英語留学といえば、英語圏はもとよりフィリピン留学も有名になってきましたよね。しかし実はタイのチェンマイでも、英語留学が短期~1年間とっぷり迄できるのです。
数校回ったことがある筆者が、チェンマイ英語留学についてお伝えします。タイ時間と実践をかけ合わせて英語をゆっくりのびのび定着させたい方、必見。
今回はチェンマイでの英語留学についてご紹介します。
タイのチェンマイで英語留学することの強み
英語を使って生活するたくさんの外国人
実は移住者だらけの観光地であるチェンマイには、ネイティブイングリッシュスピーカーたちも、英語を日常的に使って生活する英語圏外の人々もたくさんいます。
ということは、アウトプットの機会も、生の発音に触れる機会も沢山あるということ!これは英語習得にとって、とても有利な環境です。
「使って覚えた英語」は定着率がよく、「耳から入った語学」は通常記憶しやすいと言われていますが、まさにこの二つの条件が自然と叶えられる場所です。
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タイ時間と掛け合わせ、のびのびと過ごしていられる
いくら生の発音に触れられても、U.S.Aやイギリス等の留学は、英語が話せて当たり前であったり、英語を習得する為に来た人も多くて厳しいもの。
対してタイの場合は、ネイティブの発音に触れながらも、治安もよくのんびりした土地なのでかなりマイペースに時間を過ごすことができると思います。
これによって、「英語が必要だけど自分の専門分野は他にある!」といったタイプの人も、留学で生の英語を身につけられることになると思います(実際、筆者もそうです)。
語学学校等の費用が安い
例えば、1年間の学生ビザが出る語学学校のコース(週に4時間程度で一年間程)の相場が、現在25,000バーツ(だいたい3を掛けると日本円になります。その時のレートをご参照ください)です。
これは最安の場合ですが、1時間あたり何百円代で、ネイティブのレッスンを受けることも可能になります。
もちろんプライベートレッスンや短期留学等だともう少し掛かりますが、日本国内で対面で英語の先生に習うより、よほど安いのではないでしょうか。生活費も安い(5万円程度あれば、1ヶ月外食をしながら普通に生活できます)ので、欧米留学よりずっと安く留学できると思います。
チェンマイにある語学学校、筆者の経験からの比較
それではチェンマイにある語学学校の中から、筆者が訪問したことがある4校をご紹介します。
WALEN
カジュアルに外国人との会話を楽しむなら、ここがおすすめ。英語とタイ語の会話のクラスがあり、様々な国の人が参加しています。初級と中・上級クラスに大まかに分けたクラス設定で、英語の授業は行われます。
英語で説明する英語の授業ですが、英語が第一言語でない生徒たちが様々な国から集まるので、失敗も恐れず楽しく会話してみることができます。筆者もこの学校では、一生モノの友人に出逢えました。
NES
コースの多様さと、何より学生ビザの取りやすさならここが一番でした。依然より学生ビザに対して厳しくなってきたタイ。
しかしこの学校は、プライベート・会話コース・IELTS(アイエルツ)コース・ビジネス英語コースなどなど、多様なコースを取り揃いて、できるだけビザを取る手立てを考えてくれます。自分に必要な内容を選択できるのもメリット。入学直前にレベルチェックテストを受けて、短期コースを組む学生も居ます。
ただ設備やシステムはあまり洗練されていないので、学校だけでしっかりと英語を学ぼうと思っている人には物足りないかもしれません。
TES
海外在住歴の長い日本人オーナーが、ネイティブ英会話講師と共に行っている学校がこちら。
「なんとなくあやふやながら、英会話には親しんできたけれどテストで突き抜けられない……。」
「どうしても英検準一級以上、IELTS6.0以上、取りたいけれど伸び悩んでいる……。」
そんな悩みを解消する手立てがあると提示するオーナー。特に短期留学で結果を出したい人にはおすすめ。実際受講生は結果を出し、喜びの声も届いているそうです。
チェンマイという立地を活かし存分にネイティブ英語の音に触れ、アウトプットし、日本人講師が英文法等を中心に確認するという二段構え。あやふやなものを母国語でしっかりさせたい方は、門を叩いてみては?
