スリランカの物価は年々上昇しており、近年かなりの経済発展を遂げています。
食べるもの、着るもの、その人の価値観でお金の使い方は変わりますが、極度の贅沢はせず、食べ物や日用品など最低限のものを揃える分には、非常に経済的に済ませることができます。
今回は、私が実際にスリランカに住んで毎月かかっている生活費を細かく紹介していきます。お金の単位は全て円で揃えており、100円=75ルピーで計算しています。
家賃
今の家の家賃:約4万円
家賃は格安価格の1ヶ月約4万円です。知り合いが紹介してくれた家ということもあり、非常に安い家賃で借りることができています。
間取りは寝室2つ
キッチン、ダイニング、トイレ、バスタブなしでシャワーのみという間取りです。庭があるのも嬉しいポイントです。立地は首都コロンボから車で30分ほどで、都心部に近いエリアです。
水道光熱費
ガス:約1,400円
日本とは違い、地下からガスを引いているのではなく、青いガスタンクを直接持ってきて、そこからガスを引いています。1本1,400円ほどで満タンにしてもらえ、1ヶ月はもちます。
水道:500~1,000円
ほとんど井戸水を使っています。家の庭に大きい井戸があり、モーターを使ってそこから直接水をくみ上げています。
しかし井戸水は水圧が弱いので、公共の水を使うこともあります。その場合は井戸水のパイプのスイッチを止めて、公共の水のパイプを開きます。
月によりますが、500~1,000円ほどかかります。
飲み水としても使え、お腹を壊したことはありませんが、日本から来た家族や友人は抵抗があるようなので、ペットボトルの水を使うようにしています。
電気:3,000円
スリランカでは他に比べると電気代が高いです。私たち夫婦はパソコンを頻繁に使い、扇風機は年中つけっ放しです。
エアコンがないので、その分の電気代は節約にはなっていますが、他の公共料金に比べると高くなります。
インターネット・電話代、テレビ回線料金
固定電話+インターネット(WIFI)
- スリランカテレコムケーブルサービス:1,700円
日本と同じシステムで、固定電話とインターネットがセットになっています。しかし、インターネットは雨が降ると途切れることが頻繁にあります。
おそらく、回線の整備が日本よりも進んでおらず、少しの衝撃や雨で切れてしまうのでしょう。私の村のエリアは、1日に何回も回線が切れ困っています。何度も修理の方が来ていますが、一向に改善されません。
テレビ回線:1,000円
テレビは、スリランカのチャンネル、BBCニュース、NHKの英語版、スポーツ番組など幅広く見ることができます。パソコンと繋げてダウンロードした映画を見ることもできるので、テレビが1台あると非常に便利です。
携帯電話料金
- シムカード(モビタルネットワーク)5GB280円
- コールチャージ1分/1.5~2.5円
スリランカは日本のように、携帯会社と契約して月ごとに決まった額を支払うのではなく、シムカードを買って必要数に応じてチャージする方法です。
電話料金、インターネット料金は日本に比べても非常に安く、助かっています。
ガソリン代
- 約1万円:1リッター100円計算
スリランカの生活では車が必需品です。どこに行くにも車を利用します。もちろん、通勤や買い物などにもです。そのため、ガソリン代は何よりも高い出費になります。
食費
- 2人で約3万円
食材は、スーパーマーケットや露店で買います。
スーパーより、早朝から並んで買う専門店の方が安くて美味しいので、肉を専門に扱う場所や魚市場に行って、まとめて買うようにしています。非常に新鮮で、スーパーより3割くらい安い値段で買うことができます。
私たち夫婦は日本食をメインで料理しています。その他にもイタリアン、中華など幅広く作ります。そのため、材料費や調味料代などがかかり、他のスリランカ人の家計に比べると食費は高めです。
スリランカでの外食費
- 月によって変動:1,000円~5,000円
私たち夫婦は、記念日や特別な日に友人を誘ってホテルなどに食事に行きます。
頻繁に行くわけではないので、年に2、3回程度です。スリランカの外食は、自炊よりもはるかに高くつきます。ファーストフードなどのチェーン店は日本と価格が変わらないので、非常に高く感じます。
露店にあるローカルのお店でカレーを買うと1つ300円くらいで、大きいチキンがついたものを頼むことができます。しかし、衛生的でないところもあり、ほとんど利用しません。
まとめ
スリランカで生活していると、必然的に出費が減ります。日本に比べて物価が安く、野菜や果物といった食料も安く手に入り、インターネットにかかる費用も抑えられます。
そのため、ヨーロッパからは定年退職された方々が老後に別荘を借りたり、ホテルに長期で滞在してバカンスを楽しんだりしています。
スリランカへ長期で滞在予定の方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
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