私がアメリカに滞在して合計7年になります。会社での担当業務は総務、人事、経理、経営企画などの管理部門で、基本的には内勤になります。出張はほとんどなく、あったとしても半年に1、2回程度です。
日本で働いていた時は、業務時間後もお付き合い残業や飲み会が多くありましたが、今はほとんどなく、家で充実した時間を過ごしています。
では、日本の会社とどれだけ違うのか、アメリカの会社で働く一日のタイムスケジュールを簡単にご紹介します。
【海外求人をチェックしたい方はこちら】
- リクルートエージェント(未経験から幅広く求人を探す)
- LHH転職エージェント(全世界から幅広く求人を探す)
- JAC Recruitment(海外勤務・外資系を狙う年収600万円以上の方向け)
アメリカで働く一日:起床~出社
6:00 起床
朝は早めに起き、のんびりするタイプです。朝ごはんは食べず、コーヒーを淹れて飲みます。
シャワーを浴びた後は、メールのチェック、テレビやインターネットのニュースを見て、その日にすべきことを何となくイメージ。
服装もオフィスカジュアルのシャツにチノパンなので、スーツのように着替えに時間はかかりません。ネクタイも日本とは違って、VIPの方がいらっしゃる時くらいしか着用することはありません。
7:30 出発
車で通勤しています。7時半に家を出ると渋滞はすでに始まっています。会社まで高速道路を利用するのですが、渋滞を含めて約30分程度のドライブになります。
ラジオを聞きながらのんびり運転します。クリスマスが近づくと、ラジオから流れる音楽もクリスマスソング一色になり、ホリデーシーズンを一層盛り上げてくれます。
8:00 オフィス到着
早い時間のオフィスでも、アメリカ人は結構仕事に没頭しています。アメリカ人は朝は早く出社する傾向があり、7時前後に出社している人も多いです。
渋滞を避けたいということもあり、仕事を16時など早めに切り上げて家族と一緒に過ごす時間を大切にしているアメリカ人が多いと感じます。このあたりは日本とだいぶ違うところでしょう。
アメリカで働く一日:午前の仕事~昼食
8:15 メールチェック、経理処理
事務所には共用のコーヒーメーカーがあります。最初に席についた人がコーヒーを淹れる暗黙のルールがあるのですが、だいたい最初に着くのはアメリカ人なので、私は出来立てのコーヒーをいただいて仕事を開始します。
朝一番は日本からのメールの確認や、銀行残高の確認、支払い伝票の承認など事務作業に費やします。契約書の確認など法務的な業務も行います。
頭がクリアな午前中に数字の確認や事務処理をすると効率がいいです。また、家から会社に着くまでに思いついたことも午前中に処理してしまうと1日が効率よく進みます。
12:00 昼食
お昼は、事務所から車で10分程度の小さなショッピングモールにあるレストランに行くことが多いです。事務所はダウンタンから少し離れた場所にあるため、このショッピングモールも地元の人しか行かないようなスポットです。
地元密着型なので、おしゃれなお店はありません。多国籍国家のアメリカだけありアジア料理は充実していて、中華料理屋やベトナム料理屋が多いです。
ランチは10ドル(約1,140円)程度+チップなので、日本のランチより高いかもしれません。ボリュームも日本のランチ定食の2倍程度はあるでしょうか。最初は全部食べるのに抵抗がありましたが、今では簡単に食べてしまいます。
なお、お昼代をセーブするためにお弁当を持参している人もいます。
※1アメリカドル=約114円
アメリカで働く一日:午後の仕事~終業
13:00 デスクワーク
お昼から戻ってくると、主にデスクワークを行います。日本向けの報告資料作成がメインになります。英語資料を日本語に訳す他、損益管理の数値報告資料の作成、固定資産購入のための稟議書作成など多岐に渡ります。
現地のアメリカ人でできることは極力ローカル社員に任せますが、日本語を使わないといけない資料については私が1人で作成することになります。
日本企業が真のグローバル化を目指すのであれば、資料の受け入れ先の本社がまずグローバル化されることが第一の優先事項かもしれません。
17:00 日本とのやりとり
時差の関係で、日本とのやりとりが開始されるのは夕方になります。メールでのやりとりがほとんどですが、どうしても電話やテレビ会議で話さないとニュアンスが伝わらない場合もあるので、伝達手段は臨機応変に対応しています。
日本企業は、細かい依頼事項が多い傾向にあります。ここで普段から気をつけていることは、アメリカでは必要ないということを理由に断ることばかりはしないことです。
理不尽に思える依頼もありますが、そこは横柄な態度を取らず、誠意を持って対応することが重要になります。
18:00 日本向け資料の修正
打ち合わせの内容を反映させ、資料の修正を行います。時間がかかる場合もあれば、修正箇所が少なく早く家に帰ることもあります。
決算期などになると時間との戦いになるので、夜の勤務時間が長くなる傾向にあります。また、現地向けの仕事も、大規模プロジェクトの直前になると契約書の確認や資金調達の準備などで夜遅くなることがあります。
しかし、日本のように深夜まで働くということはほとんどありません。
アメリカで働く一日:退社~就寝
20:00 退社
この時間になると、事務所に残っている従業員はほとんどいません。だいたい私が鍵閉め当番になっています。帰り道は、夜なので高速道路も渋滞がなく、15〜20分程度で家に着きます。
アメリカでは車通勤の人がほとんどなので、日本のように皆で仕事帰りに一杯飲みに行ったりすることはまずありません。あるとすれば、クリスマスパーティーや出張者が日本から来た時の会食など、あらかじめ予定がわかっているものになります。
20:30 夕食
先に述べたように外での会食はほとんどないので、家族と一緒に食事することが多いです。家族とコミュニケーションを取る時間が日本に比べて格段に増えました。
食事をしながら子供の学校の話を聞いたり、勉強やスポーツの話をしたりします。食後も皆でテレビを見たり雑談したりするなど、ホッとした時間を過ごすことができます。
22:00 就寝
寝る時間は、疲れ具合によって早い時もあれば、家に仕事を持ち帰って遅くまで起きていることもあります。
アメリカは朝が早いので、基本的には早く寝て睡眠時間を多く取ることを意識しています。睡眠時間が少ないと仕事にも集中できないので、睡眠時間をきちんと取ることは大切なことだと思います。
また、健康にも影響を与えるので、質の良い睡眠を心がけています。
まとめ~充実した生活がかなうアメリカ
1日のスケジュールを簡単に紹介しましたが、日本で働いていた頃と比べると自分の時間が多く取れていると思います。また、日本のように1〜2時間かけて通勤するという話はあまり聞かないので、アメリカ人の生活スタイルに余裕を感じます。
出勤時間、退社時間も各人に任せられているため、各々の生活スタイルに合わせて仕事のスケジュールが組めます。
私のスケジュールを参考に、皆さんがアメリカで働くイメージが少しでも具体的になれば幸いです。
- リクルートエージェント(未経験から幅広く求人を探す)
- LHH転職エージェント(全世界から幅広く求人を探す)
- JAC Recruitment(海外勤務・外資系を狙う年収600万円以上の方向け)
海外求人
あなたの挑戦を待っている!あこがれの海外企業へ就職しよう(海外求人)
【アメリカ求人】アメリカ就職を未経験からでもねらえる!転職エージェントまとめ
アメリカで働くには?アメリカで就職・転職をしたい日本人が転職前に知っておきたい11のこと
あわせて読みたい