日本でも大人気の韓国料理。手軽に食べられる定食から居酒屋の飲み会メニューまで、たくさんの種類がありますよね。
私も韓国へ移住する前から韓国料理が大好きでしたが、実際に住んでみると、韓国旅行で食べたようなメニューではなく普通の家庭料理の魅力に気づくことができました。
韓国に暮らす今では、日本の料理より韓国の家庭料理を作ることの方が増えてきました。そこで、韓国の一般家庭でよく食べられている料理の簡単レシピをご紹介します。
韓国料理の定番食材・定番調味料とは
定番食材3つ
私が韓国で家庭料理を作るようになってから常備しておくようになったものは「にんにく」「白ねぎ」「白ごま」です。
どんな料理にも不可欠なにんにく
日本ではにんにくよりも生姜がよく使われますが、韓国料理ににんにくは絶対に欠かせません。焼肉のときにお肉と一緒に焼いて食べるだけでなく、和え物、煮物、炒め物など、ほぼすべての料理ににんにくが使われています。
にんにくが苦手な日本人も多いかもしれませんが、やはりにんにくを使うのと使わないのでは味に雲泥の差が生まれます。
保存方法は、皮付きのまま常温で、また皮を取って瓶に入れ冷蔵したりしています。
陰の功労者、白ねぎと白ごま
意外だったのが白ねぎと白ごまです。韓国料理のレシピ本を見ると、常に材料のリストに記載されています。
白ねぎは、そのものを調理して食べる場合もあれば、他の具材を炒める前に油と一緒にフライパンで温めて香りを出すために使うこともよくあります。白ごまも同様で、料理をさらに引き立てる役割をしています。
どちらも韓国料理には欠かせない陰の功労者と言えそうです。
定番調味料5つ
韓国料理といえば、辛いイメージがある人も多いかもしれません。その辛さを出すための調味料は韓国料理に欠かせないもの。
韓国のスーパーには、甘いものも含めてたくさんの調味料が所狭しと並んでいます。
コチュジャン
韓国の伝統的な調味料であるコチュジャンは、唐辛子ベースで作られた味噌。各家庭で少しずつ味が違い、秘伝のコチュジャンが大切に受け継がれている老舗もあります。
サムジャン
コチュジャンよりも茶色く、辛みよりも甘みが強い味噌。焼き肉や生野菜などにつけて食べます。
ハムチョ
塩のようにしょっぱい味のする粉末状の調味料。海岸や塩田などで育つ植物を乾燥・製粉したもので、塩と同じように使うことができます。
オリゴ糖
砂糖の代用品として広く使われているオリゴ糖は、水あめに近いどろっとした調味料。プルコギやカルビなどの肉料理や和え物、ドレッシング、ソースなど用途は様々です。
オキアミの塩漬け
オキアミは、エビに似た体長のとても小さいもの。韓国では、このオキアミを塩漬けしたものを調味料としてよく使います。例えば、キムチを漬けるときには必ずオキアミの塩辛を一緒に加えます。
韓国の5つの調味は以下の記事で詳しく紹介しています。
韓国料理レシピ1. もやしの和え物
韓国ではメイン料理とは別に、数多くの副菜を食べます。
一般家庭でもプラスチックの保存容器に常備菜をいくつか作り置きしています。そのうちの一つとして、簡単に作れるもやしの和え物をご紹介します。
材料(2~3人分)
豆もやし 1袋
調味料
- 白ねぎ 1本(輪切り)
- 唐辛子の粉 大さじ1~2
- 白ごま 少々
- にんにくのみじん切り 大さじ1/2
- ごま油 大さじ1
- 醤油 大さじ1/2
- 塩 少々
作り方
- 鍋にたっぷりの水を沸騰させて、もやしを5分程度ゆがく。
- もやしをザルにあげて冷水でさっと洗う。
- 水気を切ったらボウルに入れ、調味料と混ぜ合わせる。
- 全体を混ぜ合わせたら塩加減を調整する。
使い捨てビニール手袋を使ってもやしを掴み、パラパラと下に落とすようにして調味料と混ぜ合わせます。全体にまんべんなく味が行き渡るようにしましょう。
韓国料理レシピ2. 豚肉のコチュジャン炒め
韓国では豚肉料理の種類が豊富です。
豚肉とコチュジャンは相性がとても良く、豚肉のコチュジャン炒めは一般家庭でよく食べられているメニューの一つです。香りが食欲をそそり、甘辛い味でごはんが進みます。
材料(2~3人分)
- 豚バラ肉 500g
- 玉ねぎ 1/2個
- にんじん 1/2個
- 白ねぎ 1本(輪切り)
- 唐辛子(あれば) 2本
- 油 適量
調味料
- コチュジャン 大さじ2
- 唐辛子の粉 大さじ2
- 醤油 大さじ3
- 砂糖 大さじ3
- にんにくのみじん切り 大さじ1
作り方
- 豚バラ肉を食べやすい大きさに切る。
- ボウルにすべての調味料を入れよく混ぜ合わせる。
- 豚バラ肉をボウルに入れ調味料がよくなじむように手でもむ。
- 冷蔵庫で一晩寝かせる。
- 材料の野菜を一口サイズに切る。
- フライパンに油を引き、白ねぎを入れて香りを出す。
- 豚肉を加えて焼く。
- ある程度焼けてきたら、野菜を入れてやわらかくなるまで焼く。
- 全体に焼けたら完成。
豚肉は、薄切りロースや、やや厚めの生姜焼き用のお肉でも代用できます。
しっかり味をしみ込ませるためには一晩冷蔵庫で寝かせること。そうした方がおいしいです。
韓国料理レシピ3. キムパプ
韓国の屋台でもよく売られているキムパプ。日本の太巻きに似ていて、屋外でも手軽に食べられる人気のメニューです。
我が家でもいろいろな具を入れてよく作ります。
材料(キムパプ10本分)
- 海苔 10枚
- ごはん 5合
- 卵 3個
- にんじん 2本
- ごぼう 10本(細切り)
- たくあん 10本(細切り)
- ほうれん草 6束
- ツナ(あれば) 2缶
- エゴマの葉(あれば) 20枚
- カニカマ 10本
- ハム 10本
- 塩 少々
- 砂糖 少々
- マヨネーズ 適量
作り方
具の準備
- にんじんはごま油でさっと炒める。
- ほうれん草はゆがいておく。
- ツナはマヨネーズと混ぜ合わせる。
- 卵に塩少々を入れて厚焼きにし、細長く切り分ける。
具ができたら
- ごはんにごま油を回しかけ、塩少々、砂糖少々で味付けする。
- 巻きすに海苔を乗せ、ごはんを薄く敷き詰めて具材をすべて乗せる。
- 海苔の端と端がひっつくように巻く。
- 仕上げに、表面にごま油を薄く塗り、白ごまをふって完成。
にんじんを多めに入れると色が鮮やかになってきれいです。また、エゴマの葉を入れることで香りがとても良くなるのでおすすめです。
まとめ~簡単に作れて家計にもやさしい
ご紹介した料理はどれも、季節を問わず日本でも手に入りやすい材料で作れます。また、比較的安価な食材を使うので、家計の節約にもなります。
私は日本でも作ってみましたが、どれも好評でした。
近い国でありながら、日本料理とは異なる部分も多い韓国料理。お店で楽しむのもいいですが、韓国の一般家庭の味も試してみてくださいね。
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