台湾人の夫と結婚し一緒に生活を始めると、「え?うそでしょ?」とびっくりするようなことを何度か経験し、「日本とはこんなに違うのね~」と面白おかしく思うような出来事もたくさんあります。
今回は、台湾人の夫と結婚して感じる文化の違いをいくつかご紹介します。
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台湾では共働きが主流
今でこそ日本も共働きの流れがきていますが、台湾ではもともと共働きをしている夫婦がほとんどです。経済状況が一番の理由です。
日本と比べると物価は安いものの、都市部で家を借りようととすると日本と同じか、もしくはそれ以上の家賃が必要になってきます。
大学を出た人の台湾での初任給が3万元前後と言われる中で、結婚し、家を借り、子供を育てるとなると、台北の場合は家賃だけで初任給の半分ほどかかってしまうことが珍しくないため、共働きでないとかなり厳しいのが現状です。
例え小さな赤ちゃんがいたとしても、両親に見てもらうなどして働きに出るお母さんがほとんどなんです。
日本では専業主婦というと「そうなんだ」で終わりますが、こちらでは「専業主婦?家で何してるの?」と質問攻めにあうことも少なくないといいます。
私が台湾で今まで出会った専業主婦は、台湾に嫁いだ外国人、もしくは夫に経済力がある、いわゆるリッチな家庭がほとんどでした。
ということで、家が裕福だとか何か特別な理由がない限りは、台湾では結婚しても仕事は続けるという一つの選択肢に絞られることが多いと感じます。
家事はできなくてもOK!
これはもちろん各家庭によるとは思いますが、基本的には妻が家事が苦手でもOKというスタンスです。
台湾は言わずと知れた外食文化。先述したように共働きも主流なことから、結婚しても料理は作らない(むしろできないという人も……)女性も多いですが、それでも大丈夫です。
毎日の献立を考えなくて済むなんて、なんて楽なんでしょうか!外食文化なので、特に料理をしなくても「料理してよ~」なんて言われることもありません。
それはもちろん、奥さんの手料理が食べられた方が夫は嬉しいとは思いますが……。
また、掃除や洗濯といった家事も、大らかな国民性のようで適当に手を抜いていても、特にそれをどうこう言われることはありません。
私の夫がまさにそのタイプ。家にいることが多いにも関わらず家事が手抜きな私ですが、特に注意されるようなことはありません(笑)。
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財布の紐は“にぎれない”
日本では、結婚すると奥さんが財布の紐を握るというパターンが少なからずありますよね。奥さんが専業主婦で、旦那さんのお給料の中から日々の生活費をやりくりするというかたち。
しかし台湾ではこのパターン、まずないと思います。
私は夫と結婚前に、結婚後のお金の管理の仕方を話し合ったのですが、この日本式ともいえる、奥さんが財布の紐を握るという方法は全くもって理解されませんでした。
旦那さんが稼いだお金なのに、それを奥さんが管理しそこから旦那さんのお小遣いも捻出するというシステムは、台湾人の夫には理解ができないと言います。
あまり友達同士でお金の話のことをすることもないので、周りの日本人妻の状況はよくわからないのですが、台湾ではこのやりくり方法、あったとしても少数派ではないでしょうか。
結婚してもストレートな愛情表現
台湾男性と付き合ったことがある方にはもうお馴染みであろう、台湾人のストレートな愛情表現。結婚後も続きます!!私の夫も「愛してるよ~」なんて歯がゆいセリフを毎日言ってくれていますよ。
これは個人的に感じることですが、夫婦となっても、子供ができて親になっても、男と女であることは変わらず、とても良い関係を築けている夫婦が多いような気がします。
例えば、外を歩いていたら仲の良さそうなおじいさんとおばあさんが手をつないで歩いていたり、結婚数十年を迎えても変わらないラブラブぶりを見せつけられたりすることがよくあります。
なんだか微笑ましい夫婦のかたちですよね。素敵だなぁ、私たちもそうなりたいなぁと憧れてしまいます。
まとめ
こうやってまとめてみると、同じアジアでも台湾にはかなり欧米的な傾向があるのかもしれないなと思いました。
台湾は女性の社会進出が著しく、女性が総統になれる時代。
結婚しても苗字は変わらず、たとえ出産しようと、誰にも止められずに自分のキャリアを築くことがきます。
ストレートな愛情表現で、プチお姫様気分も味わえる台湾の夫婦のかたち、文化の違い。
今でこそ女性の社会進出が当たり前になりつつある日本ですが、それよりももっと時代の先をいく台湾なら、結婚・妊娠・出産を経ても、さらなる次のステージへ進めるかもしれません。
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