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イタリアで就職する際に、確認しておくべきこと

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コロッセオ

イタリアで就職活動をするにあたり、求人情報を見ていると、会社によって様々な条件を目にします。

業種や仕事を探すエリアにもよりますが、イタリア全体で中小企業の数がとても多く、そのほとんどは個人経営の会社で、それぞれが会社独自の条件を設けていることが多いです。

今回はイタリアで就職をする際に、チェックするべき点をお話します。

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一番重要!雇用契約について

挨拶

雇用形態

まず何よりも大切なのは、雇用形態です。学生ビザでイタリアに渡航した場合の就労可能時間は、原則週20時間と法律で決められています。したがって、自動的にパートタイム契約となります。

反対に、すでに就労ビザを取得している場合は、40時間のフルタイム契約が可能です。

イタリアでは高い税金を脱税するため、契約をしないで仕事をさせるNeroと呼ばれる状態で雇う雇用主が多くいるのも現状です。Neroとは法律に反した雇用形態となります。

給料は手渡しでもらうことができ、20時間を超える就業も可能になりますが、給与明細は存在せず、したがって私達が納めるべき年金や税金を支払うことができません。

また、万一の病気やケガをしてしまった場合もNeroの状態であれば雇用契約がされていないため、補償もありません。

そのため、面接時には必ず、働く時間に伴った契約をしてもらえるのかどうかを確認しましょう。

オーナーから直々にNero契約依頼!

以前、私もある企業に面接に行った際、勤務時間はフルタイムで、契約はパートタイムにしてほしいと、雇用主から直接言われました。つまり、半分はNeroです。

しかし、私がそれを受けいれてしまえば、私自身も脱税に加担することになります。残念ながらこのオファーを断りました。

仕事欲しさに受け入れたくなる気持ちもわかりますが、雇用契約は経営者が法律に従って結ぶべき義務です。

イタリアで働くためのビザサポート

マップ

イタリアはヨーロッパへ仕事を求めて移民の多くが入国してくる、いわば、EUの入口です。そのため、アフリカや東ヨーロッパからの外国人労働者が増え続けており、常に外国人移民問題について議論されています。

イタリア政府はイタリア人の仕事を守るため、そして平等に移民に労働する権利をあたえるために、不定期に外国人に向けた労働許可を申請する機会(Flussi)を与えます。

このFlussiは職種や業種、国籍によって人数制限があり、申請したすべての人に許可がでるわけではありません。

イタリアで就労ビザを獲得するには?

イタリアで労働ビザを取得したければ、まずは企業と雇用契約を結び、そしてこのFlussiが発令されたタイミングで必要書類を用意して申請するという手順を踏まなければなりません。これには勤める企業の協力が絶対不可欠です。

そのため、面接後に晴れて会社と契約できることになったら、企業側がFlussiに関する手続きに手を貸してくれるかどうか、またそれに見合った信頼を置ける企業であるかどうかを自分自身で見極めることも大切です。

給与や賞与の確認

イタリアの求人情報は、給料や賞与についての記載をしていない企業が多くあります。CVと呼ばれる履歴書を企業に送り、面接が決まったタイミングで、給料がいくらになるのか知らされます。

多くの雇用主は応募してきた人材の前職の給料やキャリアに応じて、初任給を提示することが多いです。

ボーナス

また、職種にもよりますが、冬のボーナス(tredicesimo=13ヶ月目の給料)、夏のボーナス(Quattrodicesimo=14ヶ月目の給料)が発生するのかどうかも面接時に細かく説明があります。

給料については、雇用主側と交渉が可能です。自分の持っているスキルと、企業側が提示してくる金額が割に合わないと感じた場合は、正直に意見を伝えることが大切です。

時間外手当やその他の手当

業種によって多少違いはありますが、イタリアでは法律によって時間外勤務や日曜日や祝祭日の勤務には手当の支払いが義務づけられています

しかし、ここでも気を付けなければいけないのが、日本の企業のタイムカードのようなシステムがイタリアはそこまで普及していないこと。

もちろん、従業員が多い大企業に所属すれば話が変わりますが、イタリア企業の大部分が中小企業です。そのため、個人の労働時間のチェックがあいまいになっている企業が多いのも現状です。

1日の業務が8時間を超える場合に残業代(Straordinario)がでるのか、祝日の勤務がある職場は祝日手当(Festivo)が支給されるのかは、明確にしておく必要があります。

有給休暇の取得

プール

有給休暇はイタリア人にとっても重要事項です。一般的にフルタイムやパートタイムで契約を企業と交わせば、毎月2.5日の有給休暇の付与が義務となるため、必然的に毎月加算される仕組みです。

また、日本と比べても大変有給休暇の消化はとてもしやすいのが特徴です。日本の企業のように「有給を使いたくても、上司から許可が得られない」、といったことはイタリアではほとんどないため、その心配は無用です。

一般的な企業は8月にまとまった休みを許可するところが多いですが、業種によっては繁忙期に合わせて取得できる期間が限定される場合があります。

年末年始など日本の休暇に合わせて帰国したい人などは有給休暇の付与状況などを雇用主と話しておくといいと思います。

まとめ

以上がイタリアで晴れて就職をする際に、確認しておくべき事項です。あまり、質問をしすぎると企業側に悪い印象を与えてしまうのではないか、などと心配になるかもしれませんが、雇われる側にとってマイナスになることはありません。

イタリアでは個人の主張はどんどんするべきですし、不明点は契約をする前にクリアにしておくべきです。自身が納得して、自分の求める条件に見合った仕事が見つかるよう、就職活動をしていきましょう。

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投稿者プロフィール

イタリア・プラト在住。イタリアで食材やワイン販売、ジュエリー販売として働く。フィレンツェにて3年間の留学経験あり。

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