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格安フィリピン留学!予算は?いったいいくら必要になるの?

フィリピン

留学はしたいけどお金がかかるからできない……そんな声を耳にすることがあります。日本人に人気の留学先は1位が不動のアメリカ合衆国です。

中国と台湾が続いた後にイギリス、オーストラリアがきます。私がご紹介したいフィリピン留学はTop10に入っておりませんでした。

まだまだ「フィリピン留学」の認知度が低いようです。高額と思われがちな海外留学。確かに国や留学校によっては莫大な費用が必要になるかもしれません。

しかし、これから紹介する「フィリピンでの語学留学」に限っては夢物語で終わりではありません。留学があなたの現実になります。

少しでも興味・関心があるのなら、ぜひフィリピンで語学留学を経験してみてください。

目次

フィリピン留学に必要な費用とは

フィリピンでは先に挙げた国の半額以下の予算で留学が実現し、充実した授業を受けることができます。時差も1時間のみで日本からの直行便があり比較的、アクセスしやすいです。一部の地域を除いて、治安も心配ない国です。

週末に繁華街を歩いていると、韓国語や日本語を聞くことも珍しくありません。フィリピン留学を知った勝ち組は、現地で充実した日々を送っていますよ。

では、留学といっても実際にいくらくらいかかるのか?フィリピンの留学先の多くは寮と学校が一体になっています。

渡航前に支払う金額に、寮費・食費・授業料が含まれており、およそ13万円前後です。中には10万円を切るところもあります。

それ以外にどんな出費があるのか?こちらも非常に大切です。以下を参考にしてください。

初期費用と呼ばれる現地で支払う金額について

財布

この初期費用は滞在する語学学校、期間によって異なります。内訳は以下の通りです。

いずれもフィリピン・ペソ表記です。1ペソ≒2.2円 (2018年現在)

期間
デポジット
VISA
SSP
水道光熱費
ACR I-card
合計
4週間
3,000
6,300
1,500
10,300
8週間
3,000
3,440
6,300
3,000
14,740
12週間
3,000
8,150
6,300
4,500
3,300
23,750
16週間
3,000
10,890
6,300
6,000
3,300
27,490

デポジット

語学学校が定める保証金です。学校によって金額が前後します。問題なければ卒業時に返金されるものです。

学校によっては母国語を話した場合の罰金や、洗濯物の超過分(ほとんどの語学学校が1ヶ月10キロまで無料で洗濯を出せる)などが発生する場合があります。その場合はデポジットから差し引かれて返金されます

ビザの延長費用

滞在期間が長くなればその分、ビザを延長しなければなりません。延長については学校のスタッフが手続きを行ってくれます。

日本国籍の場合はフィリピンの入国審査で、30日間の観光ビザが無料で発行されます。そのため、この期間にフィリピンを離れる場合はビザの延長費用は必要ありません。 ここで注意して頂きたいのは、航空チケットを往復で取得するか、捨てチケットを準備しておく必要があるということです。

30日以内にフィリピンを離れる場合、事前に航空券を取得しておき、チェックインの時にそれを証明する必要があります。

いくら口頭で伝えても、予約した航空券がなければ通れません。

30日以上滞在する場合、現地でビザ延長の手続きをするため、チェックイン時にビザを持っていないことになります。そのため、30日以内にフィリピンを出ることを証明するものが必要になるのです。

旅行や留学で、初めから30日以上の滞在が確定している場合があります。既に帰国する日にちを決めている場合は往復で航空券を取りましょう。

もし、渡航の段階でいつ帰国するか決まっていない場合は、30日以内にフィリピンを出る「捨てチケット」の購入が必要です。

捨てチケットとはその名の通り、搭乗せずに捨てることになるチケットです。捨てるのであれば安いチケットを押さえたいですよね。

私はいつもスカイスキャナーにお世話になっています。フィリピンからですと香港や台湾へ飛ぶ便が安いため、フィリピンに到着する日から30日以内で、適当な日にち・時間帯の便を捨てチケットとして購入しています。

セールの期間であれば3,000円前後のチケットを購入することができます。

パスポート

SSP

SSPとはSpecial Study Permitの略で、外国人がフィリピン国内で留学するために必ず取得が必要なものです。

留学期間が1週間など短期間であっても必要になります。このSSP費用を支払うことで、「観光ビザをもって留学をする外国人」であることを証明することになります。SSPを発行されて初めて、フィリピン国内で留学が可能となるのです。

水道光熱費

語学学校によって使った分だけ支払うところ、固定で支払いが必要なところと様々です。私が滞在しているフィリピン北部のバギオ市は涼しい地域のためクーラーは必要ありません

セブやマニラなどの語学学校では使った分のクーラー代をルームメイトと割った金額を、月毎に支払っている学生が多いです。

1ヶ月あたり平均で500~1,000ペソ(約1,100~2,200円)です。

夜寝ている時間もクーラーをつけるか、節約のために切るか…ルームメイトと仲良く決めてくださいね。

ACR-I Card

ACR-I CardとはAlien Certificate of Regisrtation Identity Cardの略になります。これは60日以上、フィリピンに滞在する外国人に取得が義務づけられています。フィリピン政府が外国人のフィリピン滞在者を把握するためのものです。

