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海外のシェアハウスとは?カナダで私が住むシェアハウスとその生活を紹介します

海外の町

私は今、カナダのトロントにあるシェアハウスで暮らしています。日本では実家暮らしでした。

前にいたニュージーランドを含めて海外生活も4年を超え、学校や仕事を除いてはシェアハウスが生活の中心です。私にとってシェアハウスは、もはや日本の実家と同じ「家」です。

日本の都市でも増えてきているシェアハウスですが、海外のシェアハウスに住む人はどんな風に暮らしているのでしょうか。家賃や日常生活のルールなどをご紹介します。

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目次

シェアハウスって何?

夕焼けの町

シェアハウスとは、見ず知らずの他人同士が生活を共にする、共同の「家」のことです。文字通り一軒家であることもあれば、アパートのこともあります。

大きさや間取りも物件によってさまざま、居住パターンもさまざまですが、多くのシェアハウスには居住者それぞれの個室があります。そしてリビング、台所、トイレやシャワーなどを共同で使う場合が多いです。

スーツケースひとつで入居可能

家具は備え付けのところが圧倒的に多く、私がこれまでに住んだシェアハウスもすべて、キッチングッズなどの生活用品はもちろん、各個室のベッドやタンスなどの家具も最初からありました。

そのため、スーツケースひとつで入居できます

共有とはいえ台所など使いたいときに自由に使うことができ、各自が個室を持っているためプライベートも確保できます。

最近は日本でも家具付きなどのアパートが増えてきましたが、ほとんどの場合、すべて自己負担で生活用品をそろえる必要があります。その反面シェアハウスは、生活用品や家具を自分で買いそろえる必要がなく、着いたその日から料理もできます。

面倒な手続き不要でコスパよし

また、電気代やインターネットなどの面倒な契約は家のオーナーがしているところが多く、自分自身での契約や毎月の支払いをする必要はありません。

コスト面から考えても一人暮らしよりメリットが大きいです

カナダで私が住んでいるシェアハウス

シェアハウス

私は今、トロントの中心部からバスで30分ほどのシェアハウスに住んでいます。

静かで便利な立地

トロントの中でも比較的治安が良い地域で、周りにはショッピングセンターや公園、学校などがあります。

夜も静かな上、家のすぐ前に「ストリート・カー」と呼ばれる24時間走行の路面電車が通っているためとても便利です。

女性限定、6人暮らし

3階建ての建物で、1階が語学学校、2階と3階がシェアハウスです。ワンフロアに3部屋ずつ、計6部屋がある女性限定のシェアハウスです。

現在、定員の6人が入居していて、私を含め日本人3人、スペイン人1人、フランス人1人、アルメニア人1人。20代から30代前半のメンバーが一緒に暮らしています。

それぞれに個室があり、リビング、台所、トイレとシャワーを共同で使っています。各個室には鍵がついています。

キッチン

高めの家賃でも快適

家賃は1カ月850ドル(約72,250円)。トロントのシェアハウスでは月650~750ドル(約55,250~63,750円)くらいが多く、私が借りている部屋は平均的な家賃よりも少し高めです。

しかし部屋は広く、10畳以上の部屋を1人で使用。収納スペースも十分すぎるくらいあります。家賃は電気代やインターネット代も込みのため、追加料金が発生することはありません

また、台所などの共有部分は定期的に専門の掃除スタッフが来るため、自分の部屋以外を掃除する必要はありません。

家賃は各個人で毎月1回、オーナーの銀行口座に振り込むか現金で渡します。

※1カナダドル=約85円(2018年12月)

ベッドルーム

家の中に共有の屋根が付いているテラスもあり、時間があるときはそこでコーヒーを飲みながらリラックスしています。

テラス

シェアハウスにはルールがある

部屋

快適に暮らすための決まり事

他人同士がプライベートを保ちながらも快適に暮らすため、各シェアハウスではさまざまなルールが決められています。

私のシェアハウスにはリーダーはいませんが、特に多くの人が暮らしているシェアハウスではリーダー的な存在の人がいるところが多いです。

私が暮らしているシェアハウスでは、

  • 女性限定のため男性の訪問者は禁止
  • 訪問者は午後10時までに帰らなければいけない
  • 友人などの宿泊は禁止
  • 共同スペースを使った後はきれいにする
  • 午後10時以降は静かにする
  • 音が響くため、午後10時以降の洗濯と乾燥機の使用は禁止

などのルールがあります。このルールは家のオーナーが独自に決めたもので、契約する前に伝えられました。

共通言語は英語

これ以外にも、私が住んでいるシェアハウスでは居住者全員が外国からの留学生やワーキング・ホリデーなどの一時的なビザでの滞在者のため、コミュニケーションの手段は英語と決まっています

私も含めたシェアメイト全員が現地で英語を学んでおり、いつも英語で話しています。

シェアハウスでトラブルはないの?

街並み

過去にもほかのシェアハウスで暮らしていましたが、けんかになるような大きなもめごとが起こったことはありません。

育ってきた環境や文化の違い、また英語での意思疎通による勘違いを防ぐため、トラブルが起こる前に話し合うことが多いです。

特に日本人の多くはきれい好きで、汚したらすぐに掃除をする人が多いですが、外国人から見れば私たちの行動は行きすぎだということもあります。

また、夜静かにするというルールがあっても、早く寝る人もいれば遅く寝る人もいます。小さな物音にも敏感な人は、シェアメイトが帰ってくるたびに起きてしまうということもあります。

シェアハウスで暮らすメリットとデメリット

風景

私自身の経験から、海外のシェアハウスで暮らすことの長所と短所を挙げてみます。

メリット

  • 外国人の友人ができる
  • 家の中で常に話し相手がいる
  • 異なる文化や価値観を実際の生活の中で体験できる
  • 現地の生活により溶け込みやすくなる
  • 外国人とのシェアの場合、英語を使う機会が増えて英語力が伸びる
  • ホームシックになりにくい
  • 家賃が節約できる

デメリット

  • 他人と共同生活をするため、ある程度我慢しなければいけないこともある
  • 共同スペースが汚いシェアハウスもある
  • 意見が衝突することもある
  • 生活リズムの違いから、夜に物音などで眠れない場合もある

他人と暮らす以上、もちろん「メリット」も「デメリット」もあります。しかし、長い人生の中でも「海外での共同生活」はとても貴重な時間です。

まとめ~私にとってかけがえのない住まい

私はシェアハウスでの生活が大好きです。海外にいるという状況に加えて家でも異文化を学べ、価値観や年代の異なる、日本では話したことのないような人と毎日のように話すことができるからです。

家族と離れて1人で日本を出て来たため、当初は寂しい思いをすることや英語が分からず苦労することも多々ありました。

そんなときでも、家に帰ると悩みを聞いてくれるシェアメイトがいつもいるシェアハウスは、私にとってかけがえのない存在です。

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この記事を書いた人

2015年から、ニュージーランドに約3年間住んでました。
現在は、カナダに住んでいます。
旅や留学経験を中心にライターとして、新しい生活を始めました。

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