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韓国で働く井田恵子さんインタビュー!多様な経験を経て好きなことを仕事にしたソウル在住日本人【後編】

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井田恵子

韓国語を学ぶためソウルに渡って以来、様々な仕事とともに結婚・出産を経験し、手作りのパン・お菓子の販売「Keiko’s kitchen」を始めた井田恵子さん。

インタビュー後編では、韓国で働く難しさや仕事のやりがい、韓国で働きたい人へのアドバイスなどをお届けします。

井田さんが「Keiko’s kitchen」を開業するまでの波乱万丈の道のりについては前編をご覧ください。

※この記事の内容は2017年4月現在のものです。

韓国で働く難しさ

ー実際に韓国で仕事をしてきた日本人として、難しい部分はどういうところだと思いますか?

大きく分けると「韓国語力」と「文化の違い」です。

韓国語力

やはり、一番の難点は韓国語だと思います。特に、日本語にはないパッチムという発音。バイリンガルではない以上、発音も含めて完璧に韓国語を話すのは難しいですよね。

だけど、仕事をするならある程度の韓国語力が必要なのが現実です。旅行会社に勤めていた頃、周りは全て韓国人だったため、伝えたいことを確実に伝えられずもどかしい思いをしました。あの頃は、本当に辛かったです。

ー外国人の場合は、確かにそのもどかしさはありますね。私が日本にいた頃、周りの外国人留学生の方もそのように言っていたのを思い出しました。

日本語であれば完璧に伝えられる内容も、韓国語という壁のせいでうまく相手に伝わらない。しかも、相手がちゃんと耳を傾けて理解しようとしてくれるならまだ良いのですが、人によっては「何が言いたいの?」と全く聞く耳を持たない場合もあります

そんなときは、本当に悲しくてしょうがないです。

私たちが使っている韓国語というのはまさに小学生レベルの韓国語です。年下の同僚からも子供扱いされているようで、「日本語だったら言いたいことをはっきり言えるのに」とストレスがかなり溜まった思い出があります。

文化の違い

ー言葉の壁と並んで乗り越えるのが難しいのが文化の違いですね。

はい。日本では当たり前なのに、韓国では通用しないということは多々あります。

最初はきっと、色々と戸惑うとは思うのですが「郷に入れば郷に従え」という言葉があるように、韓国で仕事をする以上、日本の常識は通用しないことをまず頭の中に入れておく必要があります。

そして、「NOと言えない日本人」という言葉があるように、日本人は遠まわしに言う傾向がありますが、できないことや嫌なことははっきりNOと言えるようにならないと、韓国社会では通用しません。

韓国で働く喜び

ー逆に、韓国で仕事をしていて楽しさややりがいを感じるのはどんなときでしょうか。

私にしかできない仕事をやり遂げたときや、与えられた仕事を完璧にこなしたときは達成感がありますね。

また、韓国人は情に厚い人が多く、一生懸命に仕事をやっていれば見てくれる人はちゃんと見てくれています。だから、仕事に対して誠実に取り組んでいると結果はついてくると思いますよ。

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韓国で働くために必要なもの

ーこれから韓国で仕事をしたいと思っている人へアドバイスをお願いします。

これもいくつかあるので、分けてお話ししますね。

就労可能なビザ

まず、韓国で働くのならビザが必須です。ワーキングホリデービザや結婚ビザなら仕事が見つかりやすく、一番いいと思います。いくら学歴が高くても、専門職以外はビザの申請が難しいため、会社がビザのない人を採用するケースはあまりありません。

異国で仕事をするということには、日本で仕事をすることの倍以上の努力と精神力が必要です。

ー確かに、ビザの問題は外国で働くなら避けて通れない上、取得するだけでかなりの労力が必要ですよね。

ポジティブさと自分の意見

また、仕事を始めたらプラス思考で取り組むことが大切です。結局最後に解決するのは自分自身なので、いちいち悩んでいても仕方ありません。先程も話しましたが、「郷に入れば郷に従え」です。

ただ、人として「これは違う」という点ははっきり言うことが大切です。日本と違って、韓国は言わなければ損をする場面が多いため、自分の意見をはっきり持つことも大切です。

失敗を恐れない行動力

ー外国のやり方を受け入れることや、遠慮せずに主張することは、なかなか日本人には難しいですね。他にも、意識しておいた方がいいことはありますか?

本当に働きたいと思うなら、とことん挑戦すること。

求人サイトなどを常日頃からチェックして、これだと思うものがあればどんどん応募しましょう。良い求人内容の場合は、どうしようと考えている間にあっという間に他の人が採用されてしまうケースが多いです。

ダメで元々という気持ちで挑戦する行動力が必要だと思います。

韓国にいる日本人だからこその厳しさ

井田さんのお話を伺いながら、ふと感じたことがあります。それは「韓国にいる日本人だからこその厳しさ」、つまり日本と韓国、2か国の間にある壁のようなものです。

日本に対する複雑な感情

これは筆者の考えですが、韓国人の日本に対する感情には、一言では言えないものがあります。ポジティブな感情やネガティブな感情、様々な思いがあるように見えます。

地理的・歴史的な背景から「日本にだけは負けたくない」という対抗意識を感じる一方、「日本に旅行に行ったことがある」という人も多く、「日本の○○はすごい」と褒める人がいるのも事実です。実際に筆者は、何人もの韓国人の方から日本の良さを聞きました。

韓国人全員がそうだというわけではありませんが、国民性として彼らが抱いている日本への複雑な感情を考えたとき、日本人だからこそ難しいという部分はあるのではないでしょうか。

100%手作りのパンとケーキ、Keiko’s kitchen

クッキー

ー最後に「Keiko’s kitchen」について詳しく教えて下さい。

ホームメイドのパンやお菓子、キャラクターケーキなどを販売しています。韓国内限定販売で、注文を受けてから作ります。

マーガリンやショートニングは使わず、全てバターやオリーブオイルを使用。韓国のパン屋ではあまり販売されていない家庭的なパンやお菓子をリーズナブルなお値段で提供しています。

私一人で全て手作りで行っていること、また、まだ子供たちが幼く子育てを優先にしながらの作業のため、注文制という形を取っています。

まとめ~壁を乗り越えた先に道がある

海外で日本人が働くことは簡単ではありません。韓国にはまた独特の厳しさがあるとはいえ、言葉の壁や文化の違いなどはどこの国であっても日本人が必ずぶつかるものなのではないでしょうか。

実は筆者も以前、ハロウィン時にKeiko’s kitchenでクッキーを注文しました(上の写真)。素朴で自然な甘みがあり、どことなく懐かしい味でした。

多くのハードルを乗り越えてたどり着いた井田さんの“天職”。ぜひ今後とも頑張ってくださいね!

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uracjkoライター

投稿者プロフィール

韓国の地方都市在住7年目。夫 韓国人、3人の子ども、母と暮らす。

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