ミュンヘンの絶対外せないおすすめ観光スポットまとめ!ミュンヘン在住者が教えます

ミュンヘン ドイツ生活・移住

ドイツ第3の都市であり、最もお金持ちが集まる都市・ミュンヘン。日本でこのような地域は、概ね観光向けではありませんが、ミュンヘンは観光するのにも大変おすすめです。

ミュンヘンは美しい教会や宮殿が集まり、バイエルンっ子の暮らしぶりをよく知ることのできる観光スポットです。オクトーバーフェストの開催地としても有名ですね。

さらに、ディズニー・シンデレラ城の元となったとされるロマンチック街道終着地ノイシュバインシュタイン城へ向かう拠点としても訪れることができます。

今回は、幼少期をミュンヘンで過ごし、大人になってからまたミュンヘンで暮らし始めたミュンヘンリピーターである筆者の「絶対外せないミュンヘン鉄板のおすすめ観光スポット」をご紹介します。

ミュンヘンはどこ?

ミュンヘンは、ドイツ第3の都市です。ドイツ南部バイエルンに位置し、ドイツの中でもお金持ちが多い地域です。人々の温かさもあり、治安も良好な観光に最適な地域とされています。

ベストシーズンはいつ?

そんなミュンヘンですが、個人的なベストシーズンは夏。夏のドイツはどこも過ごしやすく、日照時間も日本より長いので観光の時間もたくさん取れます。

10月にはビールの祭典オクトーバーフェスト、12月はクリスマスマーケットなど見どころも変わってきます。

絶対に見て欲しい マリエン広場周辺

ミュンヘンの観光スポットのハイライトとなるマリエン広場(Marienplatz)は、ミュンヘンの中で最も栄えた地域であり、365日観光客で賑やかなスポットです。

周辺にはフラウエン教会や聖ペーター教会など複数の教会、有名な青空市、複数の博物館などがある上、ショッピングの中心でもあります。観光客にとって「楽しい」がギュッと詰まったホットスポットです。

新市庁舎(Neue Rathaus/ラットハウス)

新市庁舎(Neue Rathaus/ラットハウス)

ドイツ最大の仕掛け時計のある市庁舎です。

仕掛け時計は1568年のバイエルン大公ヴィルヘルム5世とロレーヌ公女レナーテの結婚式を再現したもので、毎日11:00、12:00、17:00ちょうどに動き出します。(11月〜2月は17:00以外・聖金曜日と諸聖人の日を除く)

市庁舎自体も建築物としても美しく威厳があり、見ごたえある建物です。

基本情報

  • 名称:新市庁舎
  • 住所:Marienpl.8
  • アクセス:Marienplatz駅下車すぐ
  • 営業時間:11~4月/10:00-17:00、5~10月/10:00-19:00
  • 電話番号:(0)89 23300
  • 公式サイト:https://www.muenchen.de/

フラウエン教会(Frauenkirche/フラウエンキルヒェ)

フラウエン教会(Frauenkirche/フラウエンキルヒェ)

市内どこからでも見られるタマネギ型の2つの塔がミュンヘンのシンボルとなっている教会です。15世紀後半に建てられた後期ゴシック様式の建物です。

シンプルな内装と落ち着いた雰囲気から、個人的には一番訪れてほしい教会です。完成式典前夜に残された足跡「悪魔の足跡」も見逃せません。

基本情報

  • 名称:フラウエン教会
  • 住所:Frauenpl.1
  • アクセス:Marienplatz駅より徒歩3分
  • 営業時間:7:00-19:00、塔/現在工事中
  • 電話番号:(0)351-656 06 100
  • 公式サイト:https://www.frauenkirche-dresden.de/

聖ペーター教会(St. Peterskirche/セント・ペータースキルヒェ)

聖ペーター教会(St. Peterskirche/セント・ペータースキルヒェ)

13世紀に完成したミュンヘン最古の教区教会です。ミュンヘン市民には「年寄りペーター(Alte Peter)」と親しみを持って呼ばれています。内部はゴシック、ルネサンス、バロック様式が混在する荘厳な教会です。

