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フランスへ転職!パリ郊外のフランス企業に現地採用された日本人女性のインタビュー

オフィス

日本人の海外転職先は、アジアだけではなくヨーロッパにも広がっています。ここフランス・パリ郊外でも、20代の若者が転職し、現地採用社員として働いています。職種はフランス企業での事務員です。

海外就職体験談をお届けするインタビュー、今回はこの日本人女性に、フランス転職に至った経緯やフランス転職を通して良かったと思うこと、そしてフランス転職のために準備しておくべきことなどをお伺いしました。

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目次

フランス転職することになった経緯

フランス

日本から渡仏して半年。この最初の半年間は遊んで暮らしました。

夫とパリに住んでいましたが、子供がおらず時間を持て余していたことと、パリでの生活に慣れてきたこと、フランスで働くことが夢でもあったことから、フランスの求人に応募しました。

フランスの日系新聞のウェブサイトから3〜4通の履歴書を送ったところ、自宅から一番近い場所にある会社から連絡が来ました。他にも志願者がいたようですが、自宅から一番近い人を、という会社側の希望で即採用されました。

求人で重視したこと

日本で接客や事務の経験がありましたが、フランスで働くのは初めてなので特にこだわりはなく、雇ってくれればどこでも良いという考えでした。

オフィスワーク、販売系、特にパリは観光都市なので旅行系の仕事をという希望もありました。しかし、給与が高いのは事務系で、職場が自宅から近かったこともあり、連絡をもらった会社で働くことにしました。

フランス転職で感じた違い

フランス大使館

残業に対する考え方の違い

フランス人は緊急でない限り残業をしません。日本では、今日できる仕事は明日に持ち越さないというスタンスですが、フランス人は日本人とは同じ考え方をしないのです。

管理職であっても、じゃんじゃん仕事を残してサッサと帰って行ってしまいます。書類が散乱かつ山積していた上司の机には、あっけにとられてしまいました。

しかし、こうしたライフスタイルでプライベートも充実させているフランス人を見習っても良いのかもしれません。

フランス人の働き方

仕事は1日の半分以上を占めているため、必然的にフランス人と接する時間が長くなります。働いてみて、フランス人はどんな風に仕事をしているのか分かったのは面白い体験でした。

一緒に働く機会がないとフランス人の生態をよく理解できないため、仕事をしながらフランス人を観察していました。

その結果、発見したのですが、無駄話ばっかりしているわけではないフランス人もいます。フランス人は仕事に対して不真面目(適当)というイメージを持っていましたが、真面目に仕事をしている人もいるのが分かりました。

また、フランスで働いて良かったこととして、語学力がアップするのと、外国でも自分が一応役に立っていると感じられることがあります。

人間関係の難しさ

フランス人に交じって働く日本人は、私ともう一人の女性。彼女が忙しくて手が回らないため私が採用されたはずなのですが、忙しすぎて仕事を教えてくれませんでした

忙しいと言っても、単に彼女が定時で上がるために時間を取って教えてくれなかったというのが原因です。仕事の合間に2〜3語交わしてくれるだけで、結局自分で理解し手探りで進めるしかありませんでした。

仕事に適応していくためには

どこの国でも同じですが、フランスで働くにはフランスの習慣に自分から入っていくことが必要です。前述の彼女はフランス人同僚に心を開かず、何か問題があっても自分だけで解決しようとしていました。

それは、フランス人からすると信用されていない、何を考えているかわからないということになります。日本のように以心伝心ではなく、何かがあったときにきちんと話すということは欧米人にとって当然です。

そうした文化背景も考えて仕事をしなければならないと思います。

フランスでの休日の過ごし方

私はストレス発散が上手くないのですが、自分で得たお給料があるので、休日には買い物をしたりしています。

また、旅行が好きなので、休日は色々なところへ行きます。ディズニーランドパリや、お城、パリ郊外の街の探検、パリ市内をそぞろ歩き、一眼レフでパリの街並みを撮ってウェブにアップするなど……。

パリは、歩いているだけで色んなイベントに出会う楽しい街です。

初めてのフランス転職までの3ステップ

1. フランス語を勉強する

まず何よりも語学力です。最低でもフランス語検定の2級ぐらいは取っておかなければ、フランス人とコミュニケーションできません。また、英語ができるとプラスになります。今は英語圏以外でも英語ができる人が求められています。

また、文化をあらかじめ知っておくことも必要です。日本人ほどフランス人はキッチリしていないなど……。フランス文化についての前知識があれば、現地でのショックを和らげることができます。

フランス語の勉強は日本でやっておくべきですが、転職前に語学留学の期間を設け、文化や習慣を同時に学ぶのも一つの手です。なお、モロッコはフランス語を格安で勉強できるのでおすすめです。

2. スキルを磨く

フランスでは、学業や職務経験が直接、仕事に結びつきます。そのため、現在の仕事と同じ分野での転職を目指すなら実務経験をアピールできます。

別の業界を考えているなら、勉強してスキルを身につけましょう。分野によっては日本で資格を取ることができます。

また、現地の学校に留学して専門知識を学ぶのも一つの方法です。技術を身につけてインターンシップを経験すれば、フランスでの働き方やその業界についても深く知ることが可能です。

3. 転職サイト・エージェントを使って仕事を探す

準備ができたら、いよいよ仕事探しを始めましょう。まずは日系大手の転職サイト・転職エージェントの利用がおすすめです。

日系企業の求人や日本語を必要とする求人を持っており、日本語でやり取りできるため、海外転職を考えている人にとって心強い存在です。

以下のエージェントは待遇がしっかりとした求人が多いので、不安の多い海外転職でも安心して利用できます。登録は3分程度、利用はすべて無料です。

フランス向けの求人は数が限られるため、事前に登録しコツコツと求人を探していきましょう。

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まとめ~働けば現地に早く溶け込める

一般に、日本人には難しいとされるフランス転職を果たした今回の女性。元々、フランスで生活していたという事情はあるにせよ、やはり文化の異なる外国で働くことは簡単ではないようです。しかしその分、フランス社会に溶け込むのも早いと言えそうですね。

海外就職は、日本とは異なる環境で働きながら、これまでとは違った視野が得られる刺激的な体験です。あなたも海外就職や海外転職を通して、新しい世界を見つけてみませんか?

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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