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中国の人材紹介会社で働く!気になる仕事内容とお給料事情

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仕事

中国語を身に付けたい!中国で働いてみたい!そう思って日々過ごされている方も多いのではないでしょうか。中国で暮らしていくためには、まずは経済的な自立、すなわち仕事を得て生活に必要な収入を得ることが必要不可欠です。

中国ではどんな仕事があるのだろう、どのくらいの給料がもらえるのだろう……そんな不安を少しでも解消してもらうべく、ここでは一例として私の仕事=中国の人材紹介会社での仕事にスポットを当て、実際の業務内容やお給料事情などの裏側をお伝えします。

※1中国元=約16円(2017年4月)

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日本人にとっての中国就職の動向

上海

中国での仕事といっても、さまざまな職種があります。一昔前までであれば、海外に工場を移転した日本企業の技術者、そしてその工場を運営するにあたってのサポート部門(総務、財務、事務)、商社などが主流でした。

しかし今では、中国に住む日本人に向けたサービスを提供する会社がどんどん進出しています。また日本人のみならず、現地の方に日本のサービスを知ってもらうための仕事などもあり、多種多様になってきているのです。

日本人向けのサービスは、飲食店、美容院、病院、そこに住む日本人が勉強をするための学校、カルチャースクールなど。そして、私が勤務する人材紹介会社も一般的にはサービスを提供する側に属しています。

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中国の人材紹介会社での仕事内容とは

打ち合わせ

人材紹介会社は、転職を考える方がひとまず登録してみよう!と履歴書を送るところですよね。仕事を探している方と、自社のポジションに合う人材を探している企業との間に入って橋渡しを担う会社です。

では、人材紹介会社のスタッフはどのような仕事をしているのでしょうか。

求職者と企業からヒアリング

まず求職者の方に対しては、

  • どのようなスキルを持っているのか
  • 今までにどういった業界で働いてきたのか
  • 今までの職種が今後海外においてどのような職種に応用できるのか
  • 健康状態
  • 初めての海外就職なら、なぜこの場所を選んだのか
  • 一人で暮らしていく力はあるのか
  • どのくらいの展望を持って海外での仕事を考えているのか
  • 希望の給与額
  • その他の福利厚生の希望

などを伺っていきます。

次に企業の担当者に対しては、

  • なぜこのポジションを必要としているのか(新規開設のポジションなのか?以前働いていた人の退職に伴っての募集なのか?)
  • このポジションに対してどういったスキルを求めているのか
  • 応用範囲を広げた場合、どのような経験だと適応するのか
  • どのくらいの語学能力を必要としているのか

などをお聞きします。

また、企業側が新しく海外進出する場合は、同業他社や異業他社の事例も交えて相場のご案内をしたり、雇用に関してのスケジュールなども説明したりします。

紹介から入社までサポート

求職者との面談、また企業の担当者からの職種内容の聞き取り・掘り下げを通して、求職者の方にはお仕事を紹介し、企業には合うレベルの方を紹介します。

流れとしては、まず求職者の方から応募したい旨の連絡が入り次第、お預かりしている履歴書を企業の担当者へ渡します。そして企業側から会ってみたいとの返答があれば、面談のセッティング。

面談を通して、働いてみたい、一緒に働いてもらいたいという双方の希望がマッチし、うまく雇用契約となれば、入社までのやりとりもまた私たち人材紹介会社の役目です。

言いにくい希望を代わりに伝える役割も

その間に、お互いに聞きにくいことも私たちが代わって交渉します。例えば、求職者の方の場合、

  • 給料の交渉
  • 犬を飼っているので、住宅として用意される部屋で飼っても問題ないかどうかなどの確認
  • 寮として提供される家ではキッチンがないので、できればキッチン付きの部屋を希望したい

などです。

直接には言いにくいことを私たちが代わって交渉し、スムーズに入社、試用期間終了になるようお手伝いしています。慣れるまでの不安などの相談にも乗ったりしていますよ。

打ち合わせ

思うようにいかないことも多々

しかし面談までしても、双方どちらかが「NO」と判断した場合は流れてしまいます。その際には、求職者の方には別の職種・企業を、企業の方には別の方をと、マッチングが成功するまでとことんご紹介します。さながら、お見合いのようですね。

