スポーツと医療に興味がある人へ!アメリカでスポーツ医療の経験を積むことをすすめる5つの理由

アメリカンフットボール アメリカで働く

スポーツが好きで、それに沿った医療の道に進みたいというのなら、まずはなるべくたくさんのスポーツに触れることが大切です。

それに加えて色んな医療従事者と交流する機会があると、同じことの違う面を見ることができ、自分にとってプラスの経験になります。

スポーツ大国アメリカは、そんな条件がそろった理想的な環境です。アスレティックトレーナーを目指して渡米した私が、実際に見て感じたアメリカならではのメリットをまとめてみました。

スポーツの種類が多い

ゴルフ

まずアメリカにいて感じるのは、人々が興味を持っているスポーツ、そしてプレーされるスポーツの種類が多いということです。

4大プロスポーツはアメフト、野球、バスケ、そしてアイスホッケーです。この4つですでに一定の人気を得ています。そこにサッカーやゴルフ、テニスが加わります。

一般の人がしているのはランニングやサイクリング、水泳、それにソフトボールです。公園で草野球ならぬ草ソフトボールを楽しんでいる大人たちを週末になると多く見かけます。

他にも、マイナーと思われるようなスポーツも意外と身近で試すチャンスがあり、初めてプレーして以来、虜になってそのスポーツを続けているというような話も聞いたことがあります。

スポーツの施設がたくさんある

グラウンド

プール

私の住んでいる地域にはスポーツの施設が数多くあり、簡単に利用できます。アメリカに来て、大きな公園には大体テニスコートがあり、無料で使っていいと知ってとても驚いたのを覚えています。

また、公立の学校にあるスポーツ施設は、授業や課外活動の時間以外は一般市民も利用できます。週末の朝夕に、高校の陸上トラックでジョギングやウォーキングをしている人をよく見かけます。

ソフトボール場も数多くあり、キャッチボールやバッティング練習をしている親子もいます。

市営のものだと、それぞれの設備の質は大したことないのですが、やはり気軽にスポーツを楽しめる場所があるというのは、スポーツをやり始め、続けていく上でのカギだと思います。

スポーツ人口が多い=けが人の数が多い

スポーツ

すでに述べた内容から想像はつくと思いますが、アメリカでスポーツをやっている人の数は多いです。大人は4人に1人が何かしらのスポーツをしていると言われており、子供に関しては4人中3人と、割合が格段に高くなります。

憧れの選手を目指して

スポーツをする人の数が多いのは、テレビに出てくるアスリートに憧れ、あの選手のようになりたいと願う子供がいることも理由の一つだと思います。

4大プロスポーツはもちろん、あまり地上波で放映されることのないテニスやゴルフでも、セリーナ・ウィリアムズやタイガー・ウッズなどの有名な選手がいます。

彼らはその競技で強いだけでなく、色んな場面に出てきて成功している様子が伝えられます。その姿は子供たちに夢を与え、彼らは頑張ってあの選手のようになりたいと練習するのです。

スポーツによる弊害も

このようにスポーツが盛んに行われるのは良いことなのですが、同時に増えるのがけがをする人の数です。

2014年にアメリカでスポーツが原因となったけがは約680万件だったと報告されています(米国疾病対策センターが発表した統計より)。年々増えているようで、子供のけがも増加しています。

また、早いうちから子供を一つのスポーツに集中させすぎて、それが原因で体が壊れそうになる子もいます。

よって最近は、子供に一年中同じスポーツをさせるのではなく、休みを与えたり違うスポーツをさせたりして、体の同じ部位だけ酷使しないようにアドバイスされています。

スポーツをする人を支える幅広い医療チームがある

フェンシング

けが人の数が増えるということは、その手当をする医療チームが必要ということです。アメリカでは色んな資格保持者がアスリートを支えています。

まずは、医者です。ただ、医者とひとくくりにしても、スポーツ医学を専門にする人もいれば、足病科専門の人もいます。また、カイロプラクターや鍼灸師、理学療法士、アスレティックトレーナーもアスリートの近くにいて支えます。

アメフトの試合の時には緊急救命士も救急車とともに待機しています。もっと広げるのなら、栄養士やスポーツ心理学者もそうです。

本当に色々な角度からのアプローチで、スポーツに参加する人々を支えています。一口に医療チームと言っても、その幅がすごく広いなと思います。

医療ボランティアの機会がたくさんある

怪我

もともとアメリカではボランティアの機会が数多くあるなとは思っていたのですが、医療系も例外ではありません。

よくあるのは、マラソンなどのランニングの大会です。経験を積む目的でボランティアをすることが有効なのはもちろん、他の医療スタッフと交流を深め、ネットワーキングの輪を広げるのにもすごくいいと思います。

別の視点を持っている人と出会える

個人の性格にもよるのでしょうが、アメリカではどこに行ってもたいてい、初対面でも気楽に色々と話をしてくれる人に出会います

自分と違う仕事をしている人と話をすると、今まで見えていなかったことや気付かなかったことを発見できる可能性があり、何か新しい知識・技術を身につけることができるかもしれません。

自分の枠にとらわれないで仕事ができたら、将来進みたい道にさらに近づくことができるのではと思います。

まとめ

アメリカはスポーツがとても盛んで医学にも力を入れているため、スポーツ医療に関わりたい人には色々な経験ができるチャンスがあります

アスリートを支える医療チームの構成者も様々な資格保持者であることが多く、積極的にボランティアなどを行えばそのような人たちと知り合える可能性も高まります。

プロから趣味レベルまでたくさんの人がスポーツに参加するアメリカ。スポーツが身近にある環境で、ぜひ多くのものを吸収してください。

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