旅行やワーキングホリデー、転勤、留学などで海外に行くとき、その場所の治安は気になるものです。あらかじめ情報を知っておくことで、自分の身を守ることにもつながります。
今回は、カナダ・ブリティッシュコロンビア州ビクトリア在住の私が、その治安についてご紹介したいと思います。ビクトリアは比較的治安がいい場所として知られていますが、犯罪が極めて少ないというわけでもありません。日本でも同じですよね。
100%安全な場所はありません。私の経験上、在住3年目で自分自身に怖い思いをした、嫌な思いをした、身の危険を感じたという経験がありません。
しかし、それは自分で気を付けているからということもあると思いますので、その方法も一緒にご紹介します。
ビクトリアの治安とは
ビクトリアには、ここだけは踏み入れないで!といった危険地帯はありませんが、特に夜間は避けたほうがいいという場所はあります。ビクトリアにはホームレスの支援施設があり、たくさんのホームレスがその辺りでたむろしています。
全てのホームレスが危険な人というわけではもちろんありません。ただ、中には酔っぱらって徘徊していたり、路上で喧嘩をしていたり、お金やたばこなどを求めて人につきまとったりする人もいるのです。
余計なトラブルに巻き込まれないためにも、特に夜間はそのような地域に1人で出歩かないほうがいいでしょう。
ビクトリアでの夜の外出
上記にも少しふれましたが、ホームレスの支援施設周辺だけでなく、男女関わらず、夜間の1人での外出は極力控えましょう。特に、昼間は人気の多いところでも、お店が閉まりだすと急に閑散としてきます。
夏場は夜10時近くまで明るく、夜でもランニングや犬の散歩など外を出歩く人は多いですが、秋から冬にかけて夜5時を過ぎると暗くなります。
特に週末は、酔っぱらった人が出歩き、思わぬトラブルに巻き込まれることもあるかもしれないので避けたほうがいいでしょう。
私自身、ジムが夜9時以降すいているので、15分の距離を歩いたり、走ったりしてジムまで行くことが好きなのですが、帰りは必ずバスを使うようにしています。
日本の繁華街のように飲食店も朝方3時、4時まで開いて、にぎわっているということはありませんが、日本にいる感覚で夜飲みに出歩くことも危険です。
ちなみにカナダでは、公共の場での飲酒は禁止なので、買ったビールを片手に夜飲みながら歩くということはしないでくださいね。深夜にお酒やたばこを持って歩くというのは、ターゲットにされる可能性が高くなります。
ビクトリアの公共交通機関
バスでの移動は安全ですが、バス内でのスリには気をつけましょう。私自身被害にあったことはありませんが、友人は着ていたパーカーのポケットに入れていた携帯をすられました。ポケットは常に空にしておきましょう。
そしてかばんはチャックで閉まるものを使うか、バスに乗っているときは前にしっかり抱えるなどして守ってください。
と、少し怖がらせたかもしれませんが、バス内には防犯カメラもついていますしドライバーさんも安全管理をしっかりトレーニングされています。ビクトリアのバスの運転手さんはとても親切な人が多いです。困ったことがあったら聞いてみてください。
帰りが遅くなる時は、夜道を1人で歩かずにできるだけバスを利用するといいでしょう。
ビクトリアの車上荒らし
ビクトリアに限らず、カナダで多くの人が経験すると言われているのが、車上荒しです。私は車を持っていないのですが、私の住んでいるアパートの駐車場でも先日立て続けに3件発生し、郵便受けに大家さんからの注意の手紙が入っていました。
1件目は、車の窓を割られ物色されたとのことです。2件目、3件目は施錠のし忘れによるものとのことでした。車から離れるときは、車の中にかばん、袋、小銭、サングラスなどたいしたものでなくても、目に見えるものを絶対に置かないことが大切です。
トランクも空にしておきましょう。このうち1件はトランクに入れてあった一眼レフカメラを盗まれたそうです。ちょっとしたものでも窓を割られて物色されてしまいます。また、車のセキュリティーアラームをつけることも大事です。
車上荒しに狙われないようこれくらいは最低限しておくといいでしょう。
ビクトリアでのドラッグ
カナダでは、ドラッグを平然と公に利用している人を見かけることがあるかもしれません。これは社会問題にもなっていますが、夜間の公園や木の茂みの中など人目のつかないところでたむろしている人がいることがあります。
公園には使用済みの針が落ちていることもありますので、歩くときにも気をつけましょう。見つけても絶対さわらずに通報しましょう。また、ドラッグを買うお金を求めて近づいてくる人もいます。
余計なトラブルに巻き込まれないためにも深夜の公園や人気のないところには近づかないようにしましょう。
まとめ
ビクトリアは比較的安全な場所ですが、やはり日本とは違うということを念頭に置いておく必要があります。
神経質になる必要はありませんが、気を引き締めて、トラブルに巻き込まれないようにここに挙げたことに気をつけておけば楽しい旅行、生活になると思います。
私は大丈夫という考えは持たずに、自己管理をしっかりして実りあるビクトリア滞在にしてくださいね。
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