私は海外就職を目標にオーストラリアの大学に留学しました。無事卒業することはできましたが、いざオーストラリアで就職活動を始めると思わぬ壁にぶち当たります。
結果的には、美容師としてブリスベンのエステサロンに就職することができました。
私が体験したオーストラリアでの困難な就職状況と、どうやってその壁を突破し就職に至ったのか、そして実際にオーストラリアで働いてみて感じたメリットなどについてご紹介したいと思います。
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オーストラリアで外国人が就職することの難しさ
留学やワーキングホリデーなどは一時的な滞在ですが、就職となるとある程度の長い年月、場合によっては一生住むことも考えられますよね。
つまりオーストラリアで就職活動をしようとする場合、
- オーストラリアで長い年月働ける特別なスキルがあるかどうか
- 永住権を保有しているかどうか
が採用の重要なポイントになってくるわけです。
オーストラリアで永住権を取得するには、移民局が指定する職種の仕事に就く(高度な技能や語学力が必要な場合が多いです)、オーストラリア人と結婚するなどいくつか方法はありますが、なかなか難しいと言われています。
大学卒業後、永住権はもちろん特別なスキルも持っていなかった私は、就職活動をすることすらできない状態でした。
「手に職をつける」ため美容学校へ
そこで私は、まずは特別なスキルを身につけよう!手に職をつけてから就職活動したらいいんだ!と一念発起。
さっそくオーストラリアの美容学校に通い、美容師としての資格を取得しました。そこから就職活動を開始し、オーストラリアの美容・エステサロンに無事、就職することができました。
美容師になるためにオーストラリアに来たわけではないのですが、どうしてもオーストラリアで生活していきたいと思い、この道を選んだのです。
オーストラリアで働いて英語力がネイティヴ並みにアップ
オーストラリアに留学しようと決めた一番の理由が、「英語をうんと上達させたかった」ことです。外国語を学んだ人ならば共感してもらえると思いますが、語学学校で何年勉強したとしてもある程度のレベルに達するとそこからなかなか伸びなくなるので、あとは実践で磨いていくしか方法はありません。
オーストラリアで就職し、また美容・エステサロンという接客業に就いたことで、毎日たくさんのネイティヴと英語で話をするようになりました。そんな毎日の中で私の英語力は格段にアップし、今では「こちらで生まれ育ったんですか?」と聞かれるぐらいまでのレベルになりました。
接客業に就くと外国語のスキルがかなり伸びます。ローカルな店などお客さんの多くが現地の人である場合はなおさらです。劇的に英語力を伸ばしたいなら、現地の接客業がおすすめです。
オーストラリアの会社に就職したからこそ得られた人脈
美容・エステサロンは現在は辞めてしまったのですが、当時の上司やスタッフとは今でも連絡を取り合い、近況報告をしたり、たまに「手が足りないから手伝いに来てくれ」なんて仕事を頼まれたりすることもあります。
オーストラリアには日本人もたくさん住んでいますが、こちらで生活していこうと思うならできるだけ現地の人と知り合い、積極的に交流していく方がいいでしょう。そうしていると、現地の人ならではの情報を教えてもらえたり、そこからさらに次の出会いにつながったりすることもたくさんあります。
オーストラリアでの「人脈を広げる」という意味でも、日系の会社ではなくオーストラリア現地の会社に就職したことはとても良かったと思っています。
オーストラリアでは「アジア人」を見た目だけで軽蔑する人も
フレンドリーな人が多いオーストラリアですが、それでもやはり昔の「白豪主義」は抜けきっておらず、いまだに私を一目見ただけで明らかに軽蔑的な態度を取る人はいます。
サロンで働いていたときも、他の白人スタッフにはとてもフレンドリーなのに、私が接客しようとするとあからさまに「アジア人は私に触れてくれるな」と言わんばかりの態度を取るお客さんに何人も遭遇しました。
英語は上手になっても「アジア人」という事実は変えられないので、侮辱的な態度を取られたときは本当に悔しい思いをしたものです。
オーストラリアで働く自分を誇る
オーストラリアで生活していると、言葉の壁や文化の違い、人間関係などに悩むことがよくあります。
日本にいる家族に相談しても、悩みを聞いてもらってスッキリはするものの自分の状況を深くは理解してもらえず、「海外でこんなに頑張っているのに誰も分かってくれない」と、どうしてもマイナス思考になってしまいがちです。
私もオーストラリアで現地採用されて就職してから、毎日の生活の中でいろいろな悩みを抱え、これで良いんだろうかと日々葛藤していました。
しかし、「言葉も文化も違う国で毎日生活できていることを誇りに思わなければ!」と自分の行動力や頑張りを認めることで、自然とマイナスな気持ちは吹っ切れ、オーストラリアで一人で生き抜いていく自信にもつながりました。
まとめ~海外就職には苦労を上回るメリットがある
海外で就職し生きていくためには、何かと苦労が絶えません。
しかし、国籍を超えた人と人とのつながりや視野を広く持つことの大切さ、自分を誇る気持ち、生き抜くための行動力などは、日本にいたら決して知ることも得ることもできなかったものだと思います。
オーストラリア就職で体験したことの多くが、私の人生にとってプラスに働き、私を人間的にも大きく成長させてくれていると感じています。
まずはやりたいことに向かってまっすぐ進み、納得のいく海外就職を実現してくださいね!
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