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マレーシアでのガソリンの入れ方。どうやって車に給油したらいいの?

マレーシアのガソリンスタンド

東南アジアの多くの国ではバイクでの移動が主流です。ベトナムやカンボジアなどではバイクが洪水のように道路を走行しています。

それとは違い、マレーシアでは車社会です。バイクよりも車の方をよく見かけます。クアラルンプールやジョホールバルなどの大都会では、しょっちゅう渋滞しています。

私も車を運転しますが、都会で半端ではない渋滞に巻き込まれると、随分と気が滅入ります。それとは逆に車でジャングルの中の一本道を走行するときや、牛やヤギが道端で草を食んでいる様子を見ると本当に気持ちが癒されます。

車を運転している以上、もちろん定期的にガソリンを入れないといけません。でもここは日本ではありません。ガソリンは一体どうやって入れたらいいのでしょうか。価格は一体いくらくらいするのでしょうか。

今回はマレーシアでのガソリン給油についての紹介です。

目次

マレーシアでのガソリンの呼び方

日本ではガソリンと呼びますが、マレーシアではこの言い方では通じません。マレーシアではペトロール(petrol)と言います

アメリカ英語では車に入れる燃料の事をガソリンと呼びます。日本もそうですね。日本は戦後にアメリカの影響力が強くなりましたので、その関係でガソリンと言っています。

しかしマレーシアは以前はイギリスの支配下にありました。その関係で、今でも国中でイギリス英語が広く話されています。

イギリス英語では、車に入れる燃料の事をペトロールといいます。ですので、マレーシアで車に燃料を入れる場合は、ガソリンではなくペトロールと言わなければなりません。

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ガソリンの給油はどこに行けばよい?

マレーシアは車社会です。本当にたくさんの車が走っています。その関係で、幹線道路上に多くのガソリンスタンドがあります。車で走行していると、いくらでもガソリンスタンドを見つけることができます。

しかしここで少し注意をしなければなりません。先程、マレーシアではガソリンの事をペトロールと呼ぶと述べました。という事は、ガソリンスタンドと言っても通用しません。ではペトロールスタンドと呼べば良いのでしょうか。

実は、ペトロールステーション(petrol station)と呼ぶのです。直訳すると、「ペトロールを売っている駅」となります。アメリカ英語では「ガスステーション(gas station)」です。こちらもやはりステーションで表しています。

ちなみに、多くのマレーシア人は「ペトロステーション」と略して言っていますので、これも覚えておくといいですね。

ペトロールステーションの種類

マレーシアのガソリンスタンド

皆さんは日本で自分の行きつけのガソリンスタンドがありますか?恐らくあるでしょう。マレーシア人も同じです。多くの人に、自分のお気に入りの店舗があります。それではマレーシアで特によく見るペトロールステーションをご紹介します。

ペトロナス

緑色が目印のペトロナス。マレーシアでは特に有名です。クアラルンプールに世界的に有名なツインタワーがあります。マレーシアのシンボルとして、ガイドブックやテレビのコマーシャルにもよく登場します。

このツインタワーの正式名称は「ペトロナスツインタワー」。そう、このペトロールを売っているペトロナスのグループ会社なのです。マレーシアでは一番なじみの深い店がこのペトロナスです。

シェル

白い背景に黄色の貝殻が目印のシェル。日本にもありますね。シェルは郊外に多くあるような印象で、広い店舗が多いです。ペトロナスと同じくらいの頻度で見かけます。もしかしたら、マレーシアで一番人気があるのかもしれません。

ペトロン

ここ2、3年でよく見かけるようになりました。以前はエッソだった店がペトロンに変わっていっています。

もともとはフィリピンの会社ですが、現在はマレーシアにも積極的に店舗を増やしています。まだまだ店舗数は少ないようですが、これからはどんどん出店してくるのかもしれません。

BHP

オレンジ色の看板が目印。ペトロナスやシェルに比べると、店舗数は圧倒的に少ないです。たまに見かける程度です。私はほとんど利用したことがありません。

ペトロールステーションに入ってみよう

マレーシアの車は右側ハンドルです。そして左側を走行します。日本とまったく同じですので、日本人にとっては違和感があまりありません。これは随分助かります。

さて、車で走行していると、ペトロールがあまり残っていないことがわかりました。そうこうしているうちに、前方左側にペトロールステーションが見えてきました。それでは、実際に入店してみましょう。

ペトロールステーションにて

マレーシアのガソリンスタンド

入店すると、誰も歓迎してくれません。というより無関心です。自分で空いてる給油機を見つけて停車します。日本のセルフのスタンドに似ています。

店員さんもいますが(それも結構たくさん)、誘導等のサービスはありません。車から降りると、店員さんが声をかけてくれることがあります。「ブラパ?(いくら?)」と聞いてきます。

