私は語学留学のため、台湾の高雄に住んでいます。通っている学校には寮がないので、自分で探して今の住居を見つけました。
中国語が超初心者レベルで会話は全然できない、高雄に知り合いもいないという状況でしたが、エージェントを通さずに自分で一から部屋探しをし、無事契約することができました。
そんな私の高雄での部屋探しから契約までと、今住んでいるその部屋を紹介したいと思います。
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台湾で私が部屋を探した方法
日本で下調べをしていたわけでもなく、台湾に到着してから住居を探しました。そのため、初めは安宿に数日泊まりインターネットで情報収集していました。
台湾の都市にはゲストハウスがたくさんあり、1泊1,000円前後で泊まれるところもたくさんあります。しかもキレイでおしゃれなゲストハウスが多く、安い上に居心地もよかったので、のんびり気楽に部屋探しをしていました。
利用したサイトは「591房屋交易」
実際に私が使ったのは「591房屋交易」というサイトです。台湾での部屋探しの定番といえる有名なサイトで、物件数もかなり多いです。スマートフォンのアプリもあります。
- 591房屋交易:https://www.591.com.tw/
エリア、部屋の形態、家賃、そして設備や家具など細い条件を設定して検索できます。私の場合、学校から近いこと、ルームメイトがいた方がいいので間借りであること、キッチンがあることが条件でした。
ただ、日本語どころか英語サイトもないので、自分で翻訳しながら見ることになりました。でも、何となく漢字から予想できたり、探し方を説明するわかりやすい日本語サイトもあったりして、いくつか候補を絞ることができました。
台湾の部屋探しで気を付けるべきポイント
部屋のタイプ
1人で住みたい場合は「独立套房」。
間借りの場合は「分租套房」か「雅房」を選びます。どちらもリビングが共有で、「分租套房」はプライベートバスルーム付きの部屋、「雅房」はバスルームも共有になります。
キッチンの有無
キッチンを使用できるかどうかは「可開伙」というところにチェックを入れて検索します。
日本ではキッチン付きが当たり前ですが、台湾では家で自炊せずに外食で済ます人が多いため、実に半分近くの部屋がキッチンなしなのです。料理したい人はチェックするのを忘れないようにしてください。
室内設備
- 冷蔵庫(冰箱)
- 洗濯機(洗衣機)
- 冷房(冷氣)
はほとんどの物件に付いています。
その他チェックしておきたいのがインターネット(網路)とテレビ(電視)とケーブルテレビ(第四台)で、私の住居にはありましたが、これらがない物件も少なくありません。
日本の番組も見られる
どうせ中国語でわからないので、私はテレビはなくても良いと思っていたのですが、台湾ではケーブルテレビを契約するとチャンネル数が100以上あり、日本のチャンネルもNHKワールドプレミアムを含め3つほどありました。
そのため、日本のニュースを見ることもできますし、CNNやBBCニュースを見ることもできます。
また、映画も常に数種類放送されていて、たまにジブリ作品や日本のアニメも中国語版で放送されています。
ありがたいことに、台湾のテレビは映画だけでなくドラマやバラエティにも字幕が付いていることが多いので、中国語の勉強にも役立ち、テレビ付きでよかったと今は思っています。
最短契約期間(最短租期)
台湾では多くの物件の最短契約期間が1年となっています。1年未満で考えている人はここも注意が必要です。
私も最初から1年契約するつもりはなかったので、短期で契約できるところを探しました。入居を決めた部屋は最短6カ月契約でしたが、直接交渉したところ3カ月で契約させてもらえました。
台湾の部屋を内見する
「591房屋交易」のそれぞれの物件のページにはオーナーさんの連絡先が載っているので、気になる部屋があれば直接連絡を取ります。電話番号と、日本同様に普及しているLINEのIDが書かれていることが多いです。
ちょっと大変だった私の内見
私は電話で会話ができるレベルではないので、何とかLINEでオーナーさんと連絡を取り、すぐ内見の日程が決まりました。
当日は、周辺環境、部屋の広さや日当たりの良さ、備え付けの家具などをチェックしました。
オーナーさんは英語が話せないため、スマホの翻訳機能を使いつつ意思疎通。苦労していたところ、現在のルームメイトである住人が海外留学経験があり、英語が上手だったので通訳してもらうことができました。
オーナーさんとルームメイトの人柄が決め手
本来なら他の候補物件も見てから決めるのですが、私の場合、1つ目の物件が第一希望で特に欠点がなかったこと、そして何よりオーナーさんとルームメイトの人柄の良さで即決定し、内見の当日に引っ越しました!
