イギリスと言えば、パブがユニークな文化の1つではないでしょうか?私はイギリスに住んで11年になりますが、ロンドン市内やロンドン郊外でよくパブに行きます。2016年には、前キャメロン首相がイギリス訪問中だった中国の習近平総書記とパブで一杯という1ショットもありましたね。
さて、今回はイギリスにおいてのパブ文化がどのようなものなのかご紹介していきましょう。
イギリスのパブとは
パブとは
イギリスにはどんな街にもパブがあります。日本でいう居酒屋でしょうか。居酒屋のように食べ物のメニューは多くありませんが、仕事帰りに同僚と、週末に家族や友人とワイワイできる社交場です。
パブの協会
古いパブでは10世紀、11世紀から続いているものもあったりします。パブにはカウンターやテーブル席があり、主にビールやその他のアルコールを提供していますが、食事をすることもできます。
British BEER and PUB Associationという協会まであるのですが、それによるとイギリス国内には約5万軒以上パブがあるとされています。
British BEER and PUB Associationウェブサイト(英語のみ)↓
また、The Good Pub Guideというウェブサイトもあり、毎年ベスト賞やトップ10などを選んでいます。
The Good Pub Guideウェブサイト(英語のみ)↓
http://www.thegoodpubguide.co.uk
パブの歴史
元々パブはお酒の提供をするだけでなく宿泊所の機能も備え、18世紀~19世紀に増えていきました。
パブという言葉が現れたのは1868年、ある文献の中で、初めてパブという言葉が使われました。当時は「Public House」(公共の家)として名が通っており、街の中での社交場として存在していたのです。
現在はというと、宿泊施設を兼ねたパブもありますが、多くはお酒と食事だけを提供しています。
パブは老若男女に親しまれている
大人の男性がお酒を飲みに行くところ、というイメージよりは、老若男女多くの人々に親しまれている場所です。キッズフレンドリー(子供大歓迎)を謳ったパブもたくさんあります。
自分達のグループだけでなく、周りの人達とも気軽に一声掛け合えるのがパブの良いところです。
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イギリスのパブのシステムとマナー
パブの利用方法
さて、友達や家族、同僚とパブに行こう!となったとしましょう。大勢で食事をする場合以外は、予約せずにふらっと行きます。イギリスで飲酒・酒購入は18歳から(大人同伴で食事と一緒の場合は16歳から)と定められています。
パブはちょっと早めですが23時(店によって24時)で閉店です。そしてイギリスでは飲食店は全面禁煙です。喫煙したい人は寒い冬でも外に出て吸っています。
パブのシステム
飲みものを買いたい場合
ビールはpint(パイント)という単位で約570ml、half-pint(ハーフパイント)だとその半分です。まずはカウンターに行きます。カウンターの中にスタッフがいるので、飲みたいものを注文します。
飲みものを受け取ると、その場で精算となります。その場で飲んでも良いですし、空いているテーブル席へ移動しても構いません。
「Round of Drinks」(ラウンド制)ルール
数名でパブに行く時、面白いルールがあります。「Round of Drinks」(ラウンド制)と言って、まず1人が全員分のアルコールを買い、飲み終わったところで次の人がまた全員分を買う……と繰り返していきます。
BBCによると、ヨーロッパ15カ国の7,500人対象の調査で、イギリス人はラウンド制でビールを買うルールについて良いと思っている、と82%の人が答えたということです。
そして、The Telegraphの記事では、借金のあるイギリス人のうち半分の人の理由がラウンド制でビールを飲んでいることだ、とありました。その総額1,200ポンドです。
イギリス人のパブ好き、ビール好きを表している記事ですね。
食べものを買いたい場合
まずテーブルを決めます。
テーブルにはテーブル番号が書かれているので、それを覚えてカウンターに行きます。そしてそこでオーダー→精算となります。頼んだ飲みものは自分でテーブルに運び、食べものはテーブルに運ばれてきます。
パブでのマナー
カウンターに数名客が待っている場合は、きちんと順番を待ってオーダーしてくださいね。我先にとオーダーするのは紳士の国イギリスでとてもみっともないですし、周りの人とのコミュニケーションもできなくなります。
他に細かいマナーはないので、ビールを美味しく飲み、周りの人とちょっとした会話をして楽しめればそれで良いのです。
イギリスのパブにあるビールの種類
ビールの種類
- エール:London Pride、Fuller’sなど
- スタウト:Guinness
- ラガー:Amstel、Carlling、Foster、Stella Artois、Peroniなど
イギリスのパブのランチやディナー
私も友達とよくパブ飯に行きますが、パブではランチもディナーもできます。ランチではフィッシュ&チップス、バーガーやパイ類、サンドウィッチなどが楽しめます。
パブといってもお酒を頼む必要はなく、ランチの後にコーヒーや紅茶をいただきます。
サンデーロースト
またランチでもディナーでも、イギリスの日曜とくればサンデーローストです。
ローストビーフ、ローストラム、ローストポークにローストチキン、そこに色々な野菜を付け合わせてグレイビーソースでいただくサンデーローストは、イギリスの食文化の代表です。
サンデーローストは家庭の味ということで家で食べる人もまだまだ多いですが、パブでも日曜にサンデーローストを家族で食べる光景をよく見ます。
イギリスのパブでよく使われる英語
では、イギリスでパブに行ったらよく使う英語をご紹介します。
- It is my round.:私が奢る番です
- Can I buy you a drink?:何か奢るよ
- I am a bit drunk.:ちょっと酔ってきた
- How was your day today?:今日はどうだった?
- Are you from around here?:この辺の人なの?
- It has been chilly, isn’t it?:ここのところ涼しいよね
- What do you do?:何の仕事しているの?
- Are you on Facebook?:フェイスブックしてる?
まとめ
私のパブ経験では、酔っ払って人に迷惑をかけている人を見たことがありません。
みんな美味しくビールを飲んで、楽しくおしゃべりしています。自分の好きなサッカーチームのことから、支持している政党のことまで、何でも話しているのです。
カウンターでビールを待っている時、隣合わせた人(男性でも女性でもスタッフでも)にAre you alright?と気軽に声を掛け合うところも大好きです。
どのビールを飲もうか迷っている時、カウンターに座ってる人が「これ美味しいからちょっと飲んでみて」と自分のグラスを差し出して試飲をさせてくれるなんてこともあります。
イギリスのパブに行けば、国際交流の醍醐味を感じること間違い無し!です。ぜひ試してみてくださいね!
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