最終的にマッチングすればいいのですが、なかなか決まらないことも多くあります。その間に別の紹介会社からの紹介によって、求職者にお仕事が決まってしまうこともしばしば。なかなか思うようにはいかないことも多いのです。

求職者の方にも、また企業の方にも「入社できて良かった」「いい人材を雇用できた」とお声をいただけた時は、本当に最高の気分です。しかし、時にはお叱りもいただくので、落ち込むこともしばしばなのです。

トラブルをいかに次につなげるかが大切

何か起こる度に何かしらの落ち度がなかったかを振り返り、反省し、次に生かすことを繰り返しています。

今までには、試用期間終了のタイミングで雇用延長はしないというご連絡が企業からあったり、試用期間中に新入社員が夜逃げをしたり、正式雇用の段階に入っても企業側からお金をいただけなかったりしました。

いろいろなことが起こりますが、どんな仕事においても何かしらのトラブルはつきもの。ピンチがあった時に、いかにそれを次につなげるかが大切です。これは日本においても中国においても、またどのような職種・業種においても基本です。

そのピンチを乗り越え、それを生かした先に、また新たな喜びが毎回あるように思います。

仕事をただ紹介するだけではありません

よく「人材紹介業は右から左へ流すだけ。紹介成約した分だけ利益になるから、また転職したい!と就業者が言ってきたらすぐに紹介するのだろう」と言われることがあります。

ですが、全て言われるがままに仕事をご紹介したり、合っていないであろうポジションに応募したいと言われた際にそのまま進めたりはしません。最終的には自分たち(人材紹介会社側)の首を絞めることになりかねないからです。

時には考え直した方がいいというアドバイスももちろん必要です。

  • なぜ転職をしたいのか?
  • 今就業している仕事がどれだけ合っているのか?
  • 今与えられている福利厚生がどれだけ充実しているのか?

をもう一度考えてもらい、むやみな転職を繰り返さないようお伝えすることも一つの業務内容と言えると思います。

また企業側に対しても、明らかに無理のあるポジションの募集だったり、福利厚生がなさすぎたりすれば、他社の状況を説明しつつ考え直してもらうことも必要なことだと思っています。

世話好きな人が向いている仕事

この仕事は、世話好きな人、人と会うことが好きな人、きちんと人と向き合える人に適していると感じます。パソコン対自分という仕事ではなく、常に誰かとお会いして話を聞く仕事です。

時には仕事に関係のない部分のご相談を受けたりすることもあるので、常にきちんと人と向き合える人にはやりがいがあるのではないかなと思います。

中国の人材紹介会社の勤務時間と休暇

1日8時間、週休2日制

業務時間は朝の8時半〜夕方5時半までの9時間。途中に昼休憩が1時間あるので、実質8時間労働です。

基本的には完全週休2日制で法定祝日は休日ですが、お客さまのご都合に合わせて休日を返上することもあります

求職者の方が平日お仕事をされていて休みが取れないことも多いので、そのような場合は週末に出社し、面談・案件のご紹介などを行います。求職者の方が日本にいる場合は、Skypeを通して面談します。

また、企業さまからのご依頼の場合も同様です。こちらは基本的に平日のお伺いですが、「急募なのだが平日は金曜日まで出張でおらず、土曜日に来てほしい」などの依頼もあるため、その場合も休日返上となります。

有休は2年目から

有給休暇は1年目0日、2年目から5日、3年目が6日と増えていきます。日本で働いていると、日本人は働き過ぎ、もっと休みを!と思ってしまうのですが、祝日は中国の方が少なく、また有給休暇に関しても1年目は0日です。

ただ日本と違って、定時が来たら皆さっと仕事を切り上げ帰宅していきます。家族との時間をとても大切にしているので、仕事を家に持ち帰ってでも定時に仕事を終える中国人の同僚もいます。オンとオフの切り替えが当たり前、というのが中国式です。

中国の人材紹介会社のお給料とボーナス

中国元

さて、次は気になる給料に関してです。人材紹介会社はたくさんあるので、あくまでも私が働いている会社の例としてお読みください。

固定給+毎月額が異なる歩合制

私が勤めている会社では固定給+歩合制となっています。

固定給は毎月一定額の基本給のようなもの。そして、ご紹介が成約し、なおかつ就業された方が試用期間をめでたく終了、本採用となった暁には、私の勤めている会社からの成功報酬のような意味合いで歩合が入ります。このため、毎月一定額の給与が振り込まれるということはありません。