市内を見渡せる展望台もおすすめ。特に、クリスマスマーケットの時期にこの展望台からマリエン広場を見下ろすと、非常に幻想的で美しいものです。

基本情報

  • 名称: 聖ペーター教会
  • 住所:Rindermarkt1
  • アクセス:Marienplatz駅下車すぐ
  • 営業時間:木-金・月-火/7:30-19:00、水/-12:00、土・日・祝/10:00-18:00
  • 電話番号: (0)89 210237760
  • 公式サイト:https://www.muenchen.de/

ヴィクトアリエン市場(Viktualienmarkt)

ヴィクトアリエン市場(Viktualienmarkt)

マリエン広場から少し歩くと、青空市が広がるスポットに出ます。このヴィクトアリエン市場では、新鮮な野菜や果物を売るお店が出ています。

上の写真は、青空市目の前の肉屋。小腹が空いたときには、バイエルン名物「レバーケーゼブロート」を肉屋で頼むのがおすすめです!さらに市場の周囲には軽食を食べられるお店がたくさんあり、夏にはビアガーデンもオープンします。

ちなみに、市場では基本的に袋に入れてもらえないので、買いたいものがあるなら袋を持参することをおすすめします。袋をもらいたいときは「Eine Tüte, bitte/アイネ・トゥーテ・ビテ」と言えばもらえます。

基本情報

  • 名称:ヴィクトアリエン市場
  • 住所:Viktualienmarkt 3
  • アクセス:Marienplatz駅下車すぐ
  • 営業時間:季節天候による
  • 公式サイト:https://www.muenchen.de/

風光明媚な郊外の宮殿 ニンフェンブルク宮殿

ニンフェンブルク宮殿

「妖精の城」とも呼ばれる優美な宮殿ニンフェンブルク宮殿(Schluss nynvenburg)は、12〜20世紀にかけてバイエルン地方を支配したヴィッテルスバッハ家の夏の離宮です。

ノイシュバンシュタイン城を築いたルートヴィヒ2世が生まれたのもこの宮殿です。

ミュンヘン郊外にありますが、中央駅からトラムで15分とアクセスしやすい、人気の観光スポットです。

城の周囲には白鳥が泳ぐ池や、美しく広大な庭が広がり、城内では美人画ギャラリーやルートヴィヒ2世生誕の部屋などが公開されています。

基本情報

  • 名称:ニンフェンブルク宮殿
  • 住所:Schloss Nymphenburg, Eingang 43
  • アクセス:中央駅よりトラム17番で15分Schloss Nymphenburg下車
  • 営業時間:4月1日-10月15日/9:00-18:00、10月16日-3月/10:00-16:00
  • 電話番号:(0)89 174440
  • 公式サイト:http://www.schloss-nymphenburg.de/

ミュンヘンっ子の散歩スポット 英国庭園(Englischergarten Muenchen)

英国庭園(Englischergarten Muenchen)

散歩と太陽光が大好きなミュンヘン市民の憩いの地となるのが、広大な敷地面積を持つ英国庭園(Englischergarten/エングリッシャーガルテン)です。

夏はビアガーデンがオープンし、芝生の上で日光浴を楽しむ人で賑わいます。夏だけでなく、1年通して散歩を楽しむ人であふれています。

ちなみに、海のないミュンヘン唯一、サーフィンが楽しめる場所。なんとミュンヘンっ子は川がつくる波を利用してサーフィンをします!場所は庭園内でマリエン広場に近い橋の下。

ベストシーズンから凍てつく冬まで1年通して見られる光景ですので、ぜひ見に行ってみてください。

基本情報

ミュンヘンの3つの美術館を巡ろう

美術館

ミュンヘンは美術館巡りをしたい人にもおすすめです。3つのピナコテーク(美術館のドイツ語)が近くに位置しており、世界の名作を楽しめます。

日曜日は入館料はわずか1€。自分の好みのピナコテークを見つけるもよし、3つとも巡るもよしの観光スポットです。

アルテ・ピナコテーク(alte pinakothek)

ヴィッテルスバッハ家が収集した14〜18世紀のヨーロッパ絵画を中心に展示しています。アルブレヒト・デューラーの『4人の使徒』は必見です。

基本情報

  • 名称:アルテ・ピナコテーク
  • 住所:Barer st.27
  • アクセス:トラム27番でPinakoteken下車すぐ
  • 営業時間:水-月/10:00-18:00、火/-20:00
  • 電話番号:(0)89 23805-216

ノイエ・ピナコテーク(neue pinakothek)

