アメリカ留学後に「OPT」で仕事や求人を探す方法

ロサンゼルス アメリカで働く

憧れの土地、アメリカ・ロサンゼルス。数多くの映画俳優や、アーティストが夢を追い掛けて訪れる街です。

そんな夢がいっぱいの街で働きたいと考えても、一体どうすればいいのか分からない人もたくさんいるはず。ロサンゼルスで働くには「OPT」という手段があります!

「OPT」とは一体何なのか、どんな仕事ができるのか紹介していきます。

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アメリカのOPT概要

学生

OPTとは

OPTとは「Optionl Practical Training」の略で、学生ビザを使いカレッジや大学で就学した留学生に、基本的には卒業後に企業研修ができるものです。

学校で専攻していた分野の企業で働くことができ、無給インターンもあれば給料が支給されることもあります。

OPTの種類

OPTには「Pre-Completion」と「Post-Completion」の2種類があります。

Pre-Completionは在学中から働くことができるOPT。学期中は週20時間就労が可能で、バケーションに入るとフルタイム、すなわち週40時間就労ができます。Post-Completionは専攻学科の課程修了後から行うOPTです。

どちらも期間は1年間ですが、もしPre-Completionをして課程修了後にPost-Completionをする場合は、1年間からPre-Completionで働いた期間を差し引かれた分だけ働くことができます。

アメリカのOPTの取得方法

OPTの取得

OPTを始めるには準備が必要です。OPTができるのはカレッジ、大学、大学院などで勉強した留学生です。語学学校ではOPTを行うことができません。

学校の留学生用オフィスにいるスーパーバイザーにOPTをしたい旨を伝え、申請を開始します。OPTは課程が修了する90日前から、修了後60日以内なら申請可能です。

必要書類

「I-765」という労働許可申込書を移民局のホームページから印刷し、記入します。

申請料の410ドルは、チェック(小切手)かマニーオーダーというコンビニなどで買える小切手のようなものでのみ支払い可能なので、用意する必要があります。

パスポートのコピーや今までに発行された全ての「I-20」のコピーが必要ですが、学校のスーパーバイザーが用意してくれます。「I-94」はホームページから印刷し、パスポート用の証明写真(51×51ミリメートル)が2枚必要です。

申請手順

まず学校のスーパーバイザーにOPTの相談をします。書類を全て用意してスーパーバイザーに確認してもらい、USCIS(米国市民権・移民業務局)に書類を郵送します。

OPT開始日は課程修了後から2カ月以内の日の間で自分で決めることができますが、必ずしも指定した日からOPTができるとは限りません。

通常、書類を郵送してから2週間ほどでUSCISから申請料のレシートが届きます。EADカード(就労許可証)が送られてくるのは申請してから60〜90日といわれていますが、半年届かなかった人もいます。

レシートにあるレシートナンバーをUSCISのサイトで入力すると、現在のカードの進行状況が確認できます。

EADカード到着後

カードに就労可能日が書かれているので確認しましょう。仕事先が決まると、USCISのホームページで職場の情報を入力しなければなりません。このサイトはEメールで送られてきます。

アメリカで働くには「ソーシャルセキュリティーナンバー」というマイナンバーのようなものが必要ですが、OPTを申請する際に一緒に申請することができ、EADカード到着後3日ぐらいで送られてきます

これで晴れて、OPTが開始できます!

アメリカでOPTするための仕事や求人の探し方

挨拶

OPTの申請に気を取られすぎて、仕事を見つけるのを忘れてた!なんて人がいたり、ロサンゼルスでどうやって仕事を探せばいいのか分からず、気づけばOPT開始日になっていたり、といった経験をした人も少なくありません。

OPTの申請を開始したら、仕事探しも始めましょう。

仕事探しの方法

日本人の多くは日系企業でOPTをします。「びびなびロサンゼルス」のサイトにある求人募集欄から仕事を探したり、「クイックUSA」などの派遣会社に登録して勤務先を見つけることもできます。

日系企業以外で勤務したい場合は、「Craigslist」というサイトから仕事を探すことも可能。

また、もし働きたい企業があれば、直接企業のホームページから求人募集をしているか確認し、応募できます。

ディズニーランドでOPT!

ロサンゼルスから車で40分のところにあるディズニーランドでは「カレッジプログラム」という短期間だけ働くことができるプログラムがあり、留学生も労働許可証があれば応募可能です。

4カ月から6カ月ほどのプログラムなのでOPTで働くには十分な期間!ただし、応募数が毎回多いので受かる可能性は低めです。

アメリカのOPTの給料

給料

給料は職種にもよりますが、OPTで仕事をするとだいたい時給12〜15ドルほど。レストランで働く人は時給の他にチップがもらえます。チップだけで1日600ドル稼ぐ人もいて、チップで生計を立てているほど。

物価の高いロサンゼルスですが、OPTの給料でも生活するには十分です。

アメリカでOPTをする注意点

カレンダー

OPTをする際に注意することがいくつかあります。気を付けていなければOPTが無効になったり、強制帰国になってしまいます。

主な注意点

申請をするとき、課程修了後60日以上経ってしまうと申請ができなくなります。学校も卒業し、OPTの申請もできないと強制帰国させられるので気を付けてください。

申請を無事終えても、EADカードが届くのに時間がかかります。カードが届いていない状態での一時帰国は控えましょう。もしどうしてもアメリカ国外に出る必要があれば、仕事先を見つけ、ジョブオファーレターを出してもらいます。

仕事を始めると、10日以内にUSCISのサイトで仕事先の情報を入力しなければなりません。OPTを開始してから90日以内に仕事を始めないと、OPTが無効になってしまいます。

任せっきりにはしない!

学校のスーパーバイザーがOPTの申請を一緒に進めてくれますが、必ず自分でも期限などをしっかり把握しましょう。スーパーバイザーに任せっきりにして失敗してしまった人もたくさんいます。

アメリカでOPTをするメリット

ミーティング

ロサンゼルスには日系企業や日本食レストランがたくさんあり、日本人留学生にとってはOPTをしやすい環境。OPTが終了しても、企業によってはそのまま就職できるところもあります。ロサンゼルスには大きな企業もたくさんあるので、就職し就労ビザをサポートしてくれる可能性も!

ロサンゼルスでは、日本とは違う職場環境なので、日本でできないようなことが仕事を通して経験できます。日系企業で働いたとしてもアメリカ人と一緒に仕事をしたり、アメリカ人向けに接客したりと英語力は確実に上がります。今まで勉強してきた分野での仕事が必須になるので、自分のスキルアップにもOPTは最適です。

まとめ

学校を卒業しOPTをせずに帰国する人も中にはいますが、せっかくの憧れの地で働けるチャンス、無駄にはできないですよね!OPTをすることがロサンゼルスで働くためには一番簡単な方法です。申請方法や注意点などを理解して、OPTで楽しくロサンゼルスで働いてみてください!

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記事を書いた人
オレンジジュース

ロサンゼルスに6年間在住。アメリカの飲食店や雑貨店での勤務経験あり。ロサンゼルスのグルメやベストスポットなど、旬な情報をお届けしていきたいです。

主な訪問国:エジプト(カイロ)、トルコ(イスタンブール、カッパドキア)、アメリカ(ロサンゼルス、サンディエゴ、ラスベガス、ハワイ、グアム)、韓国(チェジュ島)

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