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海外就職する前に注目すべき仕事環境に関するの7つのこと

契約

海外に出て働くとき、給料や福利厚生以外に注目すべきこととは何だと思いますか?

海外に出て仕事をすることを考えるときに、給料や福利厚生をとりあえずチェックする人がほとんどだと思いますが、忘れてはいけないのは、労働契約や職場環境です。

今回は、海外就職を考える際に忘れてはいけない労働契約について、就職前にチェックすべき重要なことをご紹介します。

海外就職時の労働契約について

労働契約

まずはっきりさせるべきなのは、今回の海外就職がどのような立場での就職となるのかという点です。

ここでいう立場というのは雇用形態のことであり、正社員、契約社員、インターン、顧問などのことを表します。数年単位でその職場でじっくりと働こうと考えるならば、正社員として雇用されるほうがよいことは当然のことです。

それでは、正社員、契約社員、インターン、顧問のそれぞれの違いやメリットについて、具体的に見ていきます。

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海外就職で正社員

正社員についての考え方は海外と日本国内では多少異なることがあります。

海外で腰を据えて仕事をしたいなら、やはり正社員として雇用してもらうのが良いでしょう。

正社員として働けるなら、福利厚生面でのサポートもしっかりしている会社がほとんどです。生活面でも余分な負担やストレスが少なく、海外で思いっきり仕事に打ち込みやすくなります。

 

海外就職で契約社員

そのような正社員の一方で、契約社員という雇用形態もあります。日本国内では雇用に期限があったり、勤務時間や日数に制限があったりなどという条件の違いが頭にうかびます。

海外では契約社員の多くが1年契約であり、毎年の事業状況や能力によって更新の可否が決まります。

海外では契約社員が、どのような意味を持つのかということは企業ごとに異なってきます。事前によく内容を確認して正社員との違いをしっかり把握しておくことが重要です。

契約社員として採用されると、会社の提供する福利厚生が受けられなかったり、受けられてもごく一部だったりします。採用された後に確認するのではなく、十分前もって確認し、困った事態が生じたときに自分1人で対処できるかどうか、よく考えましょう。

期間限定で海外で仕事をしたいとか、漠然と海外での仕事にあこがれがあって試してみたいのなら契約社員が良いでしょう。

 

海外でインターンシップ

インターンシップとは、報酬は払われない社会勉強としての意味合いが強く、企業が決めた期間で入社に必要な業務遂行能力を身に付けさせる目的に行うものです。生活に必要なコストには企業からのサポートがあります。

インターンシップは正社員とは全く異なりますが、はっきりと自分の考える道があり、海外就職を考えるプロセスとして最良の選択となることもあります。

海外就職が初めてであったり、日本国内での職業経験がないのであれば非常に役立つ制度ですので、報酬がないことを大きな欠点として排除することなく、自らのスキルアップのためと考えて、前向きに検討してみてもよいでしょう。

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海外企業の顧問

顧問とは、海外企業で業務をするわけではなく、アドバイスをしたり、意見をするのが主な仕事です。例えば、工場などであれば技術顧問、マネジメント力があれば経営のアドバイザー、現地で知り合いが多ければ営業顧問などとして知り合いを紹介するなどの仕事があります。

また、一部の地域ではビザを出してもらうために現地の企業と契約し、顧問となる場合もあります。

 

海外就職では雇用期間にも気をつけること

それぞれの雇用形態に共通して気をつけるべき点は、その期間に関することです。契約期間の年数もさまざまですし、期限がない場合もあると思います。

契約した期間満了まで勤務することはベストですが、やむを得ず中途で退職しなければならなくなった場合は、双方の合意のもとで途中で契約解除することができます。

この場合、企業によっては違約金が発生したり、給料をすべてもらえないなどの事態が発生する場合もあります。契約の前に、念のため確認しておくと良いでしょう。

海外に出て働く選択をする人は、自身のキャリアアップを常に積極的に考えている人が多いため、複数年の契約でないこともよくあることです。

また、日本の企業と比較して外国の企業は年俸制であることも多いので、その場合はおのずと契約期間が1年ごととなっているようです。

自分の目標を考えた時に、数年以上の長い挑戦が必要であると思われる場合などは、長期の契約ができることがよいかもしれません。

しかし、海外での仕事・生活は経験してみないとわからないことも多く、万が一、途中で考え直す必要が出てくるかもしれません。その点を考慮して、はじめは1年契約や無期限の契約を選ぶ方がよいと思われます。