18世紀以降の比較的新しい絵画を展示するピナコテークです。ドイツ画家やフランス印象派などの絵画を中心に所蔵しています。

基本情報

  • 名称:ノイエ・ピナコテーク
  • 住所:Barer st.29
  • アクセス:トラム27番でPinakoteken下車すぐ
  • 営業時間:木-火/10:00-18:00、水/-20:00
  • 電話番号:(0)89 23805-195

ピナコテーク・デア・モデルネ(Pinakothek der Moderne)

20世紀の絵画中心のピナコテークです。グラフィック作品や現代彫刻を多数展示しています。

基本情報

  • 名称:ピナコテーク・デア・モデルネ
  • 住所:Barer st.40
  • アクセス:トラム27番でPinakoteken下車すぐ
  • 営業時間:金-水/10:00-18:00、木/-20:00
  • 電話番号:(0)89 23805-360

季節ごとのホットスポットとは?

夏のビアガーデン(Biergarten/ビアガルテン)

夏のビアガーデン(Biergarten/ビアガルテン)

ミュンヘンの夏といえば、ビアガーデン(ドイツ語だとビアガルテン)です。

ミュンヘン市民だけでなく、中欧より北に住むヨーロッパ人にとって、夏は太陽光を取り込むチャンス。年の日照時間が少ないので、皆こぞって外に出ます。ビールを飲むのももちろん外です。

夏の時期は公園などさまざまな場所でビアガルテンがオープンし、人々の憩いの場所となっています。レストランなどの看板を見ても、ビアガルテンをオープンしてビールや食事を提供している場合が多いです。

ビール好きならぜひ、この時期のビールを楽しんでください。

秋のオクトーバーフェスト(Oktoberfest)

秋のオクトーバーフェスト(Oktoberfest)

ドイツの夏は夜10時頃まで明るく過ごしやすいものですが、その日が落ちるのが早くなり始めたら、秋が来る合図です。9月に入ると涼しくなってきて、日本人にとっては肌寒いと感じ始める時期に、オクトーバーフェストが開催されます。

オクトーバーフェストは、世界最大のビール祭り。市内中心のテレージエンヴィーゼ(Theresienwiese)という広大な敷地に、6つのドイツビール会社が巨大なテントを張ってビールをふるまい、毎年世界中から600万人以上も来場します。

この時期にミュンヘンに来たら、ビールを楽しむ他ありません!ぜひバイエルン民族衣装のレーダーホーゼとディアンドルに着替えて、オクトーバーフェストを楽しんでくださいね。

冬のクリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt/ヴァイナハツマルクト)

冬のクリスマスマーケット(Weihnachtsmarkt/ヴァイナハツマルクト)

寒いドイツの冬を乗り切るために必要不可欠なのがクリスマスマーケットです。11月の終わりからクリスマスまでにかけて、それぞれの都市・地域で店が出て、賑やかな雰囲気です。

ミュンヘンでは20以上の地域で開催。マリエン広場は特に規模が大きくておすすめです。

クリスマスマーケットの目玉は、甘く味付けされたホットワイン、Grüwein(グリューヴァイン)。グリューヴァインで体を暖め、美味しいドイツ料理を頂くのがなによりもおすすめです。

また、クリスマスのためのパンやクッキーもたくさん売っているので買ってみましょう。

クリスマスマーケットは、クリスマスまでの準備をするために物々交換を行ったことが起源の市場です。クリスマス当日にはクローズするので注意。

「世界一有名なニュルンベルク」「世界最大のシュトゥットガルト」「世界最古のドレスデン」のような三大クリスマスマーケット都市より規模は小さくなりますが、ミュンヘン各地のクリスマスマーケットもおすすめです!

まとめ

ミュンヘンはおすすめの観光地がたくさんある、ぜひ1度は訪れていただきたい都市です。都会でありながら、田舎の温かさもある魅力的な地域です。周辺都市の観光も入れると、できればゆっくり1週間は滞在したいところですね。

「日本人企業戦士にそんなに長期のバケーションはない!」という方も、ご紹介スポットを廻るだけでかなり満足度の高い旅になるはずです。

もしご旅行の際は、これらの観光スポットをぜひチェックリストに入れておいてくださいね!あなたの旅のプランにこの記事が役立てば幸いです。

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