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【お金の話】スリランカで働くなら知っておきたい!スリランカの給料事情

スリランカ

急速な発展を遂げている南アジアの常夏の国スリランカ。日本に比べれば、労働環境、給料の面で劣るところが多いのが現状です。

私はそんなスリランカに住む主婦であり、同時にローカルの会社の現地採用社員です。アーユルヴェーダのサロンに勤務しています。

スリランカで働く日本人がもらえる給料とはいったいいくらなのか?私が受け取っている実際の金額やボーナスの有無などを公開します。

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目次

スリランカで私がしている仕事

スリランカ

サロンでの技術指導と接客指導

私は日本で4年間セラピストの経験があり、施術(アロマトリートメント・リフレクソロジー・タイ式)は幅広くできるので、スタッフへの技術のアドバイスを行っています。

私が勤める会社では、現地で一括して未経験者を雇い、一からマッサージやアーユルヴェーダの教育をしています。そのため、技術指導は非常に大切です。

また、このサロンの経営者が日本人ということもあり、日本から来る観光客が半分を占めます。そこで、ローカルスタッフに対し、日本人に受け入れられるホスピタリティ精神やマナー、礼儀など接客面の指導を行っています。

スリランカではアーユルヴェーダやヨガなどの職務経験があれば、現地採用をしているところが多くあります。ネット求人なども少ないので、現地の人の口コミや情報を利用するのが一番良いでしょう。

隙間時間で在宅ライターも

サロンでの勤務と平行して行っているのが在宅でのライターの仕事です。海外での経験やスリランカの情報、大学生に向けた留学のアドバイスの記事を中心に書いています。

こちらは、隙間時間に主婦の仕事とも平行してできるので、非常に便利です。

なお、私がスリランカに来て仕事を得るまでの経緯は以下の記事をお読みください。

スリランカの平均月給と私が実際に稼いでいる額

スリランカの通貨はルピーであり、2017年現在のレートで換算すると日本円100円に対し約73ルピーほどです。給料は全てルピーになります。

スリランカの平均月給は日本円に換算して、

  • 一般職が約21,000円
  • エンジニア中堅技術者が約35,000円
  • 中間管理職部課長クラスが約70,000円

と、決して豊かではありません。はっきり言って、発展途上の貧しい国です。

私の1ヶ月の収入は計5万円

サロンの仕事では、1日5時間×週3日のシフトで1ヶ月約2万円(支給はルピー)の収入があります。一方、ライター業での収入は1ヶ月平均して3万円です。

隙間時間を使いながらやるライターの仕事の方が稼げてしまうのです。正直、日本で働くのと比べるとバカらしく思えてしまいます。

それでも、物価の安いスリランカ。お小遣いがてら稼いだ5万円は貯金に回し、夫の給料で生活は豊かです。

稼ぐことが目的の人は少ない

スリランカで働いている日本人は、アーユルヴェーダ関連やヨガインストラクター、それに貿易関係、政府関連の仕事をしている人がメインです。

多くはビジネスマンか私のような主婦、または仕事とは別にやりたいことが明確にあり、それを達成するためにお金を稼ごうとは考えていない人です。

たくさん稼ぐためにスリランカに来るのではなく、学ぶため・ビジネスを成功させるために来ている人が大半です。

スリランカでの給料支給は現金手渡し

給料は、基本的には手渡しでもらいます。1ヶ月に1度、決まった給料日に渡されます。大手企業では銀行振込がされるようですが、それ以外は手渡しが基本です。

銀行口座を持つのであれば、最大手の国有商業銀行であるセイロン銀行(Bank of Ceylon)がオススメ。どの会社も基本的には振込に対応しています。

スリランカでのボーナスと福利厚生

スリランカにもボーナスはあります。年に月給の1~2ヶ月分で、一般にはクリスマス前にまとめて支給されます。私の会社でも、12月に給料の2ヶ月分が支払われます。

また、福利厚生として、

  • 休暇手当:休日出勤に対して支給
  • 祭事前貸付:お祭りのための費用を前払いで貸し付け

などがあります。

また、医療費も申請すれば補助が出るため、病気や急なけがなどに対応できて助かっています。妊娠出産時の福利厚生も法律として定められており、女性は12週間の有給休暇が取得可能です。

スリランカの労働条件・労働環境

勤務時間・残業・休息

労働条件はしっかりと法律で定められており、女性の労働時間の上限は1日9時間。また、女性は夜8時以降は原則就労禁止です。男性は規定がないので、男女で労働環境にかなりの差があります

ただし、男女共に時間外労働の上限は週に12時間で、28時間労働の都度、1日半の休日が義務付けられています。

しかし私の会社では、夜遅くまで居残りして仕事をしている男性が多いです。女性は家事との分担を考慮し、定時に帰るシステムが定着しています。

なお、女性には各種休息規定があり、うれしい制度がたくさんあります。例えば私の会社では、生理初日は申請すれば遅出勤が認められています。

マイペースで働く人が多い

日本のように営業成績などを気にして忙しくしているというよりは、お茶を飲みながら自分のペースで働いている人が多く見受けられます。

日本で働いていた人からすると衝撃的に思えることがいくつもあります。仕事中にプライベートの電話をしたり、店員さんが店内で堂々とアイスクリームを食べていたりすることがあります。

また、スリランカでよく問題になっているのが従業員の遅刻です。バスや電車は遅れて来るのが当たり前の社会なので、それと同様に人間も遅れます。

しかし、給料が発生する分しっかりと働かなくては平等ではないので、タイムカードを導入したり、遅刻による給料減額などを取り入れたりする企業も増えています。

スリランカで働くには

先にご紹介したように、スリランカではアーユルヴェーダやヨガの職務経験があれば現地採用の募集をしているところが多いです。現地に乗り込み、足を使ってインストラクターなどの仕事を探すという方法が一つです。

一方、現地採用ではなく、日系企業の駐在員を狙うなら探し方が異なります。

スリランカでは駐在員の求人が少ないので、案件探しには苦労します。そのため、転職サイトを利用しつつ、希望する求人を待つという流れになります。

LHH転職エージェントJAC Recruitmentなどにもあわせて登録し、根気よく求人を見つけてください。

まとめ~給料は安くても得るものは多い

スリランカでは、本場の技術であるアーユルヴェーダやヨガに関連した仕事をし、インストラクターなどとして実践を重ねている人が多いです。給料は日本より劣るものの、物価が安いので生活はしやすいです。

また、福利厚生やボーナスがあるのもうれしいポイントです。

給料が安いことは確かにデメリットですが、経験値を高めるという意味で非常に価値のある時間を過ごせると思います。挑戦心がある方はぜひトライしてみてください。

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この記事を書いた人

大学時代2年間で15カ国以上旅し、留学先で出会った彼と国際結婚。
今は日本からの遠く離れた、スリランカで、暮らしています

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