韓流ドラマを見ることがあれば、「韓国人って本当にそうなの?」と疑問に思うことがありませんか。
現実社会をある程度反映したものがドラマの世界だといわれていますが、少し度が過ぎるのも韓流ドラマならではの特徴のひとつです。
韓国に住んでいる私もたまにドラマを見ますが、周囲でドラマのような出来事が起こることもあれば、ドラマとのギャップを感じることもあり、それはそれで飽きない生活を送れていると思います。
そこで、あくまで私の周りの基準になりますが、韓国人の本当の部分について思ったことを綴っていきます。
Q.韓国生活の良いところが知りたい
Q.韓国人の整形事情って?
韓国人男性の特徴
韓国の男性といえば、ドラマなどで見ると、すごく優しくて愛情表現も豊かですよね。そのため日本の女性の中には、韓国人の男性は「優しい」というイメージが定着している面があるようです。
愛情表現が得意
この「優しい」という面については本当だと思います。もちろん、個人差はありますが、日本人の男性に比べると、韓国人の男性は「好き、愛してる」などの愛情表現もよくしますし、プレゼントもたくさん買ってくれます。
韓国の街を歩いていると、ペアルックのカップルや花束を持ち歩いている男性もよく見かけます。
その他にも、スマホやライン(韓国ではカカオトークが多い)の壁画を彼女の写真にする、デート中の食事はおごる、女性のカバンを男性が代わりに持ってあげることは基本中の基本です。
サプライズ演出が得意
個人的に韓国人男性に一番驚いたのは、サプライズの演出ですね。たとえば、レストランを借り切ってプロポーズしたり、ハート型に配置したろうそくの中で指輪を渡したりとさまざまです。
ただ、女性によっては過度な演出は負担にもなるようで、せっかく準備したのに肝心の彼女が来なかったという悲しい現場を目撃したこともあります。
結婚すると変わる
このように優しい韓国人男性ですが、結婚すると180度変わるという話もよく耳にします。もちろん人によりますが、「釣った魚にはエサをやらない」ということでしょうか。
結婚する前は2人でよくデートもしたのに、結婚したら全然しようとしない、優しい愛情表現は夫婦になった途端なくなったというケースもあります。
こうした韓国人男性の豹変が影響したのかどうかは不明ですが、近年、婚姻届を敢えて出さない「事実婚夫婦」が増えているそうです。
離婚したという経歴が残るとあとあと面倒なので、もしもの時のための保険という意味で出さないのだとか。知り合いに聞いてみると、「子供が生まれたら出すよ」と言っていました。
韓国人女性の特徴
韓国人女性へのイメージの一つは「整形」だと思います。日本の番組でも、韓国の整形事情について取り上げられることがしばしば。中国からも整形手術のために来韓する旅行客が多いです。
ところで、韓国には本当に整形した人が多いのでしょうか。
答えとしては、半分は真実だと思います。まず韓国は他国に比べると整形強国といわれていて、整形の技術が発達しています。
また地下鉄の駅やバスでは整形外科の広告が目立ちますし、整形前後のビフォーアフター写真もよく見かけます。
大学入学祝いにプチ整形
大学の入学祝いに親が整形手術をプレゼントするという話もあります。ほとんどの場合、目や鼻などプチ整形が多く、レーシック手術をする人もいたりします。
整形に対する抵抗感が少ない
一方で私の周りを見渡してみると、整形をしていない人がほとんどです。ですが、その人々も実際にはしないけど「私、整形しようかな」と言ったりしますし、整形が話題になることもちらほらあります。
そういう意味では、整形に対する抵抗感というのは少ないのではないでしょうか。
物事をはっきり言う
もうひとつ韓国人女性の特徴として、物事をはっきり言う性格が挙げられます。特に、遠回しに言う傾向にある日本人には気が強いと感じられるかもしれませんし、苦手意識を持つ方もいるかもしれません。
本人に悪気があるわけではないのですが、韓国人と付き合う時には、そのあたりについては理解しておいた方がいいと思います。
逆に、日本人について尋ねてみると「本当はどう思っているのか分からないから怖い」という意見が多かったです。
韓国の結婚生活
韓国のドラマを見ると、姑がすごく怖い存在に見えませんか。息子との結婚に反対し、彼女に札束を渡しながら別れることを要求したり、自己主張が強くて嫁とケンカしたり。
多少、脚色された面もあると思いますが、嫁姑問題というのは古今東西どこも似たり寄ったりなのかもしれません。
嫁が嫌がる姑ランキング
韓国の姑について理解しやすい話があります。
