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韓国企業の特徴とは?韓国と日本の企業文化を比較してみた

韓国企業

日本から近い韓国は、旅行先としても常に人気を集める国。海外就職の候補地の一つとして考えている人も多いかもしれません。

私は韓国で就職し、いくつかの韓国企業に勤務した経験があります。実際に韓国企業で働いてみると、日本と同じだなと思う部分も、逆に韓国独特だなと思う部分もあります。

では、どんなところが似ていて、どんなところが違うのか。私が韓国で働きながら経験した「韓国企業の特徴」「企業文化」の一部をご紹介します。

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目次

韓国人もやっぱり「共通点」が大好き!

韓国企業

韓国の社内でも日本と同じように共通点が好まれます。とにかく共通点を探す文化といってもいいかもしれません。

大学

韓国はいわずと知れた根強い「学歴社会」です。

そんな韓国で一流の中の一流大学と言えば、ソウル延高大学(ソウル大学)、延世大学、高麗大学の3校です。ここに、上位1%のみが入学できるという理工系専門大学KAISTを加えた4大学が、就職に強い名門校といわれています。

私が契約社員として2年ほど勤めた大企業では、なんと正社員の70%以上が上記4つの大学いずれかの出身でした。中でもソウル大出身者がそのうちの半分を占めていました。

企業経営者の出身校と同じ大学卒業だと入社しやすい傾向があるともいわれています。

軍隊

徴兵制度がある韓国。ほとんどの男性は入隊経験があります。そのため会社でも、男性社員が入社すると必ず「どこの部隊出身か」という質問をされます。

韓国企業では留学組はウケがイマイチ?

前述したように、韓国は「学歴社会」ですが、海外留学組が韓国の大企業で就職しようとする場合、意外に“ウケが良くない”場合が多いようです。

その理由として考えられるのは、上で挙げた「同門好き」という点や、「組織」をかなり重視する風潮などです。

上下関係などもまだまだ厳しく、欧米でよく見られる「個人の意見を尊重」「フランクな人間関係」などは韓国の社会には合わないようです。

韓国企業では会食やワークショップなど会社の行事多し

会社行事

韓国で会社勤めをしながら思ったことは、企業の規模に関わらず「会社の行事」が多いということ。多くの企業で会食はもちろんのこと、「ワークショップ」と呼ばれる日帰り旅行や、時には泊りがけでの社員旅行があります。

実はこれでも交流が減っているらしく、一昔前は、毎月給料日には必ず1ヶ月の苦労をねぎらう会食があり、毎週1度の頻度で会食を行う企業も多かったそうですよ。

韓国の会社では「朝のお茶くみ文化」はまずない

上下関係が厳しいといわれる韓国ですが、意外に「朝のお茶くみ文化」はほとんど耳にしたことがありません。私が勤めたいくつかの会社でも、規模に関わらず一度もありませんでした。

また、日本の会社ならどの部署にも1つはありそうなコーヒーメーカーが韓国の会社ではまず見られません。そのため、新人が朝出社してまずコーヒーを落としておくという光景も見られず、部長・室長クラスも自ら給湯室でスティックコーヒーを作ったり水を飲んだりしています

ただ、来客があった場合は、やはり新人など女性がお茶を出すようです。

まとめ~濃い人間関係が外国人の私にはプラスに

会社の人と密な関係が望まれる傾向にある韓国。

人によってはこのような文化が億劫な場合もあると思いますが、韓国には学生時代の友達もおらず、一人暮らしで家族もいなかった私は、このような韓国の会社文化のおかげか、さほど寂しさを感じることなく過ごすことができました

当時勤めていた会社の同僚は、昔ほど頻繁に会うことはなくなった今でも家族のような存在です。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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