私は2018年11月からベトナム駐在生活をスタートしました。首都ホーチミンでインフラ整備を行っています。
海外での生活に対する漠然としたあこがれは学生の時からあったものの、駐在員になった経緯は、夢をかなえられる環境が目の前に飛び込んできたから飛び乗っただけ、というのが正直な話ではあります。
その具体的な内容をお伝えしながら、海外駐在員を目指す方々に私なりのエールを送りたいと思います。
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ベトナム駐在員になるまでの経緯:異業種からの転職
私は38歳で転職して今の会社に入り、1年経たないうちにベトナム駐在生活に入りました。現在勤めるのは創業して5年ほどの小さな建設会社です。
友人に聞いた別業界の海外赴任に興味
私の最終学歴は四年制大学の法学部です。職歴も、司法書士事務所勤務、行政書士として独立開業、外資系金融機関勤務と、建設業とは大きく離れていました。
外資系金融機関でのマネージャー職への昇進を目指していた折、友人より「とある社長がベトナムに赴任してくれる人を探している」と聞きます。
私はとっさに、その社長に会わせてもらえるよう友人に頼みました。海外での生活という今まで忘れていた夢を実現させることができると感じたからです。
トントン拍子に話が進む
数日後、その社長と面談することができました。
インフラ整備を主に行っている会社で、今後ベトナムでも業務を拡大していく予定であるので、ベトナムに駐在できる人間を探しているとのこと。また、建設業以外の事業についても今後幅広く行っていきたいとのことでした。
社長は、建設業界出身ではない私の異質な職歴に興味を持ってくださったようで、前向きに検討していただけることになりました。
迷わず飛び込めた理由とは
私の妹は海外駐在生活が長く、今も日本と海外を行ったり来たりしています。一方の私は法律畑の出身で国内での転勤すらなかったため、海外で働きたいという夢を忘れてしまっていましたが、そのような家族の影響もあったのかもしれません。
「海外での生活」という忘れていた夢に手が届きそうになった時、思わず飛び込んでしまいました。そう考えると、私は非常に幸運であったと言えます。
ベトナム駐在員になるため他業種他分野のスキルをアピール
私の場合は上記の通り、幸運にも友人の紹介で転職先の社長と会うことができました。しかし、他業種からの転職なので、業務内容については全くの専門外です。
そこで、反対に全くの他業種他分野であることと、取得済みの宅建などの資格を強調しました。法務や税務、不動産の分野についての知識と経験を前面に押し出し、業務拡大の中核を担える人材であるということをアピールしたのです。
建設業以外に業務を広げることも考えていた社長には分かりやすいアピールとなったようで、事業拡大の指針を与える結果となりました。
ベトナム駐在員としての仕事内容と職場環境
業務の内容
冒頭でもご紹介しましたが、首都ホーチミンでインフラ整備を担当しています。現地のワーカーと班を組んで、日本の技術を教えながら仕事をする毎日です。
今回は6ヶ月だけですが、今後も滞在は増えていく予定です。
「まずは現場から」という社長の意向で、今回の駐在では現場がメインですが、今後はここベトナムでも法務や労務、税務などの仕事が主になっていく予定です。
職場での共通語は?
班にはだいたい一人、日本語を話すことができるベトナム人のリーダーがいます。仕事の打ち合わせなどはそのリーダーとしますが、片言でも日本語を話すことができる人、日本語も英語も全く分からない人など、メンバーの語学力はばらばらです。
しかし、不思議なもので仕事を通じてなんとなく意思は通じるものです。
もちろん、細かいニュアンスなどは通じないのでその時はベトナム人のリーダーを通して話をしますが、軽い作業などは概ねジェスチャーと簡単な英語と「はよして」「ちゃうちゃう」などの関西弁でなんとかなっています。
ベトナム駐在生活は仕事もプライベートも充実
趣味が食べ歩き、飲み歩きということもあり、物価の安いベトナムでの生活は非常に充実しています。ふらりと独りで入った店でメニューを見て「おいおい、ビール頼んでも100円くらいか」と最初は感動しました。
ベトナムでの食生活や街の情報についてはまた別の記事でお話ししますが、今では馴染みの定食屋さんやカフェもあり、毎日とても楽しんでいます。
しかし、駐在員の本分はやはり仕事です。仕事が充実してこそ充実したベトナム生活になります。私は幸運にも現地スタッフにも恵まれて、内容の濃い仕事ができています。
ベトナム駐在員として働きたいなら強い意志が必要
ベトナムなど海外での駐在にあこがれ、海外での生活を夢見ている皆様に私が言いたいことは、「あきらめないこと」そして「チャンスと感じたら飛び込むこと」この2点です。
幸運にも私は、夢であった海外生活をスタートさせることができましたが、夢のために何かを犠牲にすることもあるかもしれません。夢と何か別の大切なものを天秤にかけることが必要なこともあると思います。
私のように、海外で働くために思い切って転職しようと考えている方にこそ、今一度、自分の信念を見つめ直していただきたいです。
日本から逃げたいだけではうまくいかない
ベトナムに来たから素晴らしい日々が送れているかというと、それは違います。ベトナムの空気を吸って、ベトナムの街を歩いて、ベトナムの屋台で食事をしても、日本の生活からの逃避では何も変わりません。
海外で生活したら何かが変わるだろうとか、素晴らしい日々が送れるかもしれないとか、日本の生活がいやだとか、日本を飛び出したいとか、今の日本での生活に対する逃避で海外生活をスタートしてしまうと苦しい結果になると思います。
まとめ~自分の力で夢をかなえよう
ベトナムで生活ができるとは、数年前の私には想像もつかなかったことです。幸運に幸運が重なった結果ではありますが、幸運だけではなく自分で勝ち取ったものであるとの自負もあります。
前述しましたが、チャンスがきた時、私のように即決することができるかどうかも一つの鍵です。
まだまだ始まったばかりの駐在生活ですが、「仕事が充実してこその人生の充実」をこれからも肝に銘じて、ベトナムでの生活を実りあるものにしていきたいと思います。
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