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オーストラリアのバックパッカー用の宿での仕事とは?

バックパッカー宿

私は現在、オーストラリアのワーキング・バックパッカー用の宿で働いています。ここで働き始めて約3年が経ちます。

公務員のように決まった勤務時間があり、土日祝日が休み、というような働きやすい環境では決してありません。それでも充実した毎日を送っています。

では、オーストラリアで就職した私が一日をどのように過ごしているのか、どんなところに魅力ややりがいを感じているのかをご紹介したいと思います。

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目次

バックパッカー用の宿とは

キッチン

日本でいうユースホステルのような、比較的安価で泊まれる宿がバックパッカー用の宿です。

部屋によって最大収容人数が異なり、それにより部屋代も異なります。通常は2~10人部屋です。キッチンやシャワー、トイレも共同のことが多いです。

バックパッカー用なので、利用客には短期滞在者もいれば、長期で滞在する人などさまざま。「一期一会」という言葉がぴったりの宿です。

オーストラリアにはこのようなバックパッカー用の宿はたくさん存在し、通称バッパーです。

オーストラリアで働く一日のスケジュール(午前中)

廊下

  • 7:00 起床
  • 8:00 出勤
  • 8:15 館内清掃
  • 9:30 朝の事務仕事
  • 11:00 チェックアウトの手続き

起床・出勤

通常7時に起床し、出勤に向けて準備をします。家から職場までは車で15分と、比較的近い距離です。

館内清掃

朝は仕事に出かけるゲストが多くステイ者が少ないので、その間に館内清掃をします。

ゲストによって性格も異なり、国籍によって文化も違うので、トイレやキッチンの使い方はさまざまです。朝は、キッチンやダイニングが汚れていることが多々あります。

事務仕事

館内清掃後は、その日に支払いをする人の確認、またチェックアウトをする人がいればその手続きをします。その他、電話応対やゲスト応対をします。

午前中はあっという間に終わります。

オーストラリアで働く一日のスケジュール(午後)

  • 12:00 昼休憩
  • 13:00 広告の作成
  • 14:00 チェックインの手続き
  • 15:00 宿泊費の回収
  • 16:00 宿泊費の督促
  • 17:00 翌日の仕事スケジュール作成
  • 18:00 仕事終了

昼休憩

ランチタイムは1時間です。外に食べに行ったり、お弁当を持参したりします。ときどき家に帰って食べたりもします。

広告の作成

休憩後は、広告の作成です。宿泊客を獲得するのも仕事のうちです。滞在しながら職探しをする人に人手の足りていないファームの仕事を紹介し、その仕事をしながら宿を引き続き利用してもらうことも可能です。

例えば、下の写真の広告例。トラックの運転手や工場で働いてくれる人を時給22.86ドル(約1,900円)で探しています。仕事は9~10月ごろまで、宿は1週間160ドル(約14,000円)、チェックインの際に200ドル(約17,000円)の保証金が必要です、といった内容です。
※1AUドル=約84円(2018年7月現在)

広告

宿泊費受け取り

15~16時ごろから、その日に宿泊費を支払う人へ声をかけ始めます。

長期滞在のお客さんには1週間ごとに受付に払いに来てもらっています。自分から来てくれる人もいますが、忘れている人もいるので、支払い日のゲストに声をかけるというわけです。

翌日のスケジュール作成

17時ごろから翌日の仕事スケジュールを作成します。そこに、こちらが紹介したファームで仕事をするゲストの予定、出発時間や仕事の場所なども反映させます。ゲストはそのスケジュール表を見て、翌日行動します。

ここまで紹介した業務内容以外にも、いろいろな時間帯にチェックインの手続き、滞在中のゲストへの対応などがあります。

多国籍のゲストと触れ合えることがやりがい

フライト

ここには、アジア、ヨーロッパ、南米、北米などから訪れた多くの国籍のゲストが宿泊します。

オーストラリア人はホテルを選ぶことが多く、バックパッカー用の宿を利用することは少ないのですが、まれにオーストラリア人も宿泊します。

私はこの仕事に誇りを持っています。なぜなら憧れの海外での仕事であり、英語を使いながらたくさんの国籍の方々と触れ合うことができるからです。

ゲストと話すうちに仲良くなり、時には食事を作ってもらうなど他国の文化を知る機会がたくさんあります。このような経験ができる仕事はなかなかないのではないかと思います。

休日はいつ?

疑問

私の休日は不定期です。スタッフが少ないことが理由の一つです。

休みの日であってもゲストから電話がかかってくることがあり、休みが休みでなくなることもあります。さらに、チェックイン、チェックアウトの予定がたくさん入っていると、なかなか休むことができません。

1週間に1度あるかないかの休みなので、長い休暇を取ることも難しいです。

でも、休みを取ったからといってここは田舎町。特に観光する場所もなく結局は家で過ごすことになるので、私にとって休みは重要ではありません。

毎日忙しいですが、その中で自分の時間が持てることもたくさんあります

まとめ〜大変だけど海外就職の夢がかない大満足

しっかりと休日は取れないし、勤務時間でなくても休めないことが多いバックパッカー用の宿での仕事。忙しく大変では?と思われる方もいらっしゃることでしょうね。

でも、海外で仕事をするという夢がかない、しかもたくさんの国のゲストと毎日触れ合うことができます。私にとっては充実した日々です。

世界中の人々と出会うチャンスをつくってくれるバックパッカー用の宿、働く場所としてとても良い環境だと思っています。

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この記事を書いた人

就労ビザ保有。オーストラリアのバンダバーグ在住

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