ロマンあふれるフロリダ州おすすめのスポット3選~歴史好きにはたまらない

フロリダ州と言えば、本家のディズニー・ランドがもっとも有名かつ人気のスポットですよね。しかし、フロリダ州の有名スポットはそれだけではありません。

映画や歴史、SFが好きな人にはたまらなロマンあふれるミュージアムの宝庫です。大人も楽しめて、かつ勉強になる、フロリダのおすすめ観光スポットをお届けします。

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ビリー・スワンプ・サファリ

ビリー・スワンプ・サファリはセミノール・インディアンと呼ばれるフロリダ州のネイティブ・アメリカンの居留地内にある、広大なサファリパークです。

元来の沼地に設置されているサファリ・パークなので、アトラクションも独特で、沼地固有の動物を見ることができます。

そもそも　セミノール・インディアンって？

セミノール・インディアンとは、フロリダ州に居住しているネイティブ・アメリカンの部族の1つです。そして、セミノール・インディアンは、他のインディアンからも一目置かれる特別な存在です。

なぜかというと、過去の米国政府VSインディアンの戦争の最中、多くの部族が米国政府に屈し、土地を追われる中、米国政府が唯一、征服に失敗した部族なのです。

彼らの住処であるSWAMP（沼地）を巧みに利用した戦術は、沼地での戦いに慣れていない政府軍を苦戦させ、とうとう撤退させたのです。

現在のセミノール・インディアンは、フロリダの肥沃な土地を利用し繁栄しています。他の部族と比較すると生活も豊かです。

おすすめアトラクション1．Airboat（ エアボート）

エアボートと呼ばれるジェットボートに乗って沼地を回るツアーです。沼地の水草をどんどんなぎ倒しながら、時速40kmほどの早さで進んでいきます。

途中で運転手が各ポイントでボートを停止し、沼地に生息する動物や植物の説明をしてくれます。運転手はとてもフレンドリーで、質問にはなんでも答えてくれます。ボートが止まってる間は水に潜むアリゲーターを間近に見ることができますよ。

おすすめアトラクション2. Buggy Tour (バギー・ツアー）

大型バギーに乗り、森を探索するツアーです。陽気なツアーガイドとドライバーが、ツアー中もずっとしゃべり通しで、終始楽しませてくれます。

森の中には、セミノール・インディアンの伝統的な小屋があり、彼らの生活様式の解説もしてくれます。シマウマや、リス、シカなど、森に生息する動物も見ることができますよ。

動物とのふれあいコーナー

サファリの入口には動物と触れ合えるコーナーがあり、ヤギやロバに触ることができます。どの動物も人馴れしているので、近くに行くと寄ってきます。とても可愛いですよ。

タイタニック・ザ・アーチファクト・エキシビジョン

タイタニックのミュージアムもおすすめのひとつです。と言ってもあの有名な「映画・タイタニック」に特化したものではなく、史実としてのタイタニック号を、船の完成から大西洋の真ん中で沈むまでを、深く掘り下げたミュージアムです。

魅力的なギャラリー

まず、入場すると「不沈のモリー・ブラウン」に扮したスタッフが陽気にお出迎えしてくれて、早速タイタニックに乗船した気分になれますよ。

館内は時系列でギャラリーが分かれています。タイタニック号の着工⇒処女航海⇒氷山へ激突⇒沈没の順番です。

華やかで期待に満ちた航海から、氷山への激突を皮切りに、パニックへ陥るその様子が、ギャラリーの展示品や照明も相まって真に迫ってきます。

乗船者の遺品、海底へ沈んだタイタニックの母体の一部、実際の氷山も展示されています。

また、映画ではあまり語られていない、タイタニックの乗船者たちの生い立ちや、沈没時の様子、船を沈没させた複合的な原因などが詳しく書き記されてたパネルも多く展示されています。

私は、映画・タイタニックが当時から大好きだったので、映画に登場していた実在の人物をより深く知ることができて感慨深いと共に、「現実に起こった悲劇」を目の当たりにし、悲しい気持ちになりました。

お土産や記念写真もおすすめ！

ミュージアムのお土産品もおすすめがたくさんあります。

1等船室と3等船室の食器を忠実に再現した食器や、映画の中でローズが身に着けていたあの青いペンダント、「ハート・オブ・ジ・オーシャン」のレプリカも売っていますよ。ファンにはたまらないですね。

あの大階段の前で写真撮影ができる。

タイタニックの象徴といえば、1頭船室の大階段ですよね。ミュージアム内には大階段のレプリカが設置されており、スタッフが記念写真を取ってくれます。

1枚20ドル、3枚で30ドルと、値段は安くはないですが、良い記念になりますよ。

ホテルに帰ってみんなやることは…

タイタニック・ミュージアムから帰ってきて、皆さん、高確率で同じことをします。

そうです。映画タイタニックをもう一度見返すことです。ミュージアムを堪能した後、「映画をもう1回見たい」という人が多いのです。

ジェームズ・キャメロン氏による映画・タイタニックは、ジャックとローズのロマンスだけでなく、タイタニック号の造形から内部、史実上の人物まで、ほぼ忠実に再現した傑作です。

