海外に滞在していると、ホームーパティーなどで何かと自分の国の料理を作る機会が多いと思います。もちろんそれだけでなく、日本食が恋しくなることももちろんあります。
しかしながら、限られた食材の中で作れる馴染みの料理を探すのはなかなか大変ですよね。今回は、料理のレパートリーが少ないのに、カナダの料理が合わなかった私がなんとか作っていた家庭料理をご紹介します。
また「日本から持っていかなくても大丈夫!カナダでも手にはいる必需品5選」でも紹介している醤油のほかに、カナダの大手スーパーマーケットで手に入る最強アイテムめんつゆも積極的に活用していきます。
卵雑炊
材料:ご飯、卵、めんつゆ
ご飯を炊き、鍋に水と一緒に入れて茹で、めんつゆを入れて、出来上がる直前に溶き卵を投入。失敗しようがありません。
私のカナダでの職場が、なんとスーパーから車で40分かかる場所に位置しており、買い出しは月に1度という具合だったので、お米とめんつゆを常備し、12個入りの一番安い卵をケースで買い、何度も作りました。やはりご飯の残りが少ないときや、お酒を飲んだ次の日などに大活躍した料理です。
たまに、ネギやアジア系スーパーで買った鮭フレーク、なめ茸の瓶詰めなども贅沢に入れて、バリエーションを広げていました。
そぼろご飯
材料:ご飯、ひき肉、醤油、砂糖
ひき肉を炒め、パラパラになったところに砂糖と醤油を投入し、甘辛く仕上げたものを温かいご飯にのせる。本当は料理酒があればいいのですが、これでも十分美味しいです。
カナダでは豚、鶏のひき肉が売っています。しかも、割と大胆にお肉がカットされて売っている中で、小分けのトレイで売られていて使い勝手がいいです。
アジア系のスーパーにはふりかけなどご飯のお供も売っているのですが、なんとかあるもので作ろうと思い、レパートリーに入れました。炒り卵を添えてもGood! 自炊をしている人は、何かとお弁当を作る機会も多いので、そぼろご飯はタッパーにも入れやすく重宝します。
親子丼
材料:ご飯、鶏もも肉、卵、玉ねぎ、めんつゆ
鶏もも肉と玉ねぎを薄くカットし、フライパンで炒めたところに多めのめんつゆを投入。溶き卵を具に回し、少し蒸らしてご飯に乗せます。
鶏もも肉がない時は、ひき肉を代用したり、卵とじにしたり、そこにトマトを入れたりしていました。カナダの人にとって半熟卵はあまり馴染みがないので、その見た目の照り具合からも興味を誘うようです。ついでに、玉ねぎはちゃんと一つから購入できます。
肉じゃが
材料:豚か牛肉、ジャガイモ、たまねぎ、にんじん、めんつゆ、醤油、砂糖
薄切りにした肉、たまねぎ、にんじんを炒め、水を入れた後、ジャガイモを投入。煮立ったところで調味料を好みで入れて、また煮込みます。
実は、カナダの一般のスーパーではバラ肉は売っておりません……なので、自分でなるべく肉を薄切りにしていました。面倒になると、もうベーコンなどを代用しました。
しらたきは、大型アジア系スーパーでは手に入るところもあるみたいです。
同じ要領で、煮込み系だとかぼちゃの煮付けなどもできます。カナダの野菜は高いですが、かぼちゃは安く栄養たっぷりなのでおすすめです。
お好み焼き
材料:小麦粉、キャベツ、ネギ、豚肉、卵、めんつゆ、お好みソース
キャベツの千切りとネギ、小麦粉と卵を水で程よい粘り気が出るまで混ぜ、めんつゆを少し入れます。油をひいたフライパンに薄切りの豚肉を乗せて具をパンケーキ方式で焼き、最後にソースをかけます。
ホームパーティーなどで一番ぴったりの料理だと思います。みんなでワイワイ作るのが楽しく、「ジャパニーズパンケーキ」と喜んでもらえます。ただ、アジア系スーパーでお好みソースを購入しなくてはならないのがネックです。
私は関西のねぎ焼きをよく作っていました。たくさんのネギを斜め切りし、粉に混ぜ、お好み焼きより薄く伸ばし、醤油で食べるものです。お肉はベーコンをまたまた代用。ズッキーニやジャガイモを入れても美味しいですよ。
換気扇を回すのを忘れずに!
まとめ
アジア系スーパーがあっても、場所は限られているし、値段は高いし……と懐かしい日本食を諦める前に、少し妥協も必要ですが、身近なもので日本食を楽しんでみませんか?
料理は海外の方とのコミュニケーションの一環に必ずなります。日本の味を食べてみてほしい!と思った時のために、ちゃちゃっと作れる料理のレパートリーを作っておくのも、間違いなく損はないですよ。
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