荷物はまだゲストハウスにあったのですが、オーナーさんが車を出して運ぶのを手伝ってくれたり、必要なものを買い出しに連れて行ってくれたり、夕ご飯を買って来てくれたりと、至れり尽くせり。本当に親切にしてくださいました。
台湾で賃貸契約する際の注意点
契約は「房屋租賃契約書」という決められたフォームにサインをすることで取り交わされます。一応保証人が必要らしく、私は台北に住んでいる友人に電話をかけ、オーナーさんと話してもらいました。
敷金は台湾では押金と言われ、入居時に家賃1カ月分あるいは2カ月分を支払い、退去時に返ってきます。
事前に確かめておくべきこと
家賃の他に、管理費、電気代、水道代、インターネット代などの費用も必ず確認しましょう。家賃が安いと思ったのに、その他の費用を加えてみると全体では結局高くなってしまったということもありえます。
また、ゴミ出し方法も確認が必要です。台湾では日本のようにゴミ捨て場が必ずあるわけではなく、ない場合はゴミ収集車が来る時間に自分で持っていかなくてはいけないのです。
高雄で見つけた私の部屋紹介
さて、ここまでの写真でもお見せしてきた私の高雄の部屋をあらためてご紹介します。
オートロックの13階建てマンションの一戸で、オーナーさん含め3人で暮らしています。
リビング、キッチンは共有、ちょうど空いていた部屋がバスルーム付きだったので、私の部屋には専用のバスルームがあります。
ベッドは広々したダブルベッド、そしてデスク、大きなクローゼットがあり、収納スペースも多くとても生活しやすいです。
高雄の中心地からも近く、MRT(地下鉄)の駅からも徒歩5分以内、周辺にはスーパーや百貨店もあり、とても便利な立地です。
家賃は1カ月6,500元(約24,000円、電気・水道・ガス代は別)。高雄だとこれくらいが平均ですが、台北ではこのクオリティだと10,000元(約36,000円)は超えてしまいます。それでも日本に比べればかなり安いと思います。
※1元=約3.6円(2018年8月現在)
高雄で部屋を探すなら中国語ができるとベター
私は運が良いことに、とても親切なオーナーさん、そして英語が話せるルームメイトに恵まれてスムーズに入居することができました。
しかし、実際に住んでみてから、高雄には英語が話せる人があまり多くないこと、外国人を受け入れてくれないところもあることを知りました。
当たり前ですが、やはりコミュニケーションがスムーズに取れないと細かい条件やルール、設備の使い方を理解するのも一苦労で、聞きたいこともうまく伝えることができません。
私の場合も英語が話せる人がいなかったら契約には至らなかったと思います。
それでもやってみればなんとかなる?
中国語が話せない人は通常、現地の友人に立ち会ってもらうか、エージェントを通して英語あるいは日本語を話せるオーナーさんを紹介してもらうのが確実ではあります。
ですが、中国語に自信がある人はもちろん、せっかくなので中国語を使って地元の人と同じ方法で部屋探しをしてみたい方はぜひ「591房屋交易」を使って直接交渉してみてください。
台湾人は優しいので、私のように案外どうにかなるかもしれませんよ。
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