ベトナムで現地採用として働くということ

ベトナム

2014年の統計によると、ベトナムに在留する邦人数は1万3千人余り。日本からベトナムの各勤務地に派遣され、任期を終えたら帰国する駐在員も含まれます。

この駐在員とよく比較されるのが、現地採用ですよね。任期もない、駐在員とは待遇も異なる現地採用とは一体どのようなものなのでしょうか。

今回は、ベトナムで現地採用として働くことについて、掘り下げてご紹介します。 

ベトナムの現地採用はとにかく「ないない」尽くし

まずは、身も蓋もない話からですが、現地採用のマイナス面のお話です。

駐在員と現地採用を比較すると、駐在員はほとんどの場合に住居があてがわれ、勤務地が工業団地などで毎日通勤しなければならない場合などに社用車も使わせてくれます。

駐在員は、給与は日本と同等、海外手当、海外旅行保険などもつき福利厚生が充実しています。場所によっては、社内規定により危険地域手当などもつきます。

現地採用でも社宅が準備され、社用車で通勤することもありますが、現地採用と駐在員が同じ待遇になることはなかなかありません。

日本から派遣されている駐在員と現地採用には、大きな違いがあるのです。でもいいこともあるんです。

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現地採用は国も仕事も選べる

会社から派遣される駐在員とは異なり、現地採用なら、自分で働く国も仕事も選択することができます。

現地のベトナム人と同じですね。そこには自ら未来を切り開いていく、というのも言い過ぎではないくらい、ワクワクするような感覚が待っています。

ワクワク感を楽しめるくらいであれば、現地採用として働くことに合っていると考えてもいいでしょう。

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最低限のベトナム語は仕事でもプラス

まずは、言語。ベトナムでは、英語やベトナム語になりますね。

これは、現地採用として働くのであれば、ベトナム語などの言語は知らないより知っていた方がいいです。ベトナム語も片言でも話せた方が、全く話せないよりはプラスになります。

絶対に必要な条件ではありませんが、職場では嫌でもベトナム語か英語を使っていかなければなりません。職場に、日本語ができるベトナム人がいても、皆が日本語を話せるわけではありません。

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英語力は日常会話程度で大丈夫

ベトナム現地の日本企業で就職する場合、ベトナム人との会話は英語になります。英語は私達にとってもベトナム人にとっても外国語です。

母語でない英語を双方が話すことになるので、高度な英語は必要ありません。平易でシンプルな文章を心がけて話しましょう。特に、ベトナム人の英語のなまりは、慣れるまで苦労します。

何気ない些細なことでもコミュニケーションをとるようにして、どうしても話さないといけないシチュエーションを作ります。気がついたら、楽に話ができるようになっていますよ。

現地採用で働くなら自分のできることを探そう

「あなたができることは何ですか?」と聞かれたら、どのように答えますか?語学、専門知識でもいいですし、適応力でもいいでしょう。日本では、なかなか自分のできることやキャリアを表立って口にする機会はありません。

しかしながら、自分は何もできないなんて思わないことです。ましてや口に出してはいけません。「日本人であること」。これも立派な自分力です。日本からの来客を接待するとき 、日本人としての感覚は必要です。

日本人が心地良いと感じる間合いや空気をつかむのは、日本人の方が得意でしょう。自分ができることを卑下せず、得意分野につなげていきましょう。できないことを発想の転換でできることに変えていきます。

今までどんな業務をどのくらいの期間したことがあるのか、とか、これまでこんな仕事をしてきたという形になった物があれば、具体的なイメージがつきやすくなるのでいいと思います。

自分のこれまでの人生や職歴について、整理しておくのにもいいチャンスです。歴や企業名にとらわれた就職は、ベトナムではほとんどありません。その代わりにあるのは、人となりが問われる真剣勝負のみです。

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ベトナムでの就職はキャリアもスキルもアップさせられる

ベトナムでの給与額は、アジアの国の中ではまだまだ高いとはいえません。しかしながら、ベトナム現地で生活していくには充分な額です。

職にもよりますが、高い英語力や専門知識が要求されることもそれほど多くはありません。だからこそ、自分で挑戦していける場が多く与えられているのだと考えます。

これまで就いたことのない職種でも、興味があれば応募してみてください。そして職場では、自分の業務に直接関係のない分野でも首を突っ込んで話をしてみます。ベトナムの法律、文化、料理、言葉など、自分に損になることはないはずですよ。

私は、ベトナムで働くことを決めて、日本でベトナム語のレッスンを個人的に受けました。しかしながら、私が在住したベトナム南部では、学んだハノイ方言は聞こえてきませんでした。

使う単語自体が異なることがあるなんて、思ってもみませんでしたが、ベトナム語ができればもっとベトナムに入り込めると積極的にベトナム語を聞き、話すようにしました。そして在住して数年後からは通訳や翻訳もできるようになっていきました。

最初はできることが少ないとしても、時間を経るにつれ、できることは増えていきます。自分が磨かれていけば、自信にもつながるでしょう。職を通して、自分力もアップしていけると素敵ですよね。

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ベトナムで現地採用として働くということ

海外で就職する地としてベトナムを考えてみると、ベトナムは自分自身を見つめ直し、高めていくのに適した土地だといえます。決して給与額は高くありませんが、可能性は無限にあります。

海外で暮らすと、必ず日本や日本人である自分を顧みる機会がやってきます。長所も短所も合わせて認められる自分でいられたら、こんな素晴らしいことはありません。

まとめ

いかがでしたか?

ベトナムで現地採用として働くこと。それは駐在員とは異なり、待遇も良くないかもしれません。

でも自分で働く国や仕事を選択し、挑戦できることは、長い人生でも限られているはず。自分のこれまでしてきたこと、これからしたいことをもう一度見つめ直し、挑んでください。

自分の感性や感覚を大切に、チャレンジを楽しんでくださいね。

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藤田朱希

藤田朱希ライター

投稿者プロフィール

小学生の時にテレビで観た映像にショックを受け、「オーストラリア人になる」ことを目指す。
大学でオーストラリア留学を果たし、20代はベトナムに。
ベトナムでは、日本語教師、現地日系企業、ベトナム料理教室の通訳、翻訳を経験。現在は、毎日畑で土をいじる時間が癒しのひとときになっている。

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