英語の勉強は授業数は多ければいい訳じゃない!英語留学の最適なマンツーマンのコマ数とは

フィリピン 留学

小学生から英語が必修化・教科化される予定です。中学受験でも英語入試を行う学校が増えてきました。また、2020年の大学入試から英語は「話す」「書く」も含めた4技能が試される予定です。

英語力を伸ばすため、日本でも英会話教室や留学をする人は一定数います。未成年から子供を海外留学させる家庭はまだ、そこまでメジャーではないですが、アジア圏に位置するフィリピンは、講師の質・値段・治安などの面から高い評価があります。

グループ授業がメインとなる欧米留学と比較してマンツーマン授業が主となり、授業形態は大きく異なります。

マンツーマン授業がメインであれば必然的に英語を話す機会は増え、スピーキング力を伸ばすことができます。では、どれくらいのペースでマンツーマン授業を受講するのがベターでしょうか?今回はそんな質問に答えていきたいと思います。

フィリピン留学はマンツーマン授業がメイン

アクティビティ

フィリピン留学では、自分に合ったマンツーマンのコマ数を選択できます。一日に最低4コマから最大でなんと8コマまで選択できるという語学学校まであります。

金額だけ比較すると、一ヶ月あたり5,000円~10,000円の追加料金のみでマンツーマン授業が1コマ多いコース料金となります。(語学学校により差額が異なります。)

マンツーマン授業は文字通り、講師1人に対し生徒1人で行う授業のことです。日本でメインとして行っているグループ授業と異なりクラスメートは居ません。

講師はあなたのためだけに授業を展開してくれます。あなたのレベルに合ったスピード・単語を使って話してくれます。

グループ授業では、もし他に自分よりレベルの高い生徒が居た場合、講師はあなたに合わせて授業をしてくれるでしょう。しかし、申し訳ないという感情が生まれるかもしれません。

反対にレベルの高い生徒は授業内容を物足りないと感じるかもしれません。

学習

マンツーマン授業では、すぐ目の前に講師がいる中で授業を受けるため、必然的に集中できる空間です。分からない問題があったり、講師の言っていることが理解できなくても、他の生徒に気を遣う必要がないため、人気は高いです。

また、ほとんどの語学学校では生徒のレベルに合わせてテキストが準備されています。

Speaking, Listening, Reading, Writingの全ての技能において別々のテキストが用意され、1コマ目はSpeaking、2コマ目はReadingという具合で生徒が主体になって決めます。

1コマ50分のマンツーマン授業は基本的に生徒が学びたい内容を講師に伝え、展開されるというものです。

  • 発音に特化したい
  • 法について学びたい

興味のあるトピックについて講師と討論したいなど、授業の初日に希望を伝えます。翌日には講師がその希望に沿った授業内容を考え、1ヶ月間その内容について学んでいきます。

予算に合わせてマンツーマン授業数を決める

当たり前ですが、マンツーマンのコマ数が多ければ多いほど、費用も高くなります。

ゆったりと、自分の時間も大切にしながら勉強したい方。英語初心者で、予習・復習に充分な時間が必要な方。長期留学を計画中の方……そんな方々は、無理なく始められる1日4コマのマンツーマン授業で留学をスタートさせてみると良いと思います。

物足りなければ後からお金を払い、授業数を増やすことは可能です。反対に、コマ数が多すぎて減らしたとしても返金がされないケースがほとんどです。

おおよその相場は、1日4コマのマンツーマン授業で1ヶ月あたり130,000円前後(食費・寮費込、4人部屋の場合)、対して1日8コマのマンツーマン授業は155,000円前後(食費・寮費込、4人部屋の場合)です。

お金

日本の感覚で考えると、1ヶ月あたり2~3万円の差異でマンツーマンのコマ数が4コマ追加できるのはお得です。いえ、破格すぎます。しかしながら、少しでも安く留学をしたいという方が一定数いるのも事実です。

コマ数を減らして多人数で部屋を割り、留学の経験を積む人もいます。1円でも安く留学をするため、いろんな留学エージェントに見積もり依頼をお願いする人もたくさんいます。