費用はおよそ3000ペソ強ですが、学校によって多少のバラつきがあります。

60日以上滞在していた方については、もれなくフィリピンの出国審査でACR Icardの提示を求められます。

ECC

ECCとはEmigration Clearance Certificateの略になります。6ヶ月以上フィリピンに滞在した人は全員取得が必要です。

これはフィリピン滞在中に犯罪歴がないこと、きちんとビザ延長費用を支払ったことを証明するものになります。滞在している市の移民局へ直接行き、写真と拇印をして終了です。

ほとんどの語学学校は、学校のスタッフが数名の学生をまとめて移民局へ行き、手続きをしています。費用は500ペソです。

こちらで発行される書類を持っていないとフィリピンを出国できません。必ず本人の写真・拇印が必要です。

その他諸経費

物価が安いと言われるフィリピン。しかし、週末の過ごし方によっては日本と変わらない出費になることもあります。

週末は仲良くなった友達とお酒を呑んで過ごす方が多いです。ビールが1瓶40ペソ(約88円)と安い金額で飲めます。

しかし、カクテルやワイン、その他のアルコールは日本よりも価格設定は高いです。

日本のように飲み放題制度がありませんので、ビール以外のアルコールをたくさん飲む方は気を付けてください。

娯楽費も週末の過ごし方によっては大きなウエイトを占めるかも

ビール

韓国人の留学生が多いバギオ市。韓国人のオーナーが経営する、韓国料理店がたくさんあります

。ローカルのレストランと比較すると3~4倍、日本で食事をする時と変わらない出費となります。

長期滞在している人は日本の味が恋しくなり、スーパーで日本のスナックやインスタントヌードル、即席のお味噌汁などを購入しています。

しかし、日本製の物に関しては輸入しているため、値段は日本の倍はします。現地のスナックは1袋50円前後から購入できますが、日本のとんがりコーンは300円以上しました。

週末に軽くローカルの店で食事を済ませたり、フィリピンのスナックを購入して生活する程度であれば1ヶ月1万ペソ(約2万2千円)も使いません。

その半分以下で済む方もいます。

機会があればお酒を呑みに出歩く方は、自分の飲む量、行く場所によって金額が大きく異なりますので、計算してお金を準備してくださいね。

フィリピン留学で必要になる費用の概算モデル(8週間)

メモ

留学期間の平均はおおよそ8週間です。日本を出発し、戻って来るまでにいったいいくら必要か、ズバリお答えします。

  1. まず授業費用ですが、コースにより差異はあるものの平均270,000円です。(人気のESL-5というコースで計算しています。1日にマンツーマンクラス5コマ、グループ授業1コマ、オプションクラス1コマという内容です。)
  2. 先に挙げた初期費用ですが、8週間の留学の場合14,740ペソ(≒32,430円)になります。(語学学校によって多少の差があります。)
  3. そしておこづかいですが、滞在している学生の1ヶ月に使った娯楽費の平均を出してみたところ、7106円となりました。(最低金額は2240円から、最高金額は外泊した学生の22,200円でした。)
  4. 往復航空券代はLCC(ローコストキャリア)を使用すれば、8,000円ほどで購入できます。日本 – マニラ往復は約12000円です。
  5. 海外保険は任意となります。もし加入される場合、保証内容により大きく金額は異なりますが、8週間の留学で約50,000円です。

①~⑤を全て合計すると371,536円で8週間の留学が可能という計算になります。ちなみに私は24週間の留学で約980,000円でした。

(大きなキャリーケースを持っていなかったため、留学用に購入しました。またノートパソコンを新調したため、これらの料金も含めています。海外保険は入りませんでした……。結果、一度もお世話にあることはありませんでした。しかし周りで体調不良や緊急手術する仲間が多く、留学してから入っておけばよかったと思いました。)

まとめ

コストパフォーマンスで言えば右に出るものがないフィリピン留学。授業料や食費が安価にも関わらず、満足できる授業を受けられるのは間違いありません。

しかし、滞在期間によって支払わなければならない手続きの費用があります。そして休日の過ごし方を一歩間違えれば、日本と同じかそれ以上の出費になってしまいますので、その点は注意して欲しいと思います。

昔は治安を心配されていたフィリピンですが、現在では改善され、セブ、クラーク、バギオ、バコロド、イロイロ、ダバオなどを中心に毎年たくさんのアジア人が英語を学びに来ています。ぜひあなたもその一員になってください!

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この記事を書いた人

海外就職・海外求人マッチングサービスGuanxiを運営しているIT企業。
世界各地をお仕事で飛び回っています。

世界各地で滞在し、見たもの、感じたもののリアルを届けます。

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