彼に自分が入れたい額を伝え、お金を渡すと、あとは勝手にやってくれます。しかし、これは非常に稀です。というよりほとんどこのケースはありません。

多くの場合は、誰も声をかけてくれません。では、普段は一体どのようにすればよいのでしょうか。

入れ方その1. 現金で

マレーシアのガソリンスタンド

車を給油機の前に停車したら、まず車を降り、それから店舗に向かいます。店舗にはカウンターがあり、そこに数人の店員がいます。

彼らに、自分が給油したい額を伝えます。それから現金を渡します。便利なのは50リンギット札を1枚渡す事です。

すっからかんの状態の普通車であれば大体80リンギットくらいでレギュラー満タンになります。50リンギット札を1枚渡せば、ほどよい量を買うことができます。

もう一つ注意が必要な事

マレーシアのガソリンスタンド

現金を渡す際に、もう一つ忘れてはならない事があります。それは、自分の車がどこに停車してあるかを伝える事です。

給油機にはすべて番号がついています。支払いの際に、自分が今から使う給油機の番号を伝えます。念のために、どの車かを伝えると確実です。

特に混み合っている時や、似た様な車が近くに停車しているときは要注意です。仮に間違って番号を伝えてしまうと、違う給油機が動き出します。誰だか知らない人の車に給油してあげることになります。

こうなっても店側は何もしてくれません。自己責任なので、はっきり伝えないこちら側が悪いということになります。本当に注意が必要です。

現金を払い、車に戻ると、給油機が準備できています。あとは給油キャップを外し、ノズルを給油口にいれて、給油を開始すればOKです。もうすでにいくら分欲しいかを伝えていますので、その額に到達したら自動的に終わります。

おつりを受け取るには

もし、支払った金額に達する前に、満タンになってしまったらどうすればよいでしょうか。

その場合は、再度店舗内のカウンターに戻り、もう一度自分が使用した給油機の番号を伝えます。そうすると、レジ係が差額とレシートを返却してくれます。これで無事終了です。

入れ方その2. クレジットカードで

クレジットカードで支払い

支払いは現金だけではなく、クレジットカードでもできます。この場合は、もっと簡単です。まずは同じように車を給油機の前に停めます。

今度は、給油機に備え付けられているクレジットカード読み取り機に、自分のカードを入れます。機械がカードを認識すると、まず言語を選ぶように指示されます。マレー語、英語、中国語の3種類から選べます。

それから暗証番号(PIN Number)を入力し、それが通ると、カードを取り出すようにとの案内がでます。これで終わりです。

あとはノズルをあげて給油をするだけです。給油が終わり、ノズルを給油機に戻すと、レシートが給油機からでてきます。しかし出てこないこともあります。

この場合は、再度クレジットカードを読み取り機に入れ、暗証番号を再入力し、レシートの再印刷をする必要があります。ちょっとめんどくさいので、レシートの必要でない方は無視して構いません。これで無事終了です。

ペトロールステーションでできること

マレーシアのガソリンスタンド

日本のガソリンスタンドでは、給油や洗車、車の点検がメインです。後は、待合室に本や雑誌、自動販売機があるくらいですよね。ですがマレーシアのペトロールステーションには、色々な物や設備があります。

コンビニ

日本のコンビニ機能が併設されています。お菓子やジュースはもちろんの事、パンやアイスクリーム、車のオイルやカップラーメンなど、本当にいろんな物が売っています。

携帯電話関係

マレーシアにもたくさんの携帯電話会社があります。多くの人はプリペイド式のSIMカードを使っています。その為、定期的に携帯にお金をチャージしなければなりません。その作業もペトロールステーションでできます。

カウンターで自分の使っている携帯電話会社と振込金額を告げます。すると店員さんが14桁の数字が書いてあるレシートを発券してくれます。あとはそのレシートにある指示に従って、自分の携帯を操作するだけで完了です。

公共料金の支払い

場所によっては、公共料金の支払いもできます。電気、水道、衛星放送等、様々なタイプの支払いが可能です。

ただ、レジカウンターが1つか2つしかない店舗がほとんどですので、誰かが公共料金の支払いをしていると、やたらと後ろに長い行列ができてしまいます。その辺は注意が必要です。

レストランやカフェ

特に、郊外にある大型店に行くと、レストランやカフェを併設しているところもかなり見かけます。

スターバックスやマクドナルド、ドーナツ店等、いろいろな店がくっついています。食事をするためにペトロールステーションに来る人もいます。私たちもペトロールを入れた後で、時々マクドナルドでくつろいでいます。

修理工場

エンジンオイルやワイパーといった車関係の物品を置いてある店もあります。さらに修理工場を併設している店舗も時々みかけます。

実際、私の家の近くにも修理工場を併設している店舗があり、車の調子がおかしいといつもそこで見てもらいます。

ガソリン価格は?

無事に給油が終わりましたが、まだ気になる事が残っています。それは価格です。いくらでしょうか。

マレーシアではガソリン価格は政府によって決められています。どこの街に行っても同じ値段です。

2017年は毎週水曜日にガソリンの値段が変わります。毎週上下するので、金額はまちまちですが、レギュラーガソリンで1リットル約2リンギット、ハイオクが約2.3リンギット、軽油が約2リンギットです。

2017年7月末で1リンギット=約26円です。という事は、1リットルあたり、レギュラーと軽油が約52円、ハイオクが約60円という計算になります。日本と比べると格段に安いですね。

まとめ

マレーシアは車社会ですので、ペトロールステーションに立ち寄ることもしばしばあります。ただそれは面倒臭いことではなく、ある種の楽しみでもあります。いろいろなタイプの店舗があるので、初めて行く店舗ではワクワクします。

皆さんもマレーシアで車を運転する機会があるかもしれません。その際は、是非ペトロールステーションをよく観察してみて下さい。きっと楽しい発見があることでしょう。

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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