国によって様々な風習や特徴があるのは、美的感覚に関しても言えることです。
国や地域によって「女性としての魅力」の概念が大きく異なるため、日本でモテモテの女性がヨーロッパでは見向きもされないというケースは珍しくありませんし、逆もまた然り。
この記事では、私がイタリア、スイス、ドイツで生活してみてわかった、日本人とヨーロッパ人の中にある一般的な「モテる女性像」の違いを紹介します。
ヨーロッパではかわいいよりキレイがモテる
まずひときわ目立つ大きな違いは、ヨーロッパでは「かわいい」より「キレイ」な女性が高く評価される確率が圧倒的に高いという点です。
日本人は昔からのアイドル文化からも見て取れるように「清純派でかわいい」女性が人気を博す傾向が強いですよね。
幼く見えることは長所であり、背の高い女性はコンプレックスを持っていたりします。
ですがヨーロッパではその常識が逆転します。イタリア人とホームパーティーをした時に、大人数で日本の芸能人の動画を観賞したことがあります。
AKB48のPVを見せると、イタリア人の男性陣は一様に嫌な顔をしました。童顔の若い子たちが下着姿で大勢写っているのを見て、ひどく違和感があったようです。
一方、藤原紀香の動画を見せたところ、みんな大いに色めき立ち食いついてきて「彼女の他の動画もある?」と催促されました。
ヨーロッパでは長身がかっこい
ヨーロッパでは「かっこいい系の女性」が断然モテます。町を歩けば全ての男性の視線を独り占めしてしまう、私の知人のチェコ出身の女性は180cmオーバーです。
彼女は褐色の肌で眼光鋭く、一見とても近寄りがたい雰囲気があります。それにも関わらず男性陣はどんどん彼女に寄って行きます。
彼女より身長の低い男性も果敢に口説きにかかります。180cmとまでいかなくとも、170cm近くあれば、もちろん全体的なバランスにもよりますが、高身長の女性の部類に入ります。
イタリア人の平均身長はあまり高くないので、一般的な低身長・高身長の認識は、日本人のそれとあまり変わりません。
イタリアでは「スラッと背が高ければ美人の条件を8割クリアしている」とさえ言われています。欧米人は身体にフィットするファッションを好むことからもわかるように、顔よりもスタイルが重視される傾向があります。
※イタリアの方が思う「背が高い」は女性の場合何センチくらいからでしょうか?日本だと165cmくらいからが「長身」のカテゴリだと思いますが、イタリアだと異なるのでしょうか。
もちろん人それぞれ好みはあるので「小さくてもいい」という人はいます。ですが「小さい方がいい」という人は圧倒的な少数派です。日本人男性の中で、背の高い女性の方が良いという人を探すのと同程度です。
「背の高い女性は嫌だ」という日本人男性には何度か会ったことがありますが、その逆は滅多に聞きませんよね。
色黒がモテる
ヨーロッパ人は男女ともに浅黒い肌に憧れを抱いています。
夏になればこぞって日焼けに乗り出しますし、化粧品売り場には大量のサンオイルなど、きれいに日焼けするための数々のアイテムが並びます。
色白の知人がひざ丈のスカートをはいて町を歩いている時に、路上にたむろしていた若者グループから「ちょっとは太陽にあたってこいよ!」と笑いながら声をかけられ、からかわれていたこともあります。
金髪の次が黒髪
日本人女性の多くが明るい色に髪の毛を染めますが、ヨーロッパ人の目線から見るとこの傾向はナンセンスです。
日本人の髪の毛は黒く艶があり太く、毛量も多いことから、ヨーロッパの美的感覚ではかなり高く評価されます。
様々な髪の色の人々が混在するヨーロッパで、最も美しいとされているのは金髪ですが、第2位は黒髪です。
その後にだいぶ差がついて、茶髪その他が一緒くたになって続きます。そのため、わざわざ美しい黒髪を茶色に染めるなんてもったいないと思われてしまいます。
欧米に移住する人には地毛の色に戻して渡航することをおすすめします。
手入れも楽で髪を傷めず、周りの評価も高いのですから、良いことばかりです。
黒人・東洋人がモテる
イタリアでもスイスでもドイツでも私は、少なからず東洋人マニアの男性に遭遇しました。東洋の女性はセクシーに見えるのだそうです。
前述の黒髪もポイントの一つですが、東洋人には唇が厚めな人がヨーロッパ人女性と比べて多いことと、肌質がきめ細かいため一度触るとやみつきになるのだそうです。
黒人さんマニアも数多くいます。黒人男性はその肌の色と筋肉質な身体のために大いにモテますし、黒人女性も肌の色とぶ厚い唇などから、かなり高い美的評価を勝ち取っています。
まとめ
海外生活が長くなると、たまに日本に帰る度に町行く人々のファッションに少々びっくりさせられます。
身体のラインを出して自分の素材を活かそうとするヨーロッパ人のファッションとは異なり、様々な装飾でボディラインを隠すような服装の人が多いように思います。
もちろんどちらが良いと決めることはできませんが、日本のファッションのまま渡欧してしまうと町中で浮いてしまって、スリなどの被害にも遭いやすくなるので、ある程度周りに馴染む努力も必要だと思います。
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