ベトナム駐在員の語る、海外赴任のできた理由とこれから

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将来は海外で働いてみたいと思っている人のために、私がどうして海外で働きたいと思ったのか。そのためにどんな努力をして実現させたのか。働いてみて実際はどうなのかなどを体験談をもとにご紹介したいと思います。

なんとなく海外で働いてみたいとぼんやり夢を抱えている人が、この記事を読んで自分の目標を具体化する手助けになればいいなと思っております。

また良い側面だけではなく、大変な側面なども併せてご紹介することで、よりリアルな体験を感じていただければと思います。

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私が海外勤務を目指した理由

空港

学生時代に見た旅先の日本人

なぜ私が海外勤務を目指したかと言うと、理由はすごく単純です。

学生時代から旅行が好きでよく海外に行っておりました。そんなときに現地のホテルや航空会社で働く日本人が英語を使い、仕事をしている姿を見て「カッコいい!自分もいつかそういった仕事をしてみたい」と思ったのがきっかけです。

就職先を選び目標を持つ

就職活動では将来海外勤務が実現可能な企業を中心に選びました。面接を受け、最終的に日本の大手の旅行代理店に就職できました。

海外就職をしたいと思っている皆さん。目的は人それぞれ違うと思いますが、必ず1つ自分の中に常に目標を持ちつづけるのが重要だと私は考えます。

海外就職は、日本の就職より手間も費用もかかります。それを乗り越えるだけの目標を見つけておけば実現できると思います。

実現させるために努力したこと

書く

希望を出す前に準備万端に

私は海外に来る際、社内公募の制度を利用して自ら手をあげ赴任をしてきました。

公募では書類審査や面接があるのですが、まずは書類審査に通るために営業成績では常に上位でいることを決意しました。プライベートでも自らのスキルアップのため英会話教室へ通いました。

営業成績を意識した業務を行った結果、1年ほどで成果は表れ、入社3年目で海外赴任を実現することができました。また仕事の合間に週1回、1年の英会話教室も休むことなく通い、1つの自信につながりました。

公私ともに納得できる状態へ

長期間にわたりモチベーションを維持することは簡単ではありませんが、海外で働く多くの人が高い目標を持ってきています。出発前から努力をして目標達成に慣れておくことも大切なことだったなと、今では感じております。

実際に働いてみて良かったこと

人々

未経験ゆえの偏見が消える

海外で働いてみてよかったことは、人種の多様性を受け入れられるようになったことです。

日本にいたときは「ベトナム人!?なんか適当そう」と、なんの根拠もない偏見をもっていたのも事実です。

しかし実際にベトナムに来てみて、彼らと一緒に仕事をしていると、日本から来た私たちを迎え入れ、嫌な顔一つせずいろいろなことを教えてくれます。

見識が広まる楽しさ

そして日本人以上に思いやりがあり、とても優しい人が多い印象を受けます。おかげで今では日本人同士で働いていた職場よりいろいろな刺激を受け、楽しい毎日を過ごしています。

島国で閉ざされた環境の日本では、海外の人と触れる機会はまだまだ少ないかと思います。ぜひ海外に出たらいろいろな人種の人とふれあい、自分の見識も広めてみてはいかがでしょうか。

実際に働いてみて大変なこと

ベトナムフード

公用語が理解できないもどかしさ

海外で仕事をしていて大変だなと感じることは、やはりなんと言っても言葉の壁です。

ベトナムは公用語がベトナム語なので、何かトラブルがあっても英語ではうまく伝わらず、日本語のわかるベトナム人を介しての対応となるケースが多いです。

日本であればスムーズに解決するような案件にも時間を要し、もどかしさを感じるときもあります。

金銭取引へ常に注意が必要

また日本人はお金を持っていると思われているため、ローカルの飲食店を利用した際などに外国人用の高いメニューをわたされたり、値段をふっかけてくるようなことがあります。

そのため、取引などをする際には常に注意を払わなければならず、疲れているときはストレスに感じることも多々あります。これらも海外に来た洗礼かと思い、私は苦労半分楽しみ半分で生活をしています。

これから海外で働くことを目指す人へ

プール

海外勤務は聞こえもよく、華やかなイメージを持たれる方も多いと思います。

しかし実際に勤務をして環境に慣れてくると日本で働くのと変わりないか、むしろ大変なことのほうが多くなってくるのが現実です。異国の地で働いているので当然ですね。

これから海外を目指す人には、ぜひしっかりと現実を理解し挑戦していただきたいと思います。そうすることで、現実とのギャップが少なくスムーズに海外生活をスタートできるかと思います。またそういった方のほうが長続きするようです。

大変なことも多いですが、新しい発見もあり自身のスキルアップに必ずつながりますので、ぜひチャレンジしてほしいと私は思います。

まとめ

私が海外で働きたいと思ったきっかけは至極単純なものでした。その実現に向けて少しずつ行動を起こし、最終的には運良く夢をかなえることができました。

しかし、海外で働くというのは実現をしてしまうと、そこからはまた普通の日常が待っています。私はこれからこの赴任地で新しい次の目標を見つけなければと思っております。

ぜひみなさんも海外勤務はあくまで手段であることを忘れず、実現後も次の目標を見つけて、前に進んでいただければと思います。

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記事を書いた人

日系企業の駐在員として2018年にホーチミンへ赴任。趣味は食べ歩きと旅行です。ホーチミン市内の飲食店巡り、時間があるときはベトナムのみならず周辺国にも足を運んでいます。住んでいるからこそ分かるコアな情報を中心に皆さんにお伝えできればと思います。

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