Pro Language School
筆者は見学に行っただけですが、「しっかりした学校で、きちんと学びたい。」というタイプの人が集まる学校です。運営スタッフがしっかりしているか否かという点では、ピカイチの評判を持っています。
ただ授業がそもそもお目当てのグループレッスン開講されるか否かが、「同じ希望を持った生徒が集まるか」ということにかかっています。プライベート、セミプライベート(友人同士2人で)なら、その分値段は2倍程度にはなりますが、生徒の希望に合わせて授業をしてくれます。
その時生徒さえ集まっていれば、英語のみならず例えばドイツ語さえ受講可能です。
確実にプロランゲージで学習されたい方は、滞在予定中の開講状況を問い合わせるか、プライベート授業や、自らセミプライベートやグループレッスンのメンバーを集めて申し込むといいかもしれないですね。
その他語学学校
タイ語と英語の授業をしている語学学校なら、チェンマイには他にもたくさんあります。移住者も多いので、個人レッスンをしている人もいます。中には、チェンマイ大学の中に入って学んでいるという本格派も……。
目的や条件、相性で、ぜひ自分に合った学習スタイルや先生を見つけてみてください。
参考に、探し方の一例とチェックポイントを書きます。
チェンマイでの語学学校や講師の探し方
足で語学学校を探す
街を散策していると、語学学校の看板がたくさんあります。
見学や体験レッスン(無料・一回分の授業料を払う等は学校次第)を行っているところも多いので、気になったところは問い合わせてみては如何でしょう。
バイクや自転車のレンタルも安価です。バイク200バーツ(約600円前後)程度、自転車50バーツ(約150円前後)で1日レンタルしているところが多く、チェンマイの市街はそれで十分に回れます。暑さとスコールには注意ですが……。
ピンとくる学校にインターネット情報だけではたどり着けなかった方や、実際にみて確かめたい方は、散策がてら語学学校巡りの日を作って決めてもいいかもしれませんね。
FaceBook等のSNSグループで探す
英語圏の人はFaceBookユーザーも多いので、チェンマイでもFaceBookは盛んです。
Job in Chiang Mai等の仕事探しグループでは、「ハイ!チェンマイに引っ越してきた◯◯です。英語講師やりたいです!」なんて個人の投稿も、時々みられます。
同じく、「Chiang Mai・English」というように、キーワードを入れてFaceBook内で探すと、語学学習者のコミュニティがいくつか見つかると思うので、その中で気に入ったものを覗いてみると、めぼしい情報がゲットできるかもしれません。
英語ユーザーが多い店で講師の情報を聞く
ちょっと注意が必要な上級編かもしれませんが、チェンマイに住んでいる英語ユーザーは英語講師をしていることも多いです。
英語講師を含めた英語ユーザーたちがプライベートで行くような店に行って、仲間に入ってみれば、「自分は英語講師をしているよ!」と名乗ってくれる人に出会えるかもしれません。
先に講師に会って「この人の授業を受けたい!」と思う人だったら、どこの学校で授業をしているのか、聞いてみるといいかもしれませんね。気が合えばプライベートでやっている英語カフェ等のイベント情報も教えてくれるかもしれません。
ただし、このような機会では見る目や合わなさそうな場合に断る力など、必要なこともあるので注意してくださいね。
ちなみに英語講師に会おうという目的での来店ではありませんでしたが、筆者も客層が西洋人だらけの店やFacecbook上の別のやり取りで、英語講師をしている人々に偶然会いました。私自身が教わることはなかったですが、「移住者の多い地域で西洋人だらけの店に行くと英語講師に会える」というのは実感しました。
そのうち一人は私の友人の授業をしばらく受け持ってもらいましたが、紹介したことをとても感謝してもらえる出会いでしたよ。
語学学校や講師探しのポイント
実際、英語学校や英語講師を探すときのチェックポイントを列記します。参考にしてもらえたら嬉しいです。
学生ビザ
学生ビザが必要かどうか、また学校が学生ビザに対応しているかどうかは大きなポイントです。ここはしっかり押さえましょう。
ちなみに2016年12月現在、日本人がノンビザで滞在できるのは1ヶ月と延長の1ヶ月強で最大2ヶ月強で、観光ビザを取得し居られるのが一回の観光ビザにつき最大3ヶ月です。
観光ビザを第三国に出て何回も取るのは、一冊のパスポートにつき3枚前後までだと噂されています。その他はロングステイビザ、配偶者ビザ、ビジネスビザ、等々ありますが、いずれにせよ条件が要りますのでここでは割愛しますね。
目的と合っているか
当然、目的によって必要な授業が違うと思うので、一番何を優先するかを把握しておくのは大事ですね。
スケジュール
他の予定やタイの気候と自分の体調の兼ね合い等、受講可能なスケジュールかどうかは注意しましょう。
費用
どれくらいの予算で勉強したいのか事前に決めておきましょう。
まとめ
それではチェンマイの英語留学について、少しまとめてみます。
学校選びは目的と状況次第
英語で何をしたいのか等によって、選ぶべき学校や先生は違うのがわかっていただけたかと思います。一概に「どこがいい!」とは言えないものですし、上記は筆者が知り得ただけのものです。参考情報に使っていただいて、ピッタリの学校・先生に出会っていただけたら嬉しいです。
留学先選びは性格・性質次第
英語留学に適した地域は、性格・性質で変わってくると思います。
例えば、安価で短期で集中して、発音はネイティブでなくていいからシステムが組み上がっていて、それを受けたい人たちと切磋琢磨したいなら、フィリピン留学がいいかもしれません。
とにかくネイティブの英語だけに英語漬けになり、英語圏文化にも一緒に浸りたい、かつ資金やオープンマインド・ガッツなど、それに耐えうる資質やライフ目標がある方なら、欧米留学がいいかもしれませんね。
タイはまず暑い気候がなんとかなり、そのどちらでも今ない人が、自由に組み合わせて留学することを叶えてくれる場かもしれません。
チェンマイで英語留学とは
目的に合わせて上手く活用すれば、マイペースな人や英語以外も一生に習得・体験したい人でも、実践型英語が身につく土壌を持っているのが、チェンマイだと私は感じています。
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