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勤務地はどこか

求人を見つけてエントリーした時に、意外と見落としがちなのが、実は勤務地域です。海外企業の求人では本社地域と勤務地域が違う場合があるのです。例えば、本社がシンガポールにあり、あなたの希望勤務地もシンガポール。しかし、仕事の募集地域はフィリピンだったという場合です。

シンガポールを拠点にしている企業(シンガポールに限らず)では、上記のように企業の本社と勤務地が異なる場合があるので、自分の働きたい地域と求人票の勤務地域が同じか確認しておくようにしましょう。

どのような人たちが働いているのか

仕事をする上で大事なことの一つは、どのような人たちと一緒にチームを組み働くのかということです。

個人プレーでゴリゴリ仕事を進めるような職場で働くのか、それともチームを組んでともに難題に立ち向かっていくような職場なのか、アットホームな感覚の職場なのか、働いている人たちの性格や雰囲気、考え方によって大きく異なります。

人間ですので、もちろん性格の合う合わないということはありえます。もし気になる仕事を見つけたら、会社見学をさせてもらうと良いでしょう。

求人票からはわからない、会社の雰囲気を知ることができるはずです。

仕事上の基本となる言語は何か?

コミュニケーション

先ほどご紹介した「どのような人たちが働いているのか」にも関連するのが、仕事上の言語の話。行く国・エリアが英語圏か、非英語圏かによっても大きく違いますし、仕事上コミュニケーションをとることが必要な相手がどの言語を話すのかによっても違います。

会社での公用語は英語であっても中国人の多い職場環境では、必然的に中国語も必要になってきます。

たとえば、現地での仕事で関わる人たちが日本人なら、当然お互いの母国語である日本語で話すことになります。そのような現場では、英会話は全く必要ではなく、英語や現地語で別ルートから入った情報も、日本語にして相手に伝えることが必要です。

また、現地スタッフや取引先などと英語でコミュニケーションをとる場合もあれば、職種によっては現地の言語を使ったほうがより良い場合もあります。中国人なら中国語、韓国人なら韓国語など。

海外就職をするなら最低限の英語力を

海外就職をするなら、英語が使えたほうがよいことは言うまでもありません。海外就職をする前の事前準備段階では、英会話力がそれほど高くない状態でも、なんとかして現地で使いこなせるようになれれば、と思っている人が多いようです。

しかし、海外で働く現場での日々の目標は、業務の達成であり、英会話の学習ではないことをしっかり理解しておかなければなりません。

英会話力の向上を目標にしていた人が、事前にしっかりその職務を認識せず就職すると、予想に反する結果となってしまいます。最低限の意思疎通ができる程度の英語力は就職前に身につけておきましょう。

プライベートで使われる言語はどうするか

仕事を離れたプライべートタイムに英語を使用するかどうかは、個人の生活スタイルによって異なります。英語圏でも、プライベートで現地の人と関わらず、日本人同士の交流が多ければ日本語のみで可能(英語は不要)ですし、もちろんその逆もあります。

非英語圏になれば、現地の言葉(中国なら中国語、韓国なら韓国語など)がもっと必要となってくることもあります。

また英語を使用する場合も、たとえばシンガポール人の英語をシングリッシュと呼ぶように、現地の人特有の言い回しがあったりなどと、現地生活での言語事情はさまざまです。

関連:海外で働くための英語力はどのように身につけるべきか

近年注目の言語は

英語以外にビジネスで欠かせなくなっている言語を一つあげるとすれば、間違いなく中国語(普通話)でしょう。中国系の企業は世界中に勢力を拡大していますし、下請けや工場が中国にあるという場合も多々あります。

英語が出来るのは当たり前、プラスαで何か国語も話せる国際的なビジネス人もどんどん増えています。スキルアップのために外国語の勉強をお考えなのであれば、まずは英語、そして中国語を候補にお考えになることをおすすめします。

海外就職は、必ずしも語学学習のスキルアップに直結しない場合もあることを理解したうえで、自分の目指す職場選びをしなければなりません。

企業をとりまく業界の構造は?