「嫁が嫌がる姑ランキング」というのがあるのですが、一つ目は「私の息子は私が一番よく知っている」という言葉。
特に一人息子を持つ姑だと、この傾向は強まり辟易する女性が多いと聞きます。
次に「頻繁な安否電話」です。毎日のように電話をかけてきては「ご飯はどうしているのか」「子供は元気か」など、心配性の姑に見られるそうです。
これも本人には決して悪気があるわけではないのですが、お嫁さんにとってはストレスの原因になるそうです。
最後に「急に家に訪ねてくること」です。事前連絡なしに来られると、掃除や食事の準備ができておらず、慌てふためきますよね。
また、これに関連して「姑に玄関の暗証番号錠のパスワードを教えるべきか、否か」という主題がテレビでも扱われることがあり、息子夫婦への干渉は珍しいものではないようです。
幸い我が家では義父母による干渉は全くなく、温かく見守ってくださっています。
知り合いの新婚夫婦は、家具の配置からカーテンの色まで全て義父母に決められたと嘆いていましたが、こればかりはどうしようもないんでしょうね……。
韓国の名節
名節とは伝統祭日のことを指し、日本でいうところの正月やお盆が該当します。ただ韓国では旧暦の正月やお盆を祝うのが一般的で、家族や親戚が一堂に集まる日でもあります。
子供のときは、お年玉がもらえたりいとこと遊んだりできる楽しい休日なのですが、大人になると状況が変わってきます。
親戚からの質問ぜめ
たとえば、大学生や未婚の女性にとっては、親戚から「就職はどうなっている」とか「結婚はまだか」と本人にとっては触れて欲しくない質問をされることが多く、非常にストレスになると聞きます。
そのせいか帰省しない若者が年々、増えています。
また、お嫁さんにとっては休む暇がありません。まず、大人数が集まるので料理が大変です。出前を頼むこともありますが、基本的に料理を作って出すのが礼儀だそうです。
しかも正月料理は種類も多く、前日から料理の準備や掃除に追われます。
この時、手際が悪かったり、なにか粗相があったりすると、姑や親戚から陰口をたたかれます。特に新婚の時は、初めて会うという親戚もいるため余計に気を使い大変だと聞きます。
若いお嫁さんはやっぱり大変
食事の後は大量の皿洗いが待っていて、これも一番年下のお嫁さんがやらされることがほとんどです。
この時は旦那さんの態度も大事です。奥さんのストレスを解きほぐしておかないと、帰りの車や電車の中で夫婦喧嘩になります。
正月の男性たちはソファーで横になってテレビを見たりくつろいでいることが多く、奥さんの不快指数が高くなる原因だとか。
最近の韓国の変化
ここまでの内容はあくまで標準的な韓国の話であって、当然のことながら個人や家庭によって全く異なります。なので参考程度にとどめておいて欲しいのですが、若い世代を中心に変化も見られます。
共働きの夫婦も多い
最近は共働きの夫婦も多いので、家事の分担は基本ですし、育児に積極的に関わる男性も増えています。
儒教文化が根強い韓国では、「家事や育児は女性がやること」という意識が強いのですが、昔と比べて女性の社会進出が進んだというのが背景にあるようです。
結婚前に両親について決めておく
また、双方の両親との付き合い方をめぐって喧嘩になることが多いのですが、最近では結婚する前に、両親のお小遣いをどうするのか、訪問回数をどうするのかについて話し合って決めるカップルも多いそうです。
「なぜそんなことを」と思いますが、それだけ夫婦喧嘩の原因になるということでしょう。ともかく、事前に喧嘩の原因となる芽を摘み取ろうとするのは、よい傾向ではないかなと思います。
一方で、両親の側もこうした世相を反映してか、あまり口出ししなくなりつつあるようです。
自分たちの趣味生活を重要視するようになったからとか、若い夫婦に対する配慮心が生まれたからとか、いろいろいわれているのですが、適度な距離感を保つことは大事ですよね。
まとめ
日本と韓国は似ている面も多いのですが、実はかなり違う部分もあります。
こうした違いが面白いところであり、外国なんだなぁということを改めて感じさせてくれるのですが、実際に住んでいてもまだまだ分からないことはたくさんあります。
ひとつだけいえることは、先入観で物事を判断しないことが大事だということです。
「韓国人だからこうだ」「日本だったらこうする」という風に物事を枠に当てはめるのは、要らぬ誤解を招きますし、お互いに疲れるだけです。
韓国人と付き合ってみると本当にさまざまな人がいるので、先入観にとらわれず積極的に交流してみてくださいね。
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