現在アメリカにて留学生活を送っているmokkaです! さて突然ですが、もしあなたが海外の田舎に移り住むことになったらどうしますか……?海外へ行ったことがない方、または生活したことがない方は全く想像ができないかもしれません。
海外での生活経験がある方でも、田舎暮らしにおける必要最低限の準備についてはご存じないかもしれません。
……ということで今回は、私が住んでいるアメリカの田舎について
- どんなところか
- 都会との違い
- お金についてどうするべきか
を集中的にご紹介したいと思います!
なぜこの3つのトピックを選んだかというと、みなさんにアメリカの田舎がどのような場所かをイメージしていただくためと、私がアメリカに来てから一番苦労した面が「イメージの違い」や「お金」についてだったからです!
アメリカに関する記事のみになりますが、他国でこれから同じような生活を考えている方もぜひ参考にして頂ければ幸いです。
アメリカの田舎ってどんなところ?
どのくらい田舎なのか?
まずは私が住んでいる田舎について簡単にご紹介します。大都会シカゴから車で約5時間、都会と呼べる少し大きな町まで約2時間というところです。
30分圏内の場所には、大学都市ということで広大な面積を持つ大学のキャンパスをメインに、周りには大型スーパー、ファストフードレストラン、ボウリング場といった施設などがあります。 こう聞くと「想像よりも便利じゃない!」と思われたかもしれません。
ところがアメリカの田舎は、一つ一つの土地・道路の幅がとても大きいのです!そのため、私が住んでいる大学付近から商業施設までは、歩いてだいたい往復40分かかります。
小さなコンビニまでは往復20分ほどです。
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移動手段は車
バスや電車なども通っておらず、つまり移動手段がほぼ車主体となっており、車なしではどこへ行くのも一苦労です。 私は国際免許を持っていないので、移動は友達の車か徒歩でしなければなりません。できれば車がほしいところです……。
私が住んでいるところは自然が多く、住宅街のすぐ目の前が森林であったり、庭の先に湖や池があったりする家庭もあります。5分ほど車で行ったところには巨大なトウモロコシ畑や牧場があり、のどかで豊かな風景が目と鼻の先です。
野生の動物と出会う
また、普段の生活の中で野生の動物と出会うことができます!私の近所には、シカやウサギ、リス、タヌキ、アライグマなども生息しており、家の前で小ジカに遭遇した時には少し驚きました!このように自然との距離が近いのは田舎の大きな魅力ではないでしょうか。
田舎と都会はどう違う?キーワードは「日本人の数」
では、都会はどのような感じなのでしょうか。都会と田舎の違いについてポイントを押さえて比較していきたいと思います。
都会では圧倒的に日本人が多い!
ロサンゼルスやシカゴなどの日本人がとりわけ多い都市では、日本人のコミュニティやリトルトーキョーなど日本人のために作られた小さな街があります。
そこには日本の企業が多く進出し、日本のスーパーがそのままやってきたようなお店や和食レストラン、はたまた居酒屋やラーメン屋など、日本人に嬉しいお店やレストランがとても充実しています。
アメリカでは、こうした小さな日本人の街を「ジャパンタウン」と名付け、観光地として栄えており、移住してきた日本人がアメリカで住みやすくなるような環境が整っているのです。
田舎では日本人がほぼいない!
