台湾で部屋探す方法とは?高雄に住んでいる私のお部屋を紹介します
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私は語学留学のため、台湾の高雄に住んでいます。私の通っている学校は寮がないため、自分で部屋探しをして今の住居を見つけました。
私は中国語が超初心者レベルで会話は全然できない、高雄に知り合いもいない中でしたが、エージェントを通さずに自分で一から部屋探しをし、無事今のお部屋に入居することができました。
そんな私の台湾での部屋探しから契約までの流れと今の住居について紹介したいと思います。※1元=約3.6円(2018年現在)
記事の目次
台湾で部屋を探す方法
私は日本で下調べをしていたわけでもなく、台湾に到着してから住居を探しました。なので初めは安宿に数日泊まって、インターネットで情報収集をしていました。
台湾の都市にはゲストハウスがたくさんあり、1泊1,000円前後で泊まれるところもたくさんあります。しかもキレイでおしゃれなゲストハウスが多く、安い上に居心地もよかったので、のんびり気楽に部屋探しをしていました。
実際に私が部屋探しに使ったのは「591房屋交易」というサイトです。台湾での部屋探しの定番といえる有名なサイトで、物件数もかなり多いです。スマートフォンのアプリもあります。
ただ日本語どころか英語サイトもないので、自分で翻訳しながら見ることになりましたが、何となく漢字から予想できたり、探し方に関するわかりやすいサイトもあるため、いくつか候補を絞ることができました。
エリア、部屋の形態、家賃、そして設備や家具など細い条件を設定して検索ができます。私の場合、学校から近いこと、ルームメイトがいた方がよかったので間借りであること、キッチンがあることを条件に探しました。
部屋探しのポイント
部屋の形態(類型)
1人で住みたい場合は部屋の形態は「独立套房」、間借りの場合は「分租套房」か「雅房」を選びます。どちらもリビングが共有で、「分租套房」はプライベートバスルーム付きの部屋、「雅房」の場合バスルームも共有になります。
キッチンの有無
キッチンを使用できるかは「可開伙」というところにチェックを入れて検索します。
日本ではキッチン付きが当たり前ですが、台湾では家で自炊せずに外食ですます人が多いため、実に半分近くの部屋がキッチンなしなのです。料理をする人は必ずチェックするのを忘れないようにしてください。
設備
設備については、
- 冷蔵庫(冰箱)
- 洗濯機(洗衣機)
- 冷房(冷氣)
はほとんどの物件に付いています。
その他チェックしておきたいのが、インターネット(網路)とテレビ(電視)とケーブルテレビ(第四台)で、これらがない部屋も少なくありません。
どうせ中国語でわからないので、私はテレビはなくても良いと思っていたのですが、台湾ではケーブルテレビも契約している場合、チャンネル数は100以上あり、日本のチャンネルもNHKワールドプレミアムも含め3つほどありました。
そのため、日本のニュースを見ることもできますし、CNNやBBCニュースも見ることができます。
また、映画も常に数種類放送されていて、たまにジブリや日本のアニメも中国語版で放送されています。
ありがたいことに台湾のテレビは映画だけでなく、ドラマやバラエティでも字幕がついていることが多いので、中国語の勉強にも役立ち、テレビ付きでよかったと今は思っています。
最短契約期間(最短租期)
台湾では多くの物件の最短契約期間が1年となっています。1年未満で考えている人はここも注意が必要です。
私も最初から1年契約するつもりではなかったので、短期で契約できるところを探しました。内見に行った部屋は最短期間6カ月でしたが、直接話したところ3カ月で契約させてもらえました。
内見
591のそれぞれ物件のページにオーナーさんの連絡先が載っており、直接連絡を取ります。電話番号と、台湾では日本と同じくLINEが普及しているので、LINEのIDが書かれていることが多いです。
私は電話で会話ができるレベルではないので、何とかLINEでオーナーさんと連絡を取り、すぐ内見の日程が決まりました。
内見では、周辺環境、部屋の広さや日当たりの良さ、備え付けの家具などをチェックしました。
オーナーさんは英語が話せないため、スマホの翻訳を使いつつ、意思疎通には苦労したものの、たまたまルームメイトのうち1人が海外留学経験があり、英語が上手だったので通訳してもらうことができました。
本来なら他の候補物件も見てから決めるのですが、私の場合、1つ目の物件が第一希望で特に欠点がなかったこと、何よりオーナーさんとルームメイトの人柄の良さで即決定し、内見の当日に引っ越しました(笑)
私の荷物はまだゲストハウスにあったのですが、オーナーさんが車を出して運ぶのを手伝ってくれたり、必要なものを買い出しに連れて行ってくれたり、夕ご飯を買って来てくれたり、至れり尽くせり本当に親切にしてくださいました。
賃貸契約での注意点
契約時は家賃の他に、管理費、電気代、水道代、インターネット代などの費用が別か、ゴミ出し方法なども必ず確認するようにしましょう。
家賃が安いと思ったのに、その他の費用で合計で結局高くなってしまったということもありえます。また、台湾では日本のようにゴミ捨て場が必ずあるわけではなく、ない場合はゴミ収集車が来る時間に自分で持っていかなくてはいけないのです。
敷金は台湾では押金と言われ、入居時に家賃1カ月あるいは2カ月分を支払い、退去時に返ってきます。
契約は「房屋租賃契約書」という決められたフォームにサインをすることで取り交わされます。一応保証人が必要らしく、台北に住んでいる私の友人に電話をかけ、オーナーさんと話してもらいました。
私の部屋紹介
このような経緯で契約した私のお部屋です。オートロックの13階建てマンションの1室で、オーナーさん含め3人で暮らしています。
リビング、キッチンが共有で、ちょうど空いていた部屋がバスルーム付きだったので、私の部屋には自分のバスルームがあります。
ベッドは広々したダブルベッド、デスク、大きなクローゼット、収納スペースも多く、とても生活しやすいです。
高雄の中心地からも近く、MRT(地下鉄)の駅からも徒歩5分以内、周辺はスーパーや百貨店もありとても便利な立地です。
家賃は1カ月6,500元(約24,000円)です(電気、水道、ガス代は別)。高雄だとこれくらいが平均ですが、台北だとこのクオリティだと10,000元は超えてしまいます。それでも日本に比べたらかなり安いと思います。
まとめ
以上が台湾高雄での私の部屋探しでした。私は運が良いことに、とても親切なオーナーさん、そして英語が話せるルームメイトに恵まれてスムーズに入居することができました。
しかし、実際住んでみてから、高雄は英語が話せる人があまり多くないこと、外国人を受け入れてくれないところもあることを知りました。
当たり前ですが、やはりコミュニケーションがスムーズに取れないと、細かい条件やルール、設備の使い方を理解するのも一苦労で、聞きたいこともうまく伝えることができません。
私の場合も英語が話せる人がいなかったら契約には至らなかったと思います。
なので、中国語が話せない人は通常、現地の友人に立ち会ってもらうか、エージェントを通して英語あるいは日本語を話せるオーナーさんを紹介してもらうのが確実ではあります。
中国語に自信がある人はもちろんですが、中国語を使って地元の人々と同じ方法で部屋探しをしてみたい人はぜひ、591を使って直接交渉してみてください。台湾人は優しいので私のように案外どうにかなるかもしれません。
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