固定給の額は毎月1万元(約16万円)ほど。これは手取りではなく額面なので、この金額から税金など諸々が引かれていきます。そこに歩合が入る月もあれば、入らない月ももちろんあるので、毎月かなりの変動がありますね。

歩合は臨時収入と考える

中国で何カ月か働くと、大体毎月の生活費がこれくらい、という額が分かってくるので、歩合はあくまでも臨時収入と考え固定給で暮らしていく生活設計を立てた方がいいと思います。

「毎月きちんと決まった額が入ってくるから、その方が把握しやすい」というよりも、「やったことが評価され返ってくる形式が自分に向いている!」と感じる方にとっては、この歩合制というシステムは悪くないように感じます。

ただし、歩合の入る月が重なった場合はかなりの大きな額になって給料が入ってきますが、その分、税金が大きく差し引かれることには十分注意してくださいね。

支給は銀行振込

給与の支払いは日本と同じく銀行振込です。

私の働いている会社の場合、どこの銀行でも全く問題ありませんでした。しかし他社さんの場合は、総務の方がネットバンキングで入金しやすいように一括して同じ銀行を指定しているところもあるようです。

知っておきたい所得税のこと

給料日当日に明細が渡されます。日本のようにきちっとした明細と比べると、私の勤めている会社の場合はアバウトな内容と言わざるをえません。それでも、総支給額、税金、その他差し引かれる諸項目、振込額はきちんと書かれています。

経験上、明細を見て初めてびっくりする方も多いと思います。というのも、先に述べたように中国では所得税率が高く、かなりの額の税金を支払うことになるのです。

そのため、あらかじめ「適用税率と控除額一覧表」を確認し、所得税がいくらかかっているのかを把握しておくといいでしょう。インターネットで「中国 外国人 税金」と検索すると一覧表が出てきます。

ボーナスは?

さて、気になるボーナスですが、これは日本の会社と同じで利益が見込めた場合に基本給1カ月分程度の支給があります。

中国の人材紹介会社のその他福利厚生

ポイント

交通費、電話代、住宅手当

私の会社の場合ですが、交通費の他、電話代も支給されます(ただし月の上限額あり)。

住宅手当はありませんが、友人の会社では別途支給されています。住宅手当は税金の対象外となるため、もし就業が決まった会社に住宅手当を別に支給してもらえるようであれば、交渉してみるといいと思います。

私の友人は、毎月の給料の中から3,000元(約円4万8千円)を住宅手当として支給してもらっていて、「その分を税金の控除対象外にしているよ。交渉した方がいいよ」と勧めてくれました。

しかし残念ながら、私が入社した会社では先輩方が誰も住宅手当を別途にしていなかったので、右にならえ、郷に入れば郷に従え、でそのまま受け取っています。

産前・産後休暇

女性の中には、いずれ中国にいる間に子どもを産むことになったら……と心配している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

参考までに書くと、中国では産前・産後合わせて98日間を休暇とし、さらに約60日の延長が認められています。一般に出産の2週間前ぐらいまで働き続け、私の同僚は産後3カ月で復帰していました。

最近は中国でも産後の休みの期間が長い会社もありますが、子どもを産みたい!となったら、あらかじめ会社側と話しておくのも手かもしれませんね。

地域により制度が異なる場合も

また、各省や各地域で独自に定められた規定は比較的効力があります。働きたいと思っている地域での制度が上記と異なる場合もあります。大体このくらいの期間なのだな、という程度で参考にしていただければと思います。

なお、現在、男性の育児休暇に対する制度の取り組みも始まっているようです。

まとめ〜海外就職は柔軟に取り組むのが吉

違う国で働くと、日本の慣例通りにいかないことが多いのが事実。日本なら気持ちを先に汲み取って動くこともありますが、中国では「ここまでは私の範囲」という割り切りがきっちりしていたりします。

日本の常識を押し通すのではなく、柔軟に、その場所に合ったやり方を見つけつつも、良いと思っていることはどんどん広めて周りを変えていく!ぐらいの気持ちで取り組むと、仕事がしやすくなっていくように思います。

ぜひ自ら飛び込んで、その違いを実感してみてください。

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