海外での初めての部屋探しは不安がいっぱい。中でもイタリアの不動産事情は厄介で、思いもよらぬ事態が訪れる場合もあります。
イタリアでは日本で言うマンションのことをアパートと呼んでいます。私も住んでいたミラノは都会なので、交通の便や利便性を考えるとアパートを借りるのが一般的です。
では、アパート選びのポイントや、私が体験した部屋探し、実際に住んでみて困ったことなどをご紹介します。
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ミラノのアパートの間取りと家賃
古い建物の方が雰囲気がある
1980年代以前のアパートは部屋やバスルームが広く、天井も高いので贅沢感たっぷりです。玄関から通路があって各部屋に分かれる、昔ながらの間取りが多いです。
近年のアパートはモダンな間取りも多く設備面もちゃんとしているので、住み心地は良いでしょう。しかし、昔ながらの古い部屋で雰囲気を味わうのも悪くないです。
便利な家具付きは入居時の確認が必須
ミラノには家具付きアパートも多く、海外からの移住者には好都合です。大体はキッチン用具も一式揃っています。引越し後、すぐに生活が始められるので助かります。
ただし、契約書の調度品リストの確認は怠らないよう要注意です。引き払いの際、食器の数が足りないとか、元々ヒビが入っていたのに支払い請求をされるなど、トラブルになることもあります。
サラリーマンにとっても高い家賃
正直、ミラノの家賃の相場は高いです。現地の平均的な給料から考えてもちょっと高めです。
イタリアならどこも高いわけではありませんが、もしミラノに住むならそれなりに資金準備は必要になります。
ちなみに、手軽な1Kのようなアパートはほとんどないので、多くの若者はシェアをしています。今は日本でも流行っていますが、ミラノでは昔から当たり前のライフスタイルです。
一人暮らしなら現地の友だちを作る良いチャンスにもなるので、シェアルームから始めるのも手です。
ミラノでのアパートの探し方は?3軒に住んだ私の部屋探し
私は7年間のミラノ滞在中に3度アパートを替えました。どのように探したのか、順を追ってご説明します。
1軒目:不動産屋で探す
初めは何も知らずに現地にたどり着いたので、イタリア語に堪能な知人に同行してもらい、不動産屋との交渉をお願いしました。
業者であっても油断できません。騙されないよう、人に頼んででも契約書をきっちり読むことが重要です。
2軒目:ネットサイトで見つける
生活に慣れてくると賢い部屋探しができるようになります。つまり、不動産屋の手数料を省き、家主から直接借りる方法を選べるということです。
サイトにはお得な情報が随時掲載されますが、毎日チェックしないとすぐになくなります。
ただし、直接交渉となると必要なのが語学力。ある程度イタリア語に堪能でないと、言葉巧みに騙される可能性があるので要注意です。
親切そうな大家に騙された例
友人の話ですが、家主がフレンドリーに話を弾ませて設備面の説明をあまりせず、どうせ古い家だから敷金も別にいらないと言われ喜んで入居しました。
ところが、洗濯機の配管から水が漏れていたのですぐに連絡すると、設備面は入居者が直すと内見の時、話したでしょう?イタリア語分らなかった?敷金がいらないから当たり前でしょうと言われたのです。
これは一例ですが、その他にもいろいろな驚く話を耳にします。
メリットがある分、リスクも
内見の際、イタリア人が側にいるだけでも効果は大です。誰かに頼んで同席してもらうと助けになるでしょう。
不動産屋を介さずに安くなるのは大きなメリットですが、その分リスクはあります。敷金返金の際、器物破損の申し立てなどをめぐるトラブルが多いのも確かです。
3軒目:知人に借りる
ここに引っ越したのは人脈もかなり増えた頃で、知人が持っていたアパートを好条件かつ格安で借りることができました。ミラノでは何をおいても人脈が一番有効です。
ミラノで私が住んだ3つのアパートの難点。立地と環境は大事!
1軒目:トラムの騒音がひどい
最初のアパートは閑静な住宅地にあり、地下鉄の駅が近い好立地でした。
中心街まで地下鉄で10分程度と利便性は良かったものの、残念なことが一つ。住み始めてすぐに分かったのですが、トラム(路面電車)の騒音がすごかったのです!
ミラノの中心街のアパートは1階がほぼ商店になっているので、住居階は2階からとなります。
私の部屋は最下階の2階、路面側でした。しかも、トラムはアパートのすぐ側を通るので、相当な騒音が毎日続きます。夜中は2時頃まで、朝方は6時には運行開始です。
住んでみないと分からない
内見はしたのですが、初めてのミラノ、トラムの騒音がここまですごいとは知らずに借りることにしました。まさに、住んでみないと分からない実態です。
2、3ヶ月は眠れない日々が続いたものの、慣れるとそのトラム音と共に安眠できるようになったから不思議です。
2軒目:エレベーターが常に故障中
ここも大通りに面した車の通りが激しい場所でしたが、わりと新しい建物だったので、防音窓が備え付けられていました。前回の経験から一番気にしていた騒音が少ないことをチェックし、決めました。
見晴らしの良い最上階を借りたのですが、今度はエレベーターがしょっちゅう壊れ、散々な目に。その都度住人が管理人に訴えますが、対応の遅さもピカイチです。
運動不足解消になるとはいえ、11階はキツかったです。建物全体の設備面も要チェックです。
3軒目:毎朝漂うパンの発酵臭
内装も外観も趣きがあって素敵。やっと理想のアパート暮らしができる!と思ったのですが、ここにも落とし穴が待ち受けていました。
アパートの1階はパン屋さん。毎朝出来立てのパンが食べられるとワクワクしていました。しかし、毎朝5時前から始まるパンの醗酵準備にまさかの苦悩の日々が始まります。
古い建物なので配管設備が老朽化しており、醗酵臭が風呂場のパイプを通って上がってくるのです。
美味しいパンの焼ける匂いで目が覚めるならまだしも、醗酵臭で毎朝6時に起こされる。そんな事態は完全に想定外でした。
知人のアパートを安く借りられたのは良かったのですが、逆に知人だからこそクレームも言えず我慢するハメに。
どこも一長一短ありますね。
イタリアでのアパート探しのカギは大家さん
どの国でも同じかもしれませんが、アパート探しで一番の要となるのは大家さんです。
当たりなら本当によく面倒を見てくれます。慣れない環境で何か困っていないかと様子を伺いに来てくれたり、お裾分けをいただいたりすることも。
私の場合も1軒目の大家さんは大当たりで、料理まで教えてくれました。
退居時に態度が豹変
2軒目の大家さんは典型的なおしゃべり好きで、会う度に立ち話が長いのが難点でした。しかも、フレンドリーなのは上辺だけで、引っ越したいと伝えた途端、ひどい変貌ぶり。
物が壊れているとか、日本人は家具の使い方を知らないとまで言われ、難くせをつけて敷金返金どころか追加料金を請求されました。
実はこれ、イタリアでよくあるケースです。残念ながら大家さんは選べないので、これは賭けのようなものですね。
まとめ~部屋探しで決まる海外生活のクオリティ
海外暮らしは一筋縄ではいきません。部屋を探し、入居するまでひと苦労です。そして、入居してからもいろいろなトラブルがあります。しかし、泣き寝入りせず管理人や大家にきちんと訴える勇気も必要です。
せっかくの海外生活も、部屋の住み心地が悪いと楽しめません。快適に暮らせるか否かは部屋探しで決まるとも言えます。
部屋の中が気に入るかどうかだけでなく周りの環境もよく考慮して、快適なアパートを見つけてください。
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