予算にあった留学をするために、学校や部屋タイプばかりでなく、マンツーマンのコマ数も視野に入れてみましょう。

自分の英語力に合わせてマンツーマン授業数を決める

よくありがちなのが、英語初心者がマンツーマン授業を最大コマ数取り、途中で挫折するケースです。気合いを入れて渡航し、1日最大8コマのマンツーマン授業を受けて完全燃焼してしまうものです。

このようなパターンは、マンツーマンの授業を取れば取るほど英語力も伸びるだろうと考えている方に多いです。

確かに一理あります。自主的に英語の勉強をする習慣のない人は、授業の中で半強制的に勉強する環境を与えられた方が、英語に触れる時間が増えます。使った分だけ英語を自分の物にできるでしょう。

しかし、英語は1日2日で伸びを実感できるものではありません。確かに躍起になって勉強をし、そのモチベーションが卒業まで続いている生徒はいます。

特に短期留学の生徒は限られた時間の中で、自分の目標に向かって勉強に集中している場合が多いです。

学校

ただ初心者の場合、英語で展開される授業を理解するまでに多くのエネルギーを必要とします。思うように英語力が向上しないことが重なり、初めにエンジンをかけ過ぎて最後まで持たないケースがあります。

多くの語学学校では専用のテキストが準備されます。もちろん全て英語表記です。初心者の方は、予習・復習に長い時間を要します。フリー時間がなくなるほど日中に授業を詰め込んでしまうと、パンクするでしょう。

ほとんどの学校は朝8時から授業が始まり、夕方17時頃まで授業があります。コマ数が少ない人はこの間にフリー時間が多く持てるため、自己学習に当てたり、他生徒とコミュニケーションを取ったり、休む時間にすることができます。

最近では定年後にご夫婦で留学をしに来る方もチラホラ見かけます。留学生活中であってもスローライフを楽しみたい方や、留学が初めての方は、余裕のあるスケジュールを組むようにしましょう。

留学の目的に合わせてマンツーマン授業数を決める

とにかくスピーキング力を伸ばしたいのであれば、マンツーマン授業は大きな成果を残してくれます。

日本にいれば、意識しないと英語を話さない環境ばかりです。しかし当たり前ながら、フィリピン留学では講師に日本語は通じません。質問するのも、答えを聞くのも全て英語です。

個人差はあれ、強制的に英語漬けの環境に身を置けば、英語力の向上に疑いはありません

テキスト

一方で、TOEICやIELTSなど試験対策のために留学をするのであれば、きちんとした復習の時間を確保する必要があります。授業でたくさんのインプットをしたとしても、復習をしなければ全て水の泡です。

バランスのとれた勉強時間を構築するため、多くてもマンツーマン授業は6コマ以内にするのが無難です。

ちなみに多くの語学学校ではテスト対策コースが設けられています。そのほとんどが4コマのマンツーマン授業、プラスグループクラス(1~2コマ)です。

ある程度、日本でテスト対策の勉強をしている方はマンツーマン授業を多く持ってもいいと思いますが、復習時間を確保できる範囲にしましょう。

まとめ

気合いを入れてマンツーマン授業数をフルでとって入学する方もいますが、だからと言って成功する訳ではありません。途中でエネルギー切れになる方もいます。

コマ数を減らしても渡航前に支払ったお金が戻ってくることはありませんので、事前に留学生活をイメージしながらコース・コマ数を決めましょう。

英会話が楽しくなってくると、マンツーマン授業を何コマ持っていてもストレスを感じなくなります。使った分だけ比例して英語が身に付いていくと言っても過言ではありません。

格安料金でたくさんのマンツーマン授業を受けられるフィリピン留学は、とっても魅力的です。しかし、1日にマンツーマン授業をたくさん受けたからと言って、必ずしも満足のいく留学、成功する留学に結びつくものではありません。

あなたの目的や予算、イメージしている留学生活を加味して、適切なコマ数を取るようにして下さい。

海外求人

あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)

フィリピンで働くには? フィリピンで就職・転職したい日本人向けの仕事と求人の探し方

【フィリピン求人】未経験からでもフィリピンを狙える転職サイトまとめ【厳選】

あわせて読みたい

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

Twitter で