タイタニック・ミュージアムで余すことなく学んだ後、余韻に浸りながら映画を見てみましょう。行く前にはあまり注目していなかった人物から、船の構造まで楽しむことができます。

ケネディ・スペース・センター

フロリダに行ったら絶対外せない大本命が、ケネディ・スペース・センターです。NASAが管理するロケット発射場の1つです。今でもロケットを定期的に発射しており、打ち上げ当日はその様子を一目見ようと、多くの観光客で大変込み合います。

宇宙開発機関として現役で稼働している傍ら、敷地内に、観光客専用のビジター・コンプレックスを併設しています。全てを見学するのに丸1日かかるほど、1つ1つのアトラクションが充実しています。

中でも絶対に外せないおすすめのアトラクションをご紹介します。

バス・ツアー

ビジター・コンプレックスからは、実際にスペース・シャトルの発射場や、組み立て工場を廻る為のバスが出ています。バスの中にモニターも設置されており、センターの歴史を学ぶことができますよ。ツアーの終着地点は、アポロ・サターンVセンターです。

※バス・ツアーは9:00～14:00までの営業で、混み合います。センターに着いたら一番初めに乗る事をおすすめします。

Apollo/SaturnⅤCenter（アポロ・サターンVセンター）

人類初の月面着陸を目指したアポロ計画の苦悩と栄光の歴史をシアターで体感することができます。アポロ8号を打ち上げる様子を、実際の電制室を目の前にしながら臨場感たっぷりの演出で楽しむことができます。

そして、アポロ・サターンVセンターのクライマックスは、展示されている本物のアポロ11号（サターンV）です。人類で初めて月面着陸に成功したロケットを間近に見ることができますよ。

同じスペースには実際に月から採取した石を触る事ができるコーナーや、実際に使用された宇宙服、アポロ8号からの帰還船も展示されていました。

充実のお土産品コーナー

お土産品コーナーも充実しています。スペースシャトルの模型や、NASAのロゴが入ったタンブラーや、ジャケットなど、どれもつい手に取ってしまうほど、魅力的な商品が多いのです。

普段、お土産品にさほど関心がない私も、あまりの可愛さに目を奪われ、このTシャツを購入しました。

各アトラクションを回った後は気分が高揚しているので、普段買わないものまで欲しくなってしまうでしょう。

NASAのファン、宇宙が大好きな友人へのプレゼントとしていかがでしょうか。

期待はほどほどに、有名スポットの現実

そこまできれいじゃないフロリダの海

フロリダ・ブルーの美しいビーチの写真は有名ですよね。ですが正直どこも「遠くから眺めるだけならきれい」という印象です。実際に海の中に入ると濁っていてたまにゴミも浮いているので、お世辞にもきれいとは言えません。

フロリダの中でも透明度が高いと言われている「クリア・ウォーター・ビーチ」も沖縄県や山口県等の海のほうがよっぽど透き通っていてきれいです。海水浴よりも、海岸線がどこまでも続くビーチをを眺めて、涼しい海風を楽しむ方がおすすめです。

渋滞が激しいマイアミ

映画の舞台としてよく取り上げられるマイアミですが、渋滞が常に発生しており、まったく前に進みません。市街地から歩いてビーチ周辺を散策するのならまだ楽しめますが、車で通り過ぎようとすると痛い目に遭います。

マイアミへ行かれる際は、グーグルマップ等で渋滞情報をこまめにチェックして、できるだけ渋滞を避けるようにしましょう。

一方で、マイアミより北に位置する都市「オーランド」は、空港都市でありながら、渋滞も比較的軽く、町も海岸周辺ものんびりとしているのでおすすめです。

おすすめレンタカー会社

Green Motion（グリーン・モーション）というレンタカー会社がおすすめです。車の質が良く、値段もリーズナブルです。保険の内容や車のグレードによって値段は変動しますが、5人乗りのトヨタ・カローラが、一日あたり25ドルでした。

空港内からシャトルが出ており、帰りはそれぞれの航空会社の搭乗口まで送迎をしてくれるので、とても便利です。

まとめ

今回紹介したスポットで印象的だったのは、子供よりも大人の方がより楽しんでいたことです。きっと、スペースシャトルやアポロなど、子供のころ憧れた世界がそこにあり、童心に返らせてくれるからでしょう。

どこも値段は安くはないですが、訪れる価値は十分にありますよ。

また、フロリダ州の気候は少々湿気がありますが、海風も吹くので不快なほどではありません。ただ、急にスコールに見舞われる事も少なくないので、折り畳み傘を携帯すると良いでしょう。

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