海外で働くことを目指している大学生が今日からできる3つのこと
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台湾在住2年目のDAISUKEと申します。私は20代後半ですが、実は日本で働いた経験が8ヶ月しかありません。その8ヶ月以外は海外で仕事をしており、台湾に来る前はインドで働いていました。
私の時代も仕事を辞めると言ったら「石の上にも三年だろ!甘えてんじゃねぇ!」と周囲から猛反対を食らいました。そのため、私は完璧アウトローの道を歩いています。
そんな私個人の目線から、将来海外で働くことを目指している大学生に対するアドバイスを送りたいと思います。
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海外で働くために英語力を身につけよう
率直にお伝えすると、外国人とコミュニケーションを取る上で英語は間違いなく重要な言語です。勉強して損をすることはないと思います。
あなたが目指している英語のレベルはどれぐらいでしょうか。日常会話ができれば良いですか?それとも仕事で使えるレベルでしょうか?まずそれを決めましょう。
私が英語の勉強を始めたのは大学時代
私自身、大学に入学する前は、小学校から高校まで野球ばっかりしてきた人間です。公立高校に入学できたのも、野球推薦があったからです。
ちなみに、高校時代に受けたセンター試験の結果は学年で下から2番目でした。本当に勉強しませんでした。今思えば「あほか!」と当時の自分に言ってやりたいものです。
そんな私が入学した大学は、全国でもトップクラスに外国人留学生が多い大学でした。受験入学ではなく指定校推薦で入学しました。
その大学に入学しようと思ったきっかけは当時の英語科の先生でした。実は、大学でも野球を続けるかどうか迷っていたんですね。そんな時、その先生からオープンキャンパスに参加することを進められて試しに行ってみたんです。
参加してみてびっくりしました。外国人の数と、聞こえてくる言語の数が多すぎて、「この場所にはパスポートが必要なんじゃないか」と思ったぐらいです。
少数者のみにチャンスが与えられる交換留学
そして入学したのですが、すぐに痛感します。「自分は本当に勉強してこなかった」ということを。
その大学には、卒業までに日本人学生の4割しか体験できない交換留学制度というものがありました。交換留学というのは、協定を結んだ大学同士が相互に留学生を派遣し、受け入れる制度のことです。
条件も厳しく、GPA(成績評価)、TOEFLスコア、学習計画書、志望動機書等の書類が必要になります。そして、学内選考で交換留学内定者が決まります。
簡単に言うと、このシステムは「海外に英語を学びに行く」のではなく「英語で専門分野を学びに行く」ためのものということです。
交換留学を目標に英語をレベルアップ
なお、留学先の選択肢は英語圏だけではなく、各大学が求めるGPA及びTOEFLの点数を満たしていれば英語圏以外にも応募することができます。基本的に現地での授業は全て英語になりますが、一部の大学では現地の言語で開講されているため、その言語能力証明が必要となります。
私はこの交換留学生に選ばれることを入学の時点で目標の一つとして掲げていました。しかし、その当時のTOEFLスコアでは最低80点上げる必要がありました。
そこで私は高校時代に使っていた英語教材を引っ張り出し、勉強を始めます。文法、単語、リスニング、リーディングを日ごとにコツコツと勉強しました。
何度もTOEFLに挑戦し、1年かかりましたが、必要とされる点数をクリアします。結果的に100点上げることができました。
英語ができれば可能性が広がる
その後、半年間、台湾の淡江大学(台湾で言う立教大学)に交換留学することができました。留学時代は毎日が刺激的で、勉強することが楽しかったです。
この経験から、大学時代に英語を勉強することをみなさんにも勧めるのです。英語を勉強することによって視野を広げることができ、日本で働きたくないなら海外で働くという選択肢を考えることもできます。
私の場合は、留学先での授業は全て英語でしたが、外国人留学生のために開講されていた中国語クラスに参加して中国語も勉強しました。
海外で働くために専門知識を身につけよう
海外で働くことを希望する人にとって最初に大事なのは語学ですが、言葉ができることは基本的なことだと考えて頂きたいと思います。なぜなら、言葉はコミュニケーションのツールにしか過ぎないからです。
英語を勉強するだけでなく、大学時代に何か1つ専門知識を身につけることを勧めます。例えば、将来商社マンになりたい人。総合商社の基本ビジネスは「貿易」と「事業投資」です。貿易に関する知識はお持ちですか?
もちろん、在学中に将来自分は何がしたいのか分からない人もたくさんいらっしゃると思います。実際、私自身も自分がしたい仕事などあまり深く考えてはいませんでした。就活の時期が来て「まぁ、この業界かなぁ」と考えていた程度です。
英語と専門知識があれば海外で勝負できる
しかし、もうすでにご存知の方も多いと思いますが、海外では「英語」+「何らかの専門知識」を求められることが多いです。逆に言ってしまえば、英語レベルが高い人は専門知識を身につければ海外就職を視野に入れやすいと思います。
私がインドで出会った友人は中卒で、仕事を探そうにも日本社会は厳しく門前払いとなり、結果、寿司職人として働いていたのですが、英語を勉強したくなりニュージーランドへ語学留学しました。
現地の寿司レストランでアルバイトをしながら英語を勉強し、今はカンボジアの5つ星ホテルで日本ではあり得ないくらいの収入を得ています。彼が言うには「英語を勉強しておいてよかった」ということです。
これは、すでに持っていた「専門知識」に「英語」の付加価値が加わった良い例だと思います。
海外で働くために本を読もう
いろいろな人の本を読みましょう。本はその著者の知識と経験の結晶です。アルバイトや飲み会、勉強で忙しいとは思いますが、寝る前の30分でもいいです。ちなみに私は司馬遼太郎にはまり、「龍馬がゆく」と「坂の上の雲」をのめり込むように読んでいました。
好きなジャンルから少しずつ読み始めるのもいいかもしれません。SNSを見るよりも、本を読んではいかがでしょうか。
まとめ~まずは自分が本当にやりたいことを見つけよう
海外就職を目指すことは、キャリア形成の点でも非常に有意義なことだと思います。まずは、ゆっくりで良いので自分の心と向き合ってはいかがでしょうか。本当に自分が好きなこと、したいことは何なのか、じっくり考える時間を持ってみるのも良いと思います。
したいことがない人は探しましょう。今はネットで何でも調べることができます。情報収集を進めていけば、「これだ!」と思う時が必ず来ます。
さて、最後に一つ質問です。
「もし、この世にお金が存在しなかったら、あなたは何をして生きていきたいですか?」
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