職場環境

職場の環境以外にも大事なことは、その企業の属する業界事情です。

ひとつの企業があれば、その周りには多くの関連企業があります。そこには、需要と供給の連鎖による親密な関係もあれば、ライバル関係にある競合企業もあり、さまざまな企業がつながっていることがわかります。

自分が就職する企業の規模が大きいほど、グループ会社や関連企業が多くなり、海外においては日系企業同士の特別なつながりもたいへん重要となります。そういった、ライバル会社、関連会社の事情を把握しながら仕事を進めていくことになるので、業界への理解は必須となります。

また、その業界の知識やつながりがあれば、次の転職をする際にもそれらの関連企業の業務内容や人材のニーズの知識があることが非常に役立つことが多いからです。

もし、目指す企業がまだあまり規模が大きくない、成長途上である、新しいマーケットを開拓中である、などの場合でも、そこでしか勉強することができないこともあるかもしれませんし、若手でも経営陣と直接関われることもあったりと、その後の自分の人生設計を左右する経験ができるかもしれません。

その業界のことは詳しい!と自信を持って言えるように知識をつけていくことが大切です。

海外の日本人コミュニティは?

会社同士のつながりだけでなく、個人間の人脈構築も大切です。今後のプロジェクトを潤滑に進める助けになりますし、転職したり起業する場合に大いに役立ちます。

海外の日本人の多い地域では、必ず日本人コミュニティがあります。仕事のつながりもありますが、週末や祝日にも集まりがあり、サークルなどでプライベートなつながりもできるでしょう。

そのようなことから考えても、ひとつの企業だけでなく、それをとりまく関連企業までの知識を深め、周りの日本人コミュニティにも着目していくことは、自分の目標へのプロセスとして重要になることと思います。

海外の「労働」に対する常識は?

労働

労働事情というのは、国によって異なるもので、そこに日本の常識は通じません。

たとえば、労働時間をひとつとってみても、日本では週に2日は休める仕事が多いことや、多少の残業は普通のこととなっているかもしれませんが、海外では一概にそうとは言えません。

週1日の休みが標準として扱われる国もありますし、やりかけた仕事があっても定時に必ず帰る「残業ゼロ」が当然とされている国もあります。海外で働くことを考えたら、日本の常識は一旦忘れてしまわないと、納得のいかない条件ばかりが並んでいるように見えてしまいます。

また、国の文化やライフスタイルは、国の数だけパターンがあり、現地の文化や人々の考え方も事前によく知っておく必要があります。

仕事に関わることでいえば、日本は、まじめ、礼節を重んじる、時間を守る、必要ならば残業もする、といったイメージですよね。

一方ある国では、有給休暇を毎年すべて消化する、また別の国では家族との時間重視で残業は全くしない、またある国ではランチタイムは数時間とり一旦帰宅し昼寝してから仕事に戻る、など国ごとにさまざまな特徴があります。

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また、仕事だけにかかわらず大きく国民性として考えると、おおらか、明るい、細かいことは気にしない、お酒が好き、宗教観がすべての基礎、などなど国ごとに多種多様です。

そのような中でどこの国を選び、どのような職場なら自分をフルに生かし、さらにスキルアップしていけるかを、事前にしっかり見極めなければなりません。

また、そのような違いを柔軟な気持ちで受け止め、順応していくフレキシブルさも求められます。いろいろな文化や考え方に触れ合うことで、仕事上のスキルはもちろん、人として広い味方を持つ人に成長することもできますよ。

働き始めてからの後悔や中途での契約解除などは極力避けたいもの。そのためにもさまざまな条件を細かくチェックしておくことが不可欠となるのです。

まとめ

日本で生まれ育った者にとっての初めての海外生活は、スムーズになじめる部分と違和感が大きい部分とが複雑に入り混じる、非常に落ち着かないフィールドだと思います。

ましてや、そこで働くことを選ぶからには、さまざまな準備に要する時間や費用を確保することから始まり、いろいろな条件や実情を把握し、語学を勉強するなど、自らの総合的な適応能力を最大限に高めて臨むこととなります。

このような言葉を並べると、たいへんなこと、面倒なこと、というネガティブなイメージを思い起こさせますが、一度は前向きに考えた海外就職をあっさりあきらめてしまうのは非常にもったいないことです。

海外就職を一度は選択肢に入れることができたことだけでも、チャレンジ精神、バイタリティ、向上心などは合格点なのだと考えてよいでしょう。

であるならば、しっかりと地に足をつけて、一歩一歩確実に、不可欠な事前のチェック項目をクリアさせていくことこそが成功への近道だと考えます。

5年後、10年後の自分を予想し目標を立てて、そのためにどのような手段をとっていくか、忙しい毎日の中で熟考する時間をとることはたいへん有意義なことですから、手を抜かずに向かい合ってみて下さい。

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