お察しの通り、田舎に日本人はほとんどいないと思っていいでしょう。私がアメリカに来てから会った日本人は、近くの大学に通う留学生と、少し遠くにある日系の企業に勤めている方数人程度でした。
日系企業が近くにある街では日本人のコミュニティがあるかもしれませんが、私の住んでいる街には離れたところにポツンと日系企業があるだけで、そのようなコミュニティの話を聞いたことがないですし、近くに日系スーパーや日系企業が進出している場所もありません。
家の近くに日本食レストランが2店舗ありますが、どちらも韓国人や中国人系の方がオーナーをしており、期待していた和食とは少し味つけが違うという印象でした。
長い海外生活の中で、食事や生活用品は貴重なものとなっていきますが、田舎での生活では日本の食品や製品を手軽にゲットできないのはとても不便な点です。
どうしても欲しい場合の入手手段としては、アマゾンなどのネットショッピングで買うことがあります。ただし、日本に比べて値段は高めです。
日本人の居住人数がポイント
私たち日本人にとって、これから住んでいく土地に日本人がどれほど住んでいるかはとても大きなポイントです。
日本人が多く住んでいる地域であれば、
- 日本とさほど変わらない生活を送ることができる
- 現地の日本人からその土地における詳しい情報を聞くことができる
- 周りに住むアメリカ人や海外の人たちが日本について理解してくれている
ことが多いからです。
私が田舎で暮らしている中では「日本がアジアということは知っているけど、場所はよくわからない」というアメリカ人の友人や、「アニメの国」というイメージだけ持っている友人もいます。
これから移り住む予定の方は
- 周辺地域に日系企業などの日本に関わりのあるものがあるか
- 日本人のコミュニティが存在するかどうか
これらをできる範囲でしっかりと調べておくことをおすすめします!
無くては困る!お金やカードはどうするべき?
これから生活していく上では必需品となっていくお金の話ですが、もしかするとこれが都会と田舎の大きな違いかもしれません。
今まで述べてきた通り、都会にあって田舎にないものは、金銭面に関しても大きいです。
現金はできるだけ多く持っていくべき!
通常の買い物や食事はvisaのクレジットで決済をしています。
しかし、時々海外発行の(つまり日本の)クレジットカードが使えないお店や、元々カード払いができないお店というのも田舎では少なくありません。
そのため、少しでも多く現金を持っていくことをおすすめします。
実は私自身、アメリカではほぼカードを使って生活できると思い込んでいました。
2万円だけドルに換金して持ってきたのですが、レストランでのチップや友人と食べに行ったときに割り勘をしなければならなかったため、持ってきたすべてのお金をすぐに使い切ることになってしまいました。
これは予想していなかったことで、何か月間かどうにか現金を使わないように工夫をしなければいけなくなり、大変な思いをしました……。
到着したら現地の銀行に口座を作ろう
私の周りの多くの友人は、日本から現金を多めに持っていき、空港で換金してアメリカの銀行で口座を作り保管するという方法を取っていました。
口座の作り方は日本とあまり変わりません。
- 自分の身分を証明するパスポート
- 学生の方はI-20やI-94、会社勤めの方はそれを証明する書類等
を持って銀行に行き手続きします。(ハンコはいりませんよ!)
私は、アメリカに来てから地域で有名な銀行で口座とデビットカードを作り、活用しています。
日本のカードはATMで使えるか
場所によっては、クレジットカードから現金を引き出せるATMや、日本のキャッシュカードを利用できる国際キャッシュカード用のATMがあります。
しかし、なんといってもお店でカードが利用できないということもあるくらいなので、この二つの方法は田舎では使えないと思っておいた方がいいと思います(私が住んでいる地域ではどちらのATMも見たことがないです)。
困ったときの海外送金
日本からアメリカへ大金を持って移動するのが不安だという方は、海外で口座を作り、そこへ海外送金してもらうのも手です。学費などのまとまったお金の振り込みや生活費を仕送りしてもらう時に使うと便利だと思います。
ただ、海外送金は1週間から2週間ほどの時間がかかり、手数料が高めであるということを頭に入れておいてください。
以下のサイトに海外送金についての銀行別の手数料の比較などの詳しい説明が載っているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
海外の田舎という少々コアな話題だとは思いますが、現代のグローバル化が進んだ社会では、いつどこに住むことになるかわかりません。実際に私がそうでした。
実家が東京ということもあり、最初はとても戸惑い、誰を頼ればいいかもわからない未知の世界でしたが、慣れた今では毎日がとっても楽しく、日本に帰ったあとも絶対に帰りたいと思える第二の故郷になること間違いありません!
日本でできる最大限の準備をしっかりとしていくことや、得ることができる情報を頭に入れておくことが、素敵な海外の田舎ライフを送るための成功のカギと言えるでしょう。
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