海外でショッピングする時に困るのが、どのように支払ったらいいのか、またお金の見分け方が分からないという点ですよね。
しかし、カナダでの支払いはそれほど難しくはありません。是非、現金払いとクレジットカード、デビットカードでの支払いなども覚えて使ってみてください。
今回はカナダのお金についてご紹介します。
カナダの紙幣の種類
カナダでは100ドル、50ドル、20ドル、10ドル、5ドルの紙幣が使われています。
中でもよく使われるのは20ドル札です。ATMでお金を引き出したら全部20ドル札だったということもありました。
20ドル札をメインで使おう
あまり使われていない50ドル札や100ドル札をお店で使おうとすると、お釣りがないので受け取れないと言われることもしばしばあります。
また、稀ですが偽札じゃないかと店員さんが何度もチェックする時もあるので、できれば20ドル札を中心に利用することをおすすめします。
そういった偽札防止という観点から、2011年以降特殊加工されたプラスチック製の紙幣になりました。とても触り心地がよく、そう簡単には破れたりもしない優れたものになりました。
ただ、以前の古い紙幣を持っていたとしても問題なく使えます。
紙幣の見分け方
お札の表と裏それぞれに数字が表示されているので明瞭ですし、色もそれぞれ茶、赤、緑、紫、青と違うので、間違えることはほとんどありません。
この記事を書いてる間に、カナダ建国150周年を記念して新しい10ドル札が発行されるという嬉しい発表がありました!2016年7月1日から使われるそうです。
Bank of Canada のサイトに行くと360度の角度から見ることができます。建国を記念しているものなので、最初の大統領などカナダに貢献した4人の人物が描かれています。興味のある方は、是非サイトを見てください。
カナダのコインの種類
コインの場合は少し厄介かもしれません。サッと取り出して使わないとどんどんお財布にコインが溜まっていき、どんどん重くなっていくことになるので、積極的に使っていきたいですね。
一番大きい2色で構成されている写真の1が2ドル硬貨です。トゥーニーとも呼ばれます。コインの裏側には白熊が描かれています。
金色で丸ではないもの、写真の2が1ドル硬貨です。ルーニーとも呼ばれます。コインの裏側にはアビ(ルーン)という鳥が描かれています。
ここからが少しややこしくなります。日本にはない単位が出てきますし、形や色も似ているので気をつけて使ってください。
シルバーのコインの中でも一番大きい物が25セントです。クォーターとも呼ばれます。裏にはトナカイが描かれています。写真の3です。
シルバーのコインの中で一番小さいものが10セントです。ダイムとも呼ばれます。裏側にはボートが描かれています。写真中4のコインです。
そして、大きさが中くらいの物が5セントです。ニッケルとも呼ばれます。裏にはビーバーが描かれています。写真中5のコインです。
10セントと5セントをいつも間違えそうになるのですが、小さいのは10セントと覚えておくとだんだんと慣れてくると思います。動物が好きな方は、コインの裏にいる動物で覚えてみてもいいかもしれませんね。
カナダとアメリカが近いせいと、コインが似てるせいか、たまにアメリカのコインをお釣りで貰う時もあります。普通に使える時と、「使えない」と返される時とがあり、店員さんによっても違うので気をつけてください。
ここまでが今現在使われているカナダのコイン5種類です。では、5セント以下の支払いはどうするのか?という疑問が出てきますね。
1セントについて
カナダでは、1セント(ペニーとも呼ばれていました)が2013年以降廃止になりました。1セント硬貨1枚を作ると1.6セント以上の製造費がかかるらしく、予算の面から製造も使用もされなくなったようです。
その為、1セントの単位は切り下げられたり、切り上げられたりします。でも、四捨五入ではないので気をつけてください。
- 1、2セントは0セントになり、切り下げです。
- 3、4セントは5セントになり、切り上げです。
- 6、7セントは5セントになり、切り下げです。
- 8、9セントは10セントになり、切り上げです。
例えば、もし1ドル26セントの物を買う時には1ドル25セントに切り下げられます!しかし、1ドル28セントの物を買う時には、1ドル30セントに切り上げられるので少し損した気持ちになります。
クレジットカード、デビットカードなどの支払いの場合はそのまま、1セント単位で請求されます。
この支払い方法に慣れてしまうととても楽で、日本に帰った時1円を出すのが面倒になってしまいました。日本でも是非取り入れてもらいたい制度です!
