。

シンガポールで就職、転職を繰り返しキャリアアップ

シンガポール

さて、ビザが取得でき、あるいは取得の見通しが立てばいよいよ就活です。シンガポールでの就活は、自身で直接企業へアプローチする方法もありですが、人材紹介会社を利用すると便利です。

日本にいながら現地の求人状況について情報を得ることができ、直接企業へ伝えづらい事項について交渉してもらえるメリットもあります。

書類審査で合格すれば面接です。現地や日本で、あるいはスカイプ面接など企業によって異なります。

就職先でしばらく経験を積み、そこでの人脈を利用して上手に転職していく。それが、シンガポールでは一般的です。

日本人社会は狭いとは言え、人目を気にせず行動に出られる雰囲気でもあります。

シンガポールでは、転職=キャリアアップ志向は社会常識

シンガポール

シンガポールでは、終身雇用・年功序列という考え方はほぼありません。

企業に対する帰属意識が希薄で、2〜3年働くとステップアップの時期として転職し続けます。ある日突然「Today is my last day.」というドキッとする挨拶文を受け取ることが多々ありました。

そんな状況なので、同じ会社に2年いるだけでシンガポーリアンの面子はほとんど変わってしまいます。

企業側も勤続にこだわりがなく、新しい人を受け入れては、他で経験したスキルを我が社で発揮してもらえればそれでいいと思っているようです。日本ではあまり見かけない出戻り社員もいました。

シンガポールで重宝される日本人

シンガポール

グローバル化が進んでも、シンガポールの日系企業では日本人や日本語を話せる人材の需要はまだまだ多いです。

日本人を採用する企業側ニーズ3種類

英語がビジネスの公用語であるシンガポールで、日本人を採用する現地日系企業側のニーズには、

  1. コストカットを目的とした駐在員のポジションの代替人材
  2. 英語があまりできない日本からの駐在員をサポートする人材
  3. 日本的マナー・商習慣を持ち合わせた日本人ならではの常識やコミュニケーション能力のある人材

の3種類が挙げられます。

日本人の求人が多い業界・職種

業種としては、サービス、IT・通信、飲食、メーカー、レジャー、商社、金融、物流など。職種も、技術・開発、営業・販売、経理、秘書・事務、人事、総務など多岐にわたります。

男性は営業職、女性は営業サポートや秘書などの内勤業務をはじめ、最近では営業職の募集が多い傾向にあり、また、IT知識や技術職への需要も高まっています。

シンガポール就職、給料はどのくらい?

給与は、月3,000~4,000シンガポールドル(約25万円~33万円)という企業が多く、基本給与の1カ月分にあたる年1回のボーナスの支給を政府が奨励しています。

シンガポール就職、英語と中国語ができれば評価アップ

シンガポールでは、英語がビジネス公用語です。ビジネスレベルの英語力があると仕事の幅も広がります。また、英語に加え中国語ができるとプラスに評価されることも多いです。

シンガポール就活、ビザ不要期間の30日を活用するのもあり

シンガポール

シンガポールへ空路で入国する場合、30日間はビザは要りません。その期間に現地で職探しをするのも一つの方法かもしれません。

その場合は、現地の企業と必ずアポイントメントを取りましょう。日本よりも入館が厳しい企業ビルも多いので、飛び込み営業は時間のムダになりかねません。

まとめ〜シンガポールで手堅くキャリアアップを狙おう

シンガポール

シンガポールに留学していたり、英語を使った仕事をしてみたいと考えていたり、海外で働くことを夢見る若者をシンガポールでよく見かけます。

シングリッシュという若干なまりのある英語も飛び交うシンガポールですが、ビジネスシーンでは日本で一般的に学ぶ英語が使われます。これまで学んできた英語を使って仕事をし、経験を積んで自信をつけたいならおすすめの国です。

確かにビザ取得の壁はあります。しかしそれをいったん手に入れたら、成果を出し人脈を作ってステップアップする。描いているキャリアアップをぜひシンガポールで実現させてください。

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