小さな楽しみ
カナダには記念硬貨がたくさんあります。貰う度に集めていたのですが、たくさんありすぎて何を持っていて何を持っていないか分からなくなってしまった程です。
例えば
とても可愛いですよね!きっとこれからもたくさん記念硬貨が製造されると思うので、楽しみにしたいと思います。
クレジットカードでの支払い
ほとんどどこのお店に行っても、クレジットカードでの支払いができます。
カナダで使えるクレジットカードは、Visa、Master、 AMEX(アメリカンエクスプレス)です。私達がよく使うJCBはほとんどの場所で使えません。ただ、CNタワーでは使えるとJCBカウンターの方が言っていました。
支払い方法としてはまず、店員の人からどんな支払いにするか?とはあまり聞かれないので、自分からクレジットカード払いにするのか、または現金で払うかを伝える必要があります。
また、日本でよく聞かれる「ご一括でよろしいでしょうか?」とも一回も聞かれたことがありません。クレジットカードでの支払いに関してはこうした点にも注意しておく必要があります。
「クレジットカード支払いで」と言うと日本のように店員さんがやってくれるわけではなく、クレジットカードの端末を渡してくれるので、自分で支払いをします。
その際にまず、自分のクレジットカードにICチップが付いてるか確認してください。ICチップはカードの左端に埋め込まれている黄色く四角いチップのことです。
もし付いていなければ端末のサイドを使ってスライドさせます。日本の機械と同じ要領です。
チップが付いていれば、端末の下にカードを差し込むところがあるので、そこに入れます。
次に画面が「Select language」と出てくるので、英語かフランス語どちらか選びます(カナダでは英語の他にフランス語が公用語として使われているので、このようなセレクト画面が出てくるようになっています)。
言語を選ぶと、「Purchase」購入金額が合っているか尋ねられます。表示金額で合っているならば「Ok」を押します。たまに間違っている時があるので、毎回しっかりと確認してください。
もし間違っていたら、店員さんに間違っている旨を伝えてください。最初からやり直してくれます。
次の画面に移ると今度は「Enter pin」と出ます。これは暗証番号です。打ち込んだら「Ok」を押します。
そうすると「Processing.Do not remove card」(支払いの処理をしているところのなのでお待ちください)という画面が出てくるので、処理が終わるまでそのまま待ちます。
支払いが無事に終わると「Approved. Remove card」と出るので、カードを差し込んでいる場合は引き抜いてください。そして、レシートをもらって終わりです。
もし支払いができていなければ、画面には「Disapprove」と出るので、店員の方を呼んでください。
クレジットカードでの支払いは、店舗によって違いはあるかもしれません。しかし、画面に出てくることはほとんど同じなので、流れだけ覚えておけば簡単にできると思います。
デビットカード
日本ではあまり使われていないデビットカードもカナダでは多くの人が利用しています。
デビットカードで支払うとその瞬間に銀行からお金が落ちるので、銀行口座に残高がないと使うことができません。そのため、使いすぎや未払いを防げるので便利です。
特にカナダで銀行口座を作ると、大体のキャッシュカードにはデビット機能がついていて便利なので、使ってみることをおすすめします。
支払い方法は、クレジットカードと大体同じです。チップが付いてるかどうか確認して、同じ要領でスライドさせるか差し込むかします。次に、金額を確認してOKします。
この後、引き落とし口座について聞かれます。「Chaquing Account(普通預金のように使う為の口座)」か「Saving Account(定期預金のような貯金する為の口座)」かを聞かれます。
どちらかのボタンを押すと、クレジットカードのように「Enter pin」と出るので、暗証番号を入力してレシートをもらって終わりです。
また、カードをかざすだけで支払うこともできます。カナダでデビットカードを作ると、下の写真のようなサインがあります。
同じサインがデビットカード支払いの端末にもあれば、タッチするだけで支払うことができます。
まとめ
最初はコインの見分け方が分からなくても、クレジットカードでの支払いに戸惑っても、お店の人も混んでいなければ優しく教えてくれるので焦らなくて大丈夫です。
ぜひ、海外でショッピングや食